先日英語の授業中に面白いやり取りがあったのでご紹介します。
海外に行く方には是非とも読んで頂きたい文化ギャップの話です。
オーストラリアの大学に留学をしていた女の子のクラスメイトの話。
知り合ったばかりの男の子にこういったそうだ。
『マット・デイモンみたいでかっこいいね!』
これを聞いた男の子はそれ以降、女の子を冷たくあしらうようになったそうだ。
何故だかわかりますか?
男の子はマット・デイモンをかっこよくないと思っていたから?
(※個人的にはマット・デイモンはとてもとても大好きです。グッドウィルハンティングとか本当に名作。)
俳優に似ていると言われるのはオーストラリアでは不名誉なことだから?
外見について言及することは失礼に当たるから?
どれも違います。
実は“気がある”と思われたからなんです。
アメリカのモンタナ出身の先生が解説してくれました。
アメリカやオーストラリアといった欧米圏では外見を褒めたりすることは、私はあなたとデートがしたいという意思表示にとられてしまうということでした。これは女性から男性でも男性から女性でも同じとのこと。同性間でも同じ意味を持つかもしれないとのことでした。先生はchasing(追っかける)という単語を使っていました。
日本ではどうでしょうか。外見を褒めたりすることはとても自然なコミュニケーションの一つの場合が多いと思います。もちろん表現によってはハラスメントになりますが。
例えば、今日の服はめっちゃ似合ってるねとか、いつも通りイケメンやねとか、目が魅力的だねとか、そういった外見を褒めることは友好の意思表示をしているにすぎない場合が多いと思います。同性間であってもそういった内容のコミュニケーションを取ることがあります。
海外で日本の女性が軽いと思われているという話を聞くのも、実はこの文化の違いが誤解を与えているのかもしれません。ただ相手と良好な関係を築きたいから外見を褒めているだけなのに、誰にも彼にも声をかけて異性を追っかけているというように思われてしまっているのかもしれません。
アジアやアフリカの途上国では外見を褒めるということがどのように解釈されるのかは定かではありませんが、欧米の植民地であったりした影響で同じような解釈をする地域がある可能性は否定できません。
気があると取られたり、ハラスメントと取られたり、何れにせよ海外で外見に言及する際にはとても慎重になる必要があるようです。
かつろう
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