僕は青年海外協力隊員がブログを書くことを勧めます。
僕自身、マラウイに来て未だ任期半ばですが、良かったことを下記にまとめたいと思います。
●振り返れる活動の記録になる
日々の活動のことや感じた思い、その国の情報などをまとめることは青年海外協力隊員として途上国に派遣された記録になります。人間案外忘れやすいので帰国してから5年とかたつと色々忘れることもあると思います。僕の場合すでに半年前でも忘れてることもありますが笑
あとあと見返したら色々と今の自分の生活に気づきを与えてくれるのではないかなと思います。
●自分の頭の中を整理出来る
青年海外協力隊の活動は基本的に個人単位での活動になります。職場にも日本人は自分だけで同じ立場の人はもちろんいません。人によっては他の隊員との距離が離れ、容易にコミュニケーションをとれない場合もあります。ネット環境が悪ければ、フェイスブックで誰かに相談することも出来ない可能性もあります。
ブログを書く、文章を書くということは現状の自分を客観的に把握することに繋がります。一人で孤独に活動をしていかなければならない協力隊員だからこそブログを書いて自分の頭の中の整理をする必要があると思います。
●後任や他国の隊員への情報提供になる
協力隊は同じ要請の後任であっても基本的に引き継ぎなどは行われないことがほとんどです。2年任期ですが、後任の人とは任期が被らないことが多いです。訓練所時代に前任の連絡先を教えてもらえますが、正直このやり方ではそこまで有効な引継ぎにはつながりません。現地の前任者も活動が佳境を迎えて忙しい時期ですし、訓練中の後任者も日々語学に追われます。またネット環境などの問題で円滑に連絡が取れないこともあります。さらに後任者が現地に来てから1か月ほどは現地での語学訓練になります。つまり後任のタイミングが上手くいった場合でも前任者が組織を離れて1月以上がたってから後任者が着くということになります。
この仕組み自体を変えて、派遣は出来る限り3か月間任期が被るようにすべきだと個人的には考えてます。いずれにせよ、このような背景があって引継ぎが円滑に行われていないことが多いのです。
このような状況下で前任者の書いていたブログはかなり役に立つ情報になるはずです。仕事のことはもちろんのこと、生活の事なども役に立つはずです。応募段階で、志望先の活動を知るということにも使えるはずです。
また縦の引き継ぎだけではなくて、横の情報共有にもつながると思います。国によって状況はまちまちですが、職種や活動内容が同じであれば違う国での活動でも参考に出来ることも多いはずです。例えば観光隊員であれば観光振興のために行っている施策は参考に出来るはずです。フェイスブックページを作ってPRする、当該国の宿の情報をWEB上にまとめるなどはどの国でも応用出来る内容になります。ブログを書くことで縦と横への情報共有に繋がると強く感じます。
もちろんブログを書くことはそれなりに時間や労力を使います。でも僕自身、1年以上書き続けてきて、ブログ記事もやっと100本を越えることが出来ましたが、書いて来てよかったなあととても思います。
現役の青年海外協力隊員も、応募する人も、受かってこれから訓練に入るという人も、とりあえずブログ書いてみることをおススメします!
かつろう
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かつろうさん
こんにちは。いつも楽しみに読んでいます。
かつろうさんのブログ、隊員の枠にとどまっていない点。
世界の現実を客観的にするどくずばっと。数字やら事実を整理しているところが
とても好きです。
(私のブログを含め、?へ行った、??に会った、?が美味しかった・・。
そういう自己満足的ブログが多い中で、一線を画している感じがします)
ひきつづき、よろしくね。
自分の行動を綴るのもとても価値のあることだと思います。
現場感があって、実際を理解しやすいのはそういう文章だと思います。
僕自身、逆に自分のことを表現する力が乏しいので客観的なことを書いているという部分があります。
どちらも一長一短かなーと思います。
ただ、そういって頂けると正直に嬉しいので更新意欲に繋がります!
有難うございます!