2016年1月よりケープタウン大学のMBAに留学するわけですが、既に同級生とやり取りがネット上で始まっています。
●学校が始まる前から既にMBA生間のコミュニケーションがスタート!
2016年入学の合格者に対して、2015年クラスのSocial Chairという役割を担った女性がフェイスブックグループを作って、全員を招待してくれました。去年までこういった取り組みは無かったらしいのですが、彼女が事前のコミュニケーションの必要性を感じて、事務局に掛け合い始めたとのことでした。
グループには60人程登録されているので2016年クラスの規模感もそのくらいになりそうです。欧米のMBAが一学年200人以上もザラとういことを考えると少し小さい感じになりそうですが、その分一人一人と深く付き合えたらいいなと思います。
●コミュニケーション・ツールの重要性
一月前にフェイスブックグループを彼女が作った際は、グループ内のコミュニケーションが活発ではありませんでした。現地の情報や簡単な質問を彼女が投稿して皆がLikeを押したり、コメントをしたりすると言った感じで、特にクラスメイトが投稿を自主的にするようなことはありませんでした。皆様子見をしてる感じでした。しかしそんな中ある一人の生徒がWhatAppグループを作って皆に参加するように呼びかけました。WhatAppとはラインのようなコミュニケーションツールです。アフリカを始め世界中で使用されています。WhatAppのアプリを入れてなかった僕は大急ぎでインストールして、SMS機能がついていないSimだったので少々手間取ったのですがなのとか認証もパスしてグループに参加しました。
フェイスブック上ではみんなだんまりだったのですがWhatAppのグループになった途端一気にコミュニケーションが加速しました。ほぼ毎日のように数十件のやりとりが発生しています。為になる情報交換から、軽い話まで色んな話題が飛び交っています。
参加しているメンバーの状態は同じであっても、ツールがフェイスブックからWhatAppに変わった瞬間に一気に関を切ったかのようにコミュニケーションが活性化しました。
余談ですがWhatAppのグループを作ったり、チャットの中で積極的に発言したりして学校が始まる前から既にInitiativeの握り合いのようなものが空中戦で激しく行われているように感じます。なかなかな荒波になりそうな予感。
●WEBサービスを設計する際も効果的なツールの導入が重要になる
同じサービスをWEB上で提供するとしても上記のようにツールの設計によってコミュニケーションの円滑具合が大きく変わると思われます。
例えばこのジョブクル(http://52.69.26.9/)というアプリは転職という既存のサービスに、チャットでの気軽な相談というコミュニケーションツールを掛け合わせることによってエージェントに対するコミュニケーションの敷居を下げることに繋げています。求職者から気軽にコミュニケーションを取れることで、エージェントとしては他のサイトやサービスよりも多くの求職者と接点を持てるようになるというわけです。もちろん気軽な分、本気度などのスクリーニングは下がりますが、それでも多くの求職者とコミュニケーションがとれることは長期的に見れば大きなメリットに繋がると考えられます。求職者としても簡単な質問を投げることが出来るので、気軽に情報を集めることが出来ます。
現実の場でもディスカッションを促進させるために場のデザインや進行に工夫を凝らしますが、Web上でも同じように工夫を凝らす必要性がとても高いなーと。
かつろう