大学時代の友人に言われてはっとしたことがある。
貯金 .4
カンボジアではビールが一杯$0.5だ。
ついつい飲みすぎてしまう日々が続いてしまう。
仕事を辞めて以来、無給で貯金を切り崩す生活をしている。
このビールも過去の自分の貯金のおかげで飲めるのだと思うと
過去の自分に有難うと言いたくなる。
カンボジアに来る前にとてもとてもお世話になっている
先輩と人生の貯金について話をさせて頂いた。
例えば大学入試の為に浪人時代を頑張ったことや、
部活をしてきたこと等、様々なことのおかげで今現在がある。
過去の貯金で生き永らえている部分が少なからずある。
しかし20代後半になり
またここで大きな貯金を作っておかないと
今後50年戦って行けなくなる。
出来る限り今のうちに大きな将来の財産を蓄えなければならない。
しかし翻って考えると
今こうしてインドやカンボジア等海外で生活が出来たり、
贅沢にも自らの人生の選択肢に悩めるのは誰のおかげであろうか。
誰が貯金を作ってくれたおかげであろうか。
まず第一に親である。
無条件に全てを与えてくれた、親である。
そして日本を作って来た、世界を作って来た先人たちである。
彼らが命をとして、人生をとして、魂をとして築いて来たこの世界が
あるからこそに今こうして様々なことを経験し、悩むことが出来る。
先人たちに作って頂いたこの世界という貯金の恩恵を頂いている。
有難う御座います。
やがて自らも、
万世に対して貯金を作れるような、
次の世代の礎を築けるような、
そんな生涯を歩みたい。
かつろう
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カンボジアの最低賃金と世界の行く末 .3
修業させて頂いているNGOがカンボジアで工房を経営している。
その関係でボスと最低賃金について話をさせて頂いた。
現在カンボジアでは工場の最低賃金を上げる交渉が
労働組合と工場主側で続いている。
現在は$61/月なのだが、組合側は$120を要求、要求を$100まで下げたものの
最低でも$93という要求を未だ提示している。
61→93と約1.5倍に上がる可能性がある。
これは【97年$45、2006年$50、2010年$61】というカンボジアの最低賃金の
推移から見てもかなり大きな上昇に当たる。
ベトナムとも大して最低賃金が変わらなくなってしまうので
例えば新規にカンボジアに生産の投資をすることが合理的な選択でなくなるかもしれない。
となれば今後はミャンマー、さらにはバングラディシュに生産投資が流れることが予測される。
ではさらにミャンマー、バングラデシュの労働賃金があがればどうなるか。
次はアフリカに工場が立ってゆくのではないか。
そのように焼畑的に投資が流れていけば
最終的には結局地産地消的に、その国に必要なものは
その国の工場で生産されるようになるかもしれない。
日本でも所得格差が開き、途上国で生産して持ってくるよりも
自国内で安価な労働力を確保したほうが効率的になると考えられるかもしれない。
その過程で機械化の加速も起こると考えられる。
途上国での安価な労働力に頼った、労働集約的な生産は減少していき
機械化に頼った工場が先進国、途上国ともに増加していくと考えられる。
その際には雇用の消滅が発生すると思われる。
今まで労働集約的に雇っていた労働者が職にあぶれるのだ。
そういった類の仕事が労働賃金の増加に伴ってなくなるのだ。
焼畑的に労働集約的な雇用創出を続けていても
結局は一時的なものになってしまう。
では途上国・先進国ははどうすべきか。
途上国は先進国の投資に併せて技術の移転もすべきだと思う。
安価な労働力を呼び水に、先進国の投資を呼び込む。
そのタイミングで高度な技術も獲得するのだ。
例えば機械のオペレーションだけでなく、機械設備の製造、メンテナンス
生産性向上のノウハウ等を吸収するのだ。
そうすることによって
労働集約的な生産が、最低賃金の上昇によって終わりを迎えたときも
雇用を創出することにつなげられる。
そういった技術を国家が、その国の企業がしっかりと熟達していれば
その職業訓練を行うことで、自国内、また海外で仕事が出来る人材を生み出すことが出来る。
先進国としても現地技術者の方が給与が安くて済むはずなので
コアコンピテンスとなるような技術などを除いては
積極的に現地に移転することでコストの低下を行えるはずである。
また話は変わるが
そのように焼畑的に生産地が変わっていく過程においては
ファブレスという生産方式が有効かもしれない。
ファブレスとは自社で工場を持たずに他社向上に生産を任せる方式だ。
ただし開発などは自社で行う。
自社工場を持たない分固定費を抑えることが出来るが、
その分変動費は高くなるというデメリットもある。
しかし生産拠点が数年で変わるような現代においては
そのたびに設備投資やリサーチ等を行うことを考えれば
ファブレスによって確実に儲けていくという方が
理想的なビジネスモデルなのだと思われる。
機械化とファブレス、この言葉を聞くと
今後もますますキーエンスの利益が促進されそうに感じる。
かつろう
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参考URL
http://nokorkhmer.blogspot.com/2011/08/historical-development-of-minimum-wage_15.html
青年海外協力隊への批判 Vol.2
●●青年海外協力隊への批判●●
青年海外協力隊に行くという話をすると
有難いことに5?6割の人に否定的な意見を行っていただけます。
2?3割の人は肯定的、あとの人はあまり青年海外協力隊を知らないという割合。
(青年海外協力隊 http://www.jica.go.jp/volunteer/application/seinen/)
協力隊に行く身としては何としても成果を出して
自らも成長したいと考えています。
協力隊の成否については下記が詳しいと思います。
青年海外協力隊の良し悪し
(http://blog.livedoor.jp/toshiharuyamamoto128/archives/51901806.html)
自分なりに否定的な意見を下記に書き出すことによって
自らの戒めにしたいと考えます。
1、任地で旅行ばかり行って仕事をしない。
2、任地で大した活動が出来ない。
3、帰国後の進路が不安定。
4、他にもより良い選択肢があるのではないか。
1、3に関しては本人に依存するという部分が大きいのではないでしょうか。
帰国後も大して就職や進路に対する支援をしてもらえないのは事実だと思います。
しかしそのような要件は個人単位でなんとでも挽回できるものだと考えます。
2に関しては確かに自らでコントロールが効きにくい要素かもしれません。
実際赴任していってみたら、仕事がない、組織もないなんてことも聞きます。
その場合自らで仕事を作り出す、大した活動は出来ないかもしれないが
目の前のことに本気で全力で打ち込む。
そういったことで挽回できるのだと考えます。
4。確かにほかにもっと良い選択肢もあるかもしれません。
しかし国際協力業界でキャリアを積もうと考えたときに
僕のような素人が採れる中では
良い選択肢ではないのではないかと上のリンクのように思います。
●●正解についての誤謬●●
よくどの選択肢を取るのが正解かと悩んでしまう。
しかし一歩引いてそのように考えている時点で間違っていると感じます。
そもそも選択肢において正解というのはないように感じます。
『選んだ選択肢を正解にする』という方が前向きで、本質的な気がします。
そもそも経歴で勝負をしたりするのではなくて
自らの中身で勝負すると考えれば経歴においても正解はないと思います。
つまるところ正解は与えられたり、存在しているものではなくて
自らで作りだすものなのかもしれません。
●●まとめ●●
協力隊に行くということも、それ自体が正解かどうかということを
考えること自体がそもそもナンセンスで
行くのなら、それを最大限大きな価値のある経験にするために
どうするかということを考え始めるべきなのだと思います。
2年後胸を張って帰国できるように
マラウイでも日々是精進して行きます。
かつろう
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成功と幸せ Vol.1
先日、尊敬するお世話になっている方に面白い話を聞いた。
『成功と幸せ』の関係性についてだ。
人はドーパミンが分泌されているときは
学習効率や集中力が高まり、仕事のパフォーマンスもあがるのだという。
ではどのような時にドーパミンが分泌されるのか。
それは幸せを感じている時だという。
図式化すると下記のようになる。
【幸せ→ドーパミン→パフォーマンスアップ→成功】
つまり成功したから幸せになるというのではなく
幸せを感じたから成功するということなのだ。
成功して幸せになろうとよく自分も思ったりしてしまうが
実はそうではなくて日々の仕事や営みの中で
幸せを感じながら生きていくことが成功に繋がるのだ。
楽しみながら仕事をすることを心がけよう。
かつろう
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このブログを書く目的について Vol.0
かつろうと申します。
大学で滋賀県から花の都へ上京し、5年かけて無事に卒業。
精密機器メーカで働くも3ラウンド半ばで刀折れ矢尽きる。
その後日本の国際協力NGOを得て2013年10月より青年海外協力隊としてマラウイで活動中。
PSI(Population Service International)というアメリカに本部のあるNGOに配属。
職種はマーケティング。
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文章を作成、公開する以上はしっかりと目的意識を持って書きたいと考えています。
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