“不公平”という感覚はぜいたく品 .36

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●導入

皆さんは仕事を行う時に誰か一人がサボっていたらどう思うだろうか。
部活動の練習で誰かが遅れて入って来たのに急ぎもせずにゆっくりとし、すぐに練習に参加しなかったらどう思うだろうか。

恐らく違和感を覚えるに違いない。給料をもらっているのだからしっかり働くべきだ。特に共同で作業を行っている場合などはその分自らが仕事をしないといけなくなるのでそこに憤りを感じるだろう。

また部活動の例であれば規律が乱れると思ったり、自分がつらい練習をしているのにと不公平感を感じたりするだろう。

●タンザニアでは不公平という感覚はあまりない

タンザニアはザンジバルに来て約2週間になるが、ここではこの憤りや不公平感といったものがあまりないようだ。人々を見ていても、人から話を聞いてもそのようだ。これは単にここザンジバルのみというよりもアフリカに全体的にみられる傾向かもしれない。

例えば仕事を誰かがサボっていてもそれを咎めるでもなく、自らは黙々と仕事を行う。練習に遅れてきてもすぐには参加しないこともあるが、それをとやかく言ったりはしない。出来る人が行えばいいし、個人として練習を出来ればいいのである。

●不公平感が生まれる背景

ではこのような不公平感に関しての感覚の違いはどこから生まれるのであろうか。民族の持つ本能なのであろうか。それとも成長するなかで社会の中で形成される感覚なのだろうか。多分に社会的な感覚値であるので、恐らく成長する過程で後天的に備わる感覚なのだろうと考える。つまり社会の背景やシステムの差がこの公平感の感覚の相違を発生させるのだと思う。

●アフリカと日本の社会的な差

ではタンザニア、ひいてはアフリカと日本ではどのように社会的な差があるのだろうか。それは公平という前提があるかないかだ。

タンザニアにおいてはそもそも公平という前提が少ないのではないか。生まれた時から色々なものについて大きな差がついている。例えば貧富の差であったり、教育の差であったりする。識字が出来ないというようなことも珍しくはない。そのように公平な環境がない中では、そもそも人に公平を求めたりすること自体がおろかなのだろう。それだけ大きな差があっては人も自分と同じように出来るという感覚を持つことは正しくないのだろう。またアフリカでは成功している人が一族全員の面倒を見るということを聞くこともあるが、それも一つにはそのような背景が関係しているのだろう。自分の面倒は自分で見るというよりは、面倒を見ることが出来る人が面倒を見る。(もちろん部族的なつながりの強固さというものも別の背景としてはあるだろうが。)

翻って日本。日本ではアフリカに比べると個人間で環境や制度の差が少ないと言える。もちろん教育における格差や家庭の収入の格差はあるが、アフリカほどではない。少なくとも識字は出来るだろうし、中学は卒業しているはずである。生活保護といった制度もある。そのように背景や環境の差が少ないから他人にも自らと同じものを課して、それを公平として捉えるのだと思う。

●締め

そう考えれば“不公平感”や“公平感”といった感覚を持てること自体とても社会背景として恵まれているのではないか。

何れにせよ、出来る人がやる、やるべく人がやる、人のことをどうこう考えるのではなくて自分自身の事を全うするという姿勢はとても好きな考え方なので、日本においてもこの価値観を忘れずにいたい。

かつろう

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人身売買問題における4Pフレームワーク:大局観を持つことの大切さ .35

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●人身売買の4Pフレームワーク

ビジネスのマーケティングの世界では3C4Pといったフレームワークがある。

Company, Competitor, Customer, (自社、競合他社、顧客),
Product, Price, Place, Promotion,(製品、価格、販売チャネル、広告プロモーション)
といったものだ。
自社の製品やサービスを考える時の基本的な枠組みとして使用できる。

国際協力の人身売買問題にも4Pというフレームワークがある。

Prevention(予防):人身売買問題が起こる前の段階で防ぐための対策を打つこと。
Protection(救助・治療・回復):人身売買の被害者を救出しreintegrationすること。
Prosecution(法執行):法律の整備や有罪判決等取り締まりや裁判を強化すること。
Policy(政治・権力・アドボカシー):政治的な力や働きかけによって上記等を推進していくこと。

MECE(もれなくダブりなく)という観点からは少し使いづらいフレームではあるが、
ある程度問題解決の活動を分類でき、わかり易い枠組みである。

最近は青年海外協力隊でマラウィに派遣される関係で保健衛生、
特にHIV・エイズ問題について文献を読んだり、人に話を聞いたりして情報を収集している。
そして最近はHIV・エイズの問題も3つに分割して考えられるのではないかと思っている。
HIVに感染する前の予防、感染した後の治療、そしてHIV陽性者の権利保護だ。
もちろんこれ以外にもエイズ患者の子供の問題等もあるが
大枠としては3つで捉えられるのではないか。

●フレームワークの各要素の関連性

また上記人身売買やHIV・エイズのフレームワークの
各要素は独立しておらず互いに関係性を持っている。

例えばProtectionにあたる被害者の保護・ケアが進めば裁判での証言を促進することができ
Prosecutionの力を強め、その結果として有罪判決率が上昇すれば
そもそもの犯罪件数が減っていきPreventionに繋がる。

HIV・エイズの問題に関しても陽性者の自助グループがコンドームの販売・配布を行うことで
彼らの権利の啓発になると共に、感染の予防に繋がる。

●フレームワークのメリット=大局観

このようなフレームワークを使用することのメリットの一つが大局観を得られることだ。
大局観を持てば自分、もしくは自分が所属する団体が行っている活動は
問題解決のバリューチェーンの中で一体どこに位置するのか
ということを理解することが出来る。

それを理解することで他の団体との有機的な連携を意図的に起こせるようになるはずだ。

●大局観を持つ=ミッションに忠実になれる

また大局観を持つことでミッションに忠実になれると思う。
例えば人身売買問題を解決するというミッションを持っていたとして、
自団体がProtectionという領域の機能に特化していたとする。
しかし全体を見渡して考えたときにProtectionをいくら行ったところで
被害者の数は減らないということが分かった時は事業領域を変更すべきだ。

Prosecutionを行うことが真に問題解決に繋がると気づいたならば
そこに団体の活動を変更するべきだ。
(もちろん団体のミッションが抽象的に問題を解決するということではなくて、
“学校をつくる”というように行動それ自体になっている場合は難しいだろうと思う。)

そのように事業領域を変更するということは大局観をもって問題を捉えないと出来ないことだ。

またこのような事業領域の変更はビジネスの世界でも必須である。
現状行っている事業が時代の流れを考えたときにミッションと合致しなくなったり、
収益を上げることが出来なくなった場合は撤退戦略をとり、
コアとなる技術やリソースを展開できる違う事業領域に参入するべきなのだ。

それをせずにいつまでも昔の栄光にすがって同じ事業しか出来ないようであれば
行きつく先は言わずとも見えている。

●締めくくり:進化・変化する組織こそ

NPOであれ、企業であれ、常に自らのミッションに忠実にある必要がある。
ダーウィンは進化するものこそが生き残ると言ったそうだが、
本当に価値を世の中に創出できる組織というのは常に自らの活動に疑問を投げかけ、
そして変化・進化をし続けられる組織を言うのではないか。

かつろう

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『全て自分の仕事』という心構え .34

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僕自身が仕事を行う上で大切にしている考え方がある。
『全て自分の仕事』という心構えだ。

職場で人から仕事を頼まれることがある。
そういう時に基本的に断ることはまずしない。
全て前向きに受ける。
それは『全て自分の仕事』という意識をもっているからだ。

同じ組織に属していて、同じミッションの為に一丸となって仕事をしている。
そんな中で人の仕事も自分の仕事もないと思っている。

もちろん欧米的にはジョブディスクリプションに
準拠した仕事以外をすることは或いはだめなのかもしれない。

もちろん法的に責任が明確になるということは必要だと思うが
根本的には全ての仕事を皆で協働するという意識が必要なのだと思う。

こういう考え方は小さい組織においてはより一般的なのだと感じる。
大きな組織・会社であればより業務が細分化、明文化されるが

小さい組織であればお互いが助け合わなければそもそも仕事が回らない。
そういう意味においては小さい組織を経験することで
人をフォローする能力、姿勢が培われるのだと思う。

●●●●●

またこの考え方は単に職場だけでなく地球単位でも置き換えられる
国家を超えて、地球上で解決すべき問題があったとする。
そういったときにその問題を自分の仕事と感じるのか、関係ないと感じるのか。

そこは感性の領域に入るのかもしれない。
創造力の領域に入るのかもしれない。

もしくは原体験が自分の仕事として認識させるのかもしれない。
色々な考えや、筋道はあると思うけれども

そういった問題を自分の問題、『全て自分の仕事』と感じられる
ということは一つのギフトなのかもしれない。

翻って、同じ組織内での他人の仕事を自分の仕事と感じられないのに
世界の問題を自分の仕事と感じられるわけがないと思う。

人の仕事まで行うのは大変だ。時間も労力も能力も余分に必要になる。
でもそうして色んな人から色んな仕事をもらっているうちに
自らの幅や体力も上がっていく

信頼もしてもらえるようになる
自分が助けてほしい時に協力してもらえるようになる

●●●

昔聞いたベンチャー企業の社長さんの話に下記のような言葉があったのをふと思い出す。

【成果】=【能力】×【努力】×【人から助けてもらう力】

個人の能力や努力には限界があるけれど、人から助けてもらうことには限界がない。
本当に大きな仕事を出来る人は、周りの人から助けられる人だと仰っていた。

世界の問題を心の底から自分の仕事と思えるように
想像力を働かせ、経験を積み、修練して行きたい。

かつろう

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首狩り族は首を狩り続けるべきか .33 

マレーシアで首狩り族の村として有名なビダユ族のロングハウスを訪れる。猫の街として有名なクチンから車で一時間半ほどの所にある。

ロングハウスというのは行ってみてわかったが読んで字の如く家が長いのだ。竹でつくられた足場がずっと続いており、その足場で家々がつながっている。まるで大きな長い長い一つの家のようなのだ。

かつてこの村には首を狩るという風習があったとのこと。実際村を訪れるとヘッドハウスというドクロが籠の中に入っている倉庫のような建物を見ることが出来る。

また村の中にはゲストハウスもあり宿泊をすることも出来る。ところどころでお土産物屋や食べ物屋も見受けられる。

竹細工の上を歩きながら家々の中を見たりしていたが、かなり裕福に生活をしているようだった。ほとんどの家でTVやコンポがあった。村の人も観光客慣れしており、挨拶をしてくれる。ぎすぎすした貧困の感覚は村内には皆無だった。

●観光収入の計算

(住人数)

この村は観光で一体どれくらいの収入を得ているのだろうか。色々と聞いてみた。

まず人口。登録上は3000人程いるらしい。ただクチンに出稼ぎに出ている人も多いらしいのでまるまる3000人はいないという。家の数は146棟だという。ということは一つの家に20人住んでいるということになるが、聞いてみると4?7くらいが大半なようだ。別の人に聞いたら1000人以上は住んでいるといっていた。家の数が正確でない可能性もあるが、一つの家に7人住んでいるとして実数として約1000人の住人がいるとする。

(月の入場料収入)

観光客は村に入るのに一人8リンギット(1リンギット=約30?35円)払う。ツアーなども行われており、一日の来場者数はだいたい100?200の間くらいだという。

8リンギット×150人×30日=36000リンギット

(月の宿泊料収入)

そして村のゲストハウスに宿泊をする場合は一泊295リンギットかかるとのこと。頻度としては月に3?4回宿泊客がくるとのこと。一回あたりの人数は少ないとカップルの2人多いとグループでくることもあるという。
295リンギット×4人×4回=4720リンギット

36000(入場料)+4720(宿泊料)=40720リンギット
簡略化の為40000リンギットとする。

(世帯当たりの収入)

これを40000リンギットを1000人で割ると
一人頭40リンギットが収入として入る。

一つの家あたり6人の家族がいるとする。
40リンギット×6=240リンギット(一世帯当たりの観光収入)。
1リンギット=33.5円で計算すると一人頭1340円、世帯当たり8040円となる。

2012年のマレーシアの地方部での平均世帯月収は3080リンギット。
240リンギットは月の収入の約13分の1にあたる。

(日本の感覚値に当てはめてみる)

日本の感覚で考えると下記のようになる。
日本の地方の平均給与を360万(ボーナス込)として考え、月収30万とする。
その13分の1、約2.3万円のベースインカムが得られる計算になる。
もちろん彼らは別の仕事もしているのでその収入にプラスして2.3万円のインカムがあるということになる。

リンギットベースであっても数か月貯蓄をすればテレビやコンポを購入できるだけの金額になる。この金額はとても大きなものだろうと思う。

また村から歩いて15分ほどの所に学校があった。警察所は車で30分後くらいのところだという。警察機能が村の中になくてもよいくらい治安がよいのかなと感じた。

おばあちゃん

●文化の保存

よくエコツーリズム等の文脈で文化や遺跡の保存という観点の議論がされることがある。例えば山奥の民族であれば彼らとの接触それ自体が彼らの文化の破壊につながる。単純に西欧化したり、先進諸国の価値観を押し付けるだけが彼らの幸せにつながるとは限らない。

そこまでいかないまでも例えば途上国の村落開発で、地元の文化・風習の尊重と西欧の技術・価値観の導入という部分ではせめぎ合うことも多いと思う。

上記のビダユ族の文化の保存と先進国化のバランスは個人的にもとても良いのではないかと思っている。もちろん文化が本当の意味で保存されているかという議論はあると思うし、文化の多様性が失われることが人類としての損失と考えることも出来るかもしれない。

しかしそこに暮らす人たちが余裕をもって豊かに生きてゆくということが最も大切なことではないか。

ロングハウスで見た村はとても豊かだった。人に余裕があった。生活が安定している印象を受けた。何よりも大切なのはその人たちの生活だと考える。逆に言えばもし表面的に豊かになっていても彼らがそれに対して安らぎを感じなかったりするのであればそれは強制するものでない。

人類としての文化の保存や多様性の価値といったものも大切だと思うが、やはり一番大切なのはその土地、その文化の中で生きる人たちが安心して安定的に生活できることだと思う。

かつろう

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                           おまけ

インタビューその1 ケア・インターナショナルジャパン様?ベトナム・ハノイのHIV陽性者エンパワーメントプロジェクト? .32

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先日公益財団法人ケア・インターナショナルジャパンの事業部長の菊池康子様に訪問させて頂いた。青年海外協力隊で保健衛生製品のマーケティング・営業担当としてマラウィに派遣される前に保健衛生分野やエイズ分野の知識を勉強したいと思い色々とお話をお聞かせいただいた。

お忙しい中貴重なお時間を頂きまして本当にありがとうございました。

●ベトナム・ハノイの陽性者のエンパワーメントプロジェクト

ケア・インターナショナル・ジャパン様が2010年?11年にJICAの草の根技術協力事業として実施されたベトナムにおいてのエイズ陽性者のエンパワーメント事業についてお話を聞かせて頂いた。この事業はベトナムのハノイにおいてHIV陽性者の自助グループのキャパシティービルディング(能力向上)を行い、医療関係者や教育関係者に対してのアドボカシー活動を行うというものだ。
医療関係者でさえも正しくHIV・エイズを理解していない場合が多く、陽性者に対しての差別や人権侵害が起こっているからだ。

医療・教育関係者に研修を行ったり、ダイアログ(対話)形式で陽性者と話して貰ったりしたとのこと。活動の一環として4つの病院でフレンドリーコーナーというHIV陽性者が相談員となり、病院に来訪する患者の相談に乗るということも行ったそうだ。
このフレンドリーコーナーはケア様の活動が終わった後も保健局の下部組織として存続しているとのこと。プロジェクトで一時的に支援を行うだけでなく、その後も継続して活動が行われているというのはとても大切だ。
このように、継続的に活動が行われるようにプロジェクトを設計するということはケア様の中でとても重視されていると仰られていた。とても素晴らしいことだと感じた。

他にもOVC(Orphans and Vulnerable Children。エイズ患者から生まれた子供たち。母子感染をしている、していないに関わらずエイズ患者の子どもということでいわれなき差別を受けることが多い)の心理ケアを行っている青年海外協力隊員と連携を取った活動などもされたとのこと。

●自助グループについて

ハノイにはHIV・エイズの自助グループが30団体くらいあり、その中の4つと提携した。グループは100人を超える大きなものから7?8人のものまで様々な規模と提携。

構成としては、自助グループは女性がとても多い。男性は働いていてそういった活動を出来ないからかもしれないが。またその女性の中にはかつて性産業に従事していた人もいる。

また、自助グループに入っているがその事実をオープンにしていない人も多い。わざわざ家から少し離れた場所にある自助グループに参加するなどしている人もいる。その関係で例えば写真の使用が不可だったりすることもある。

●その他

国境地域はHIVの感染率が高い。お父さんが出稼ぎ先で遊んで感染して、お母さんにうつすと  いう ことが多い。
・国境地帯でなくとも出稼ぎが多い地域は感染率が高い可能性がある。
・ケア様のアプローチ手法の一つが当事者(自助グループ)が自主的に自分たちをエンパワ  
 ーすることで社会的な問題を発信・解決していくという方法。

●考察

今回のインタビューより、アフリカで保健衛生製品(特にエイズ予防のコンドームの場合)の販売を行う時に下記考察の必要があると感じた。

・販売者
だれが販売をするのか。この候補として現在ではHIV陽性者の自助グループはどうかと考えている。販売のコミッションを出すことも検討する。そうすることで彼らのエンパワーメント、問題の啓発にもつながる。また彼らはHIV・エイズの悲惨さ、大変さを身をもって知っている最も優秀な販売員となれる可能性がある。

・地域選別、感染経路の特定
感染率の高い地域を特定する。国境地域が高いのか、農村が高いのか。また複数の街で買春を行う可能性があるトラック運転手が感染媒体となりえている可能性が高いかどうか。またそれが高い理由も特定する。その上でそこに対して集中的な販売・啓発を行う。

・予防・治療・エンパワーメントのバリューチェーンの整理
予防・治療・エンパワーメントは切り離して考えることが難しい。それぞれが関連している。その関係性やキーとなる要素等をしっかりと整理し、バリューチェーンを描くことが必要。

今回突然のお願いにも関わらずお時間を頂きまして本当にありがとうございました。改めてケア・インターナショナル・ジャパン様にお礼を申し上げます。

かつろう

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欲しいものは見つかる?有益な情報収集の方法? .31

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荷物を詰める為の段ボールが欲しいなーと思って駅から自宅へ歩いていると既に立体的にテープで留められている段ボールが店先にいくつもおいてあるではないか。在庫整理かなにかしているようで、ご好意でそのまま段ボールを二つもらってきた。

とても幸運だと思った。

しかしこれは幸運というよりは単に段ボールを欲しいと意識していたから、視界に入った時気づいたに過ぎない。恐らく同じように置いてあったとしても、段ボールを欲しいと思っていなければ気にも留めないのだろう。

よく情報は恣意的に取捨選択されるということが言われる。自分の思考や好みに合わせて無意識的に情報取得に制約を課してしまったり、自分の考えを擁護するデータや論証ばかりを集めてしまったりするということだ。

この情報の恣意性は人間が元来持っている習性のようなものだと考えられるから、この恣意性を完璧に否定することは不可能だと思う。まず大切なのは、この恣意性を自分自身も持っていると認識することだと思う。そうすることで独善的になったりしないように気を付けられる。

恣意性をなくすことが出来ないのなら、逆にこの恣意性を利用すれば良いのではないか。つまり自分が一体何を欲しいのか、どういう人生にしたいのか、何が好きなのか、一体どういう社会になってほしいのかといったことを明確にして、意識をする。大切なのはそれを意識化、言語化することだと思う。漠然と思うだけでは情報の恣意フィルターは弱いように思われる。明確にしっかりと意識することでそういった自己実現に手助けになる情報が集まりやすくなるはずだ。

そしてもう一つ大切なのは自分がやりたいことを人に話すことだ。その目標に対する自分の意識を深められるということもあるが、大切なのは人に話すことでそれに関連する有益な情報が得られるということだ。その人が持っている知識・情報を教えてもらえ、またその人の知り合いなどで自分がやりたいことを支援してくれる人を紹介してもらえるかもしれない。

僕自身将来やりたいことや夢とかを話すことをつい恥ずかしがってしまうことが多い。しかしたとえ未熟で、可変性のあるものだったとしても人に話して相談することでかなり前進するはずだ。

情報の取捨選択の恣意性という無意識の部分と、人に話すという意識の部分の両方を上手くコントロールすることによって自分にとって有益な情報がどんどん集まるようになるのではないか。

かつろう

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突き抜ける感覚 .30

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『起』

今僕自身が最も渇望しているのは“突き抜ける感覚”だ。

『承』

英語を勉強していて、ブレークスルーを体験したことが2回ある。

一つは高校時代の速読だ。通っていた高校の近くに公文系列の英語塾があった。そこでは英語を早く読むということを教えていた。文章ごとに文字数表記があり、ストップウォッチで読むスピードを毎回測るというものだ。わからない文法や語句も出てくるだろうが、それらは気にせずに早く読むということを訓練するのだ。受験においては精読が求められる場合もあるが、往々にして文意をつかめれば正解できるという問題の方が多かったりするし配点も多い。ついつい精読をしがちな性格の自分にとってはこの訓練を行って英語を早いスピードで読むというある種の“てきとうさ”を身につけられたことは大きかったと思う。

もう一つのブレークスルーは昨年使ったDUO3.0という教材だ。その時はTOEICが700点中盤で停滞していた。約2か月大幅な改善が出来ずにいたのだ。もちろん勉強時間があまりとれなかったり、たまたま問題との相性が良くなかったといったことはあったとは思う。しかし自分の中でも進歩している感覚がなかったのだ。勉強法を考えたり、取り入れたりして自分で試すのが好きな僕は新たな方法を模索していた。そこで選んだのがこの教材。

単語ベースの教材なのだが、その単語が使われているある特定の文章を繰り返し聞くというものだ。すべての文章を聞くのに確か1時間くらいかかったと思う。そしてそれを毎日2回繰り返すのだ。出来る限り毎日最低でも1回は聞くようにした。
その結果TOEICも900点に達した。単に点数があがるだけでなくて英語能力(リーディングとリスニング能力)が上がったと実感出来たのだ。

『転』

ブレークスルーと聞くと10000時間というキーワードが思い出される。
なにか同じことに10000時間打ち込むとその分野でブレークスルーを得られるというのだ。
マイクロソフトのビルゲイツが最も早くその業界においてブレークスルーに達したのだとか。

よく日本では“3年は仕事を続けなさい”ということを聞く。
石の上にも3年というコトワザもある。

何故3年なのか。
そう、10000時間がキーなのだ。

例えば一年で稼働日が250日だとする。3年だと750日だ。
そして一日10時間働いたとすると7500時間になる。
12時間だと9000時間。これに休日出勤を足すとする。
そうすると3年?4年で10000時間に達する計算になる。

『結』

ブレークスルーにも様々なスケールがあると思う。
英語の勉強におけるブレークスルーは比較的短期間で得られるものだし、
仕事の専門性におけるブレークスルーは少々時間がかかる。

しかし人生においてのブレークスルー、
言い換えれば突き抜ける感覚・ポジションというのはどうすれば得られるのだろうか。

仕事を辞めていろいろやってはいるけれどこの突き抜けるという感覚が得られない。
突き抜けている人と会って、仕事をさせてもらうけれど、こちら側とあちら側の違いが明白に分かれていて、歯がゆさを感じる。

リスクをとっているかどうか。
全力で生きているかどうか。
自分がやりたいことをしているかどうか。
人生のミッションを持って、それに対して摩擦を恐れずまっすぐ生きているかどうか。
独立精神・自立心を持っているかどうか。
周りを巻き込むリーダーシップを持てているかどうか。

突き抜けたから、そういうものを持っているのか。
そういうものを持っているから突き抜けたのか。

しかし、そもそも僕が突き抜けていると思っている人は、自分を突き抜けているとは思っていない。であるならば突き抜けるとは内部的なものでなくて、外部的なものなのか。突き抜けたいとは、人からそう思われたい、いうなれば自己顕示欲の一つの表れなのか。

何れにせよここ数年の自らのテーマの一つは“突き抜ける感覚”だ。未だ道は見えないがこの感覚を追い求めて世界と戦いたい。

かつろう

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『アフリカBOPビジネス?市場の実態を見る?』佐藤寛編著、書評その4 Vol.29

僕は青年海外協力隊としてアフリカのマラウイに行く。派遣職種はマーケティングという新しく出来た職種で、現地では保健衛生製品のマーケティング・販売を行う。貧困層向けに蚊帳や経口補水液を売るのだ。それは範疇としてBOPビジネスと括ることも出来る。そういった背景があり目黒区の図書館で借りて読んだ一冊。

【読んだ本】

『アフリカBOPビジネス』?市場の実態を見る?佐藤寛編著

【概要】

前半部ではBOPビジネスとは何かという説明がされている。後半部分ではナイジェリア、エチオピア、ケニア、タンザニアの実態の調査と、具体的な商品の提案と導入可能性が掛かれている。
本書の一番大きな特徴は後半部分の調査がとても定性的に行われているという点だ。統計的なマクロなデータではなくてアンケートや聞き取り調査を中心とした現場に近いところで書かれた著作だ。

【提案されている商品一覧】

下記商品の想定価格、アクセス可能性、サンプルテストの結果等が記載されている。

ナイジェリア
蚊よけブレスレット、ハエ取り紙、ゴキブリ駆除剤、ふりかけ、魚肉ソーセージ、高野豆腐、防塵マスク、無水シャンプー・制汗デオドラント製品、インスタント食品、こんにゃくゼリー

エチオピア
重度栄養失調児治療食、粉ミルク、中度栄養不良児回復食、市販用栄養補助職、ビタミンAを強化した食用油、ビタミンAを強化した砂糖、ビタミン・ミネラル強化小麦

ケニア
ソーラーパネル、家庭用パラボラ型ソーラークッカー、養鶏ビジネス用ふ卵器、自転車式発電機

タンザニア

除草剤、粒状除草剤散布機、精米機、コメの選別機、環境にやさしい殺虫剤、微生物を用いた殺菌・殺虫剤、魚網、製氷機、水産加工用機材

【所感】

今後BOPビジネスや国際協力を行っていくうえでこのような実態に即した考え方はとても大切になってくるはずだ。単に統計的なデータの組み合わせで上手くいくような単純な市場ではないからだ。ではそのようなデータはどこから手に入れれば良いのだろうか。

その一つの答えが青年海外協力隊かもしれない。(http://blog.livedoor.jp/earthcolor0826/archives/1710838.html) 協力隊は実際現地の村やその土地に2年間住んで活動を行う。彼らが得ている生のデータほど貴重なものはないのかもしれない。

JICAとしても協力隊をもっと積極的に活用してそのようなデータを吸い上げでまとめるべきだろうし、企業側も協力隊経験者の積極登用等を行っていく必要がある。

個人的にはそういった地に足を付けたアフリカの情報を取得して企業やNGOに提供するような仕事を創ってみたいなと漠然と考えている。

単に自分の経験をアウトプットするだけでなく、狙いに即したデータの収集を仕組み化して行うのはとても大変なのだろうなと思う反面、こういった事業を出来れば本当に世界の為になるのではないかなと感じる。

かつろう

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からゆきさん Vol.28

皆さんは“からゆきさん”という言葉を聞いたことがあるだろうか。
漢字で書くと唐行さんとなり、19世紀後半に東アジア、東南アジアに渡って娼婦として働いた日本人女性のことらしい。唐は中国をさすのではなく外国を指している。

農村や漁村などの貧しい家庭の娘たちが連れて行かれたようだ。中には海外で奉公させるといって連れて行ったこともあるようで、場合によっては騙されるようなこともあったのかもしれない。

やがて国家の恥として批判されるようになり、1920年は廃娼令がだされ、海外の日本人娼館は廃止されたとのこと。その後1972年に『サンダカン八番娼館』が出版されるまでは戦前の恥部として一般に知られることは少なかったらしい。

学校で学ぶ歴史の中ではこのような負の側面は卑下され、見えなくなってしまうことが多い。国としてはありのままの歴史を伝えるべきだし、個人としてはフラットに選り好みをせずに自発的に勉学をし、直視すべきだ。

カンボジアやインドでこのような人身売買が現在でも存在している。例えばバングラディシュや隣接するインドのウェストベンガル州、ネパールなどからインドのムンバイに売られたりすることがある。もちろん同国内での売買もある。

またインドはそういった問題、つまり恥部に関して他国が干渉することに関して快く思わないこともあるようだ。ODAも積極的に受容する姿勢はなくなっている。

ややもすると現在途上国で発生している貧困や人身売買などの各種問題は彼ら彼女らのみが経験している問題と考えてしまいがちである。しかしそれは日本も経験してきた問題なのだ。戦後はエロア・ガリオア資金の提供を受けたし、ケア物資にも助けられた。政府からも民間NGOからも助けられたのだ。人身売買にしろ貧困にしろ、日本にとってつい100年以内の出来事なのだ。

やがて途上国においても今の日本のように、そういった問題の実感がなくなるような時代がくればよいなと思う。もちろん記録、記憶としては残して受け継いでいかないといけないが。

かつろう

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参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%82%89%E3%82%86%E3%81%8D%E3%81%95%E3%82%93

写真の出典:生活情報センター「100年前の日本」より。

社会人インターンのススメ?かものはしプロジェクトでの経験から? Vol.26

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本日約9か月お世話になったNPOを卒業する。この9か月間は無給で社会人インターンとしてお世話になった。

学生時代のインターンシップは日本でもかなり浸透してきている。就職活動の一環としての位置づけのものもあるが、本人の成長と社会変革の為という意義を持つインターンシップも多い。

ベンチャー、起業、NPOセクター、社会企業家等の分野のNPO法人ETIC(http://www.etic.or.jp/)、
政治家の元へ送り出しているNPO法人ドットジェイピー(http://www.dot-jp.or.jp/)等が有名だ。学生が無給やほぼ無給に近い状態でがっつりと仕事を手伝わせてもらえる。成長の機会としてはとても良い。

僕は会社を退職後、社会人インターンとしてNPO法人をお手伝いさせて頂いた。日本において社会人インターンという言葉や仕組みはほとんどないという風に言っても差支えないと思う。(僕の場合も直接代表アドレスにメールを送ってお願いをした)。

この社会人がインターンするという選択肢は今後もっと増えるべきだと考える。

●受け入れ側のメリット

・即戦力
学生インターンの場合は色んなことを教育しなければならないし、業務もモニタリングする必要がある。受け入れ側にも多大なるコストがかかる。しかし社会人経験者はその教育コスト、業務モニタリングコストが低くて済む。即戦力として活用することが出来る。

・コネクションの形成
社会人インターンは卒業後の営利セクター、非営利セクター、先進国、途上国各種の進路を取ることになる。学生インターンにも言えることだが、こういったインターンとの関係性がとても大きな資産になる。情報を得ることも出来るし、またボランティアやプロボノとして手伝ってもらう時に内部の事情も分かっているのでとても円滑に業務を協働することが出来るはずだ。

●社会人側のメリット

・幅広い経験が積める
基本的にインターンをする場合は元々いた仕事と遠い距離にある仕事の場合が多い。近い業界や業態であれば普通に転職をすればよいからだ。経験に左右されずに全く知らない業界や仕事の経験を積める。多様で幅広い経験を得ることが出来る。

また具体的な業務に関しても正式な雇用契約があるわけではないので柔軟に多様な業務を行うことが出来る場合が多い。例えば国際NGOの場合は日本と途上国、双方での勤務が短期間で可能になることもある。僕の場合も9か月の間に日本、インド、カンボジアでお仕事をさせて頂いた。

・成長に繋がる(上記と少し被ることは御免下さい。)
無給で仕事をするということはとても貴重な経験で成長に繋がるはずだ。もちろん人にはよる。しかし自発的に動ける人にとってはこれ以上の機会はない

何故なら人は対価を求めるからだ。金銭的対価がない場合、それ以外のもので自分が時間を使う対価をとても意識して求める姿勢が築かれる。例えば自己の成長であり、資格であり、経歴であり、人の繋がりであると思う。貪欲に金銭以外の報酬を求めることが自ずと成長、人生の発展に繋がるはずだ。

・就職に繋がる可能性もある
まず非営利セクターは間口が狭いと言える。そこで働いている職員の総数も狭いし、募集も頻繁にあるわけではない。このような政治やNPO等では知り合い伝いでの職員の採用も多い。これは募集コストが下げられると共に、その人の能力や姿勢が担保されるという意味ではとても合理的な手法と言える。そのような場合インターンで業界とのつながりを持っておけば就職に繋がる可能性もある。

●非営利セクター(NPO法人等)全体にとってのメリット

・優秀な人材の非営利セクターへの流入
社会人インターンという仕組みが広まることは非営利セクターにとってもとても大きなメリットになるはずだ。なぜなら優秀な人材が非営利セクターに流入するからだ。

非営利セクターは資格・経験を重視して採用することが多い。例えば修士の資格や途上国での経験、類似する業務経験などだ。こういった採用を行う合理性は高い。はずれがすくないからだ。しかし逆に言えばもしこのような採用しか行わない場合は同じような業界で同じような経験を積んだ人しか採用できない。それでは安定して業務をまわせたとしても革新的な手法や改善を行うことは出来ない。そのためには多様な経験を積んだ人材が必要になる。

この社会人インターンという仕組みが広まれば違う分野で多様な経験を積んだ人材が非営利セクターに参入することが可能となる。

非営利セクターとしては問題の解決が進めばたとえ自団体が解決をしなくても良いはずだ。市場のパイを取り合う営利企業とは違うはずだ(もちろんその限りではないが)。そのような人材の入り口として社会人インターンの仕組みを取り入れれば業界全体の底上げ、各種問題解決の促進に繋がるはずだ。

●営利セクター(株式会社)全体にとってのメリット

・ビジネスと社会貢献、双方の文脈をわかる人材の獲得
企業活動はどんどん多様で複雑になる。例えば途上国でのBOPビジネス、環境に配慮した製品等単に利益を上げるだけでは立ち行かないようになってきている。そういった時代で単に利益出せを上げられる人材だけでは企業活動としては満足でない。

営利セクターと非営利セクターの双方の文脈を理解できるような人材が必要になる。先進国と途上国のどちらでの経験もある人材が必要になる。そういった人材を底上げするためにも企業は非営利セクターとの人材の流動化をもっと奨励、促進すべきだ。例えばNPO法人クロスフィールズ(http://crossfields.jp/)が行っているような留職プログラム(企業が途上国のNGOなどに数か月自社人材を研修として派遣する制度)の利用や社会人インターンのキャリアとしての価値の認識を行うべきだ。

社会人インターンが広まれば企業としてもビジネスと社会貢献の双方の文脈を分かる人間を採用することが容易になるはずだ。

●NPO法人かものはしプロジェクト

ちなみに僕が社会人インターンシップをさせて頂いたのはNPO法人かものはしプロジェクト(http://www.kamonohashi-project.net/)だ。手前味噌で恐縮なのですが、とても良い経験を積ませて頂いた。カンボジアでは孤児院支援や警察支援、インドではNGOコーディネートや資金提供、日本国内ではファンドレイジングというようにNPOとしてとてもしっかりとした活動を行っている

そういった非営利的な側面だけでなく、過去のHTMLのコーディング事業や現在のカンボジアでの工房経営事業等、ビジネスの側面を有している。行っている事業だけでなくて、ファンドレイジングでペルソナマーケティングの手法を活用したりと、ビジネス的な手法・考え方の応用をとても自然に行っている。

設立して10年というとても若いベンチャー気質のNPOだからこそ自発的に仕事を行うことが必須となる。その自発性がリーダーシップの開発や成長に繋がった。

 進路の選択肢の一つとして社会人インターンシップというものを意識して欲しいと切に願います。社会人インターンというものが当たり前の選択肢として考えられるようになれば世界の様々な問題の解決がとても加速すると信じています。