マラウイのワールドカップ、途上国内でのファンドレイジング .95

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2014ブラジルワールドカップ開幕をまじかに控えたこの時期、マラウイでもワールドカップが開催されました。

プレイフットボールマラウイ(http://www.playfootballmalawi.com/en/)というスイスに本拠地を置いているNGOが毎年この時期にチャリティサッカーを企画しているのです。今年はビショップ・マッケンジーというマラウイの首都リロングウェにあるインターナショナルスクールで行われました。
今年の出場チームは下記の通りでした。
グループA:ポルトガル、オーストラリア、スイスマラウイ
グループB:UN(国連)、EU、フレームズ、AUスターズ
グループC:ドイツ、スコットランド、インド、そして日本
グループD:イギリス、ニャサランド、アイルランド、スカンジナビア
国だけでなく、地域や旧国名、国連なんかもエントリーしている所が面白いです。
我らが日本はグループC。1試合目はインドと対決。0-2で敗れグル―プリーグ突破に暗雲が。しかし2試合目のスコットランドを1-0で下し、3試合目のドイツ戦も2-1で競り勝ちグループリーグを突破。準々決勝ではイングランドとあたり、0-1で惜しくも敗れてしましました。ちなみにスカンジナビアが優勝したらしいです。
今回のマラウイワールドカップで感じた気付きを3点。

●途上国でファンドレイジングの重要性

以前サッカーは途上国でとても人気があり、企業活動、NGO活動を行う上でとても有効な手立てという記事を書きました。(サッカー×途上国、有効なプロモーション手法 Vol.88)今回のサッカー大会はその具体的な例と言えます。参加チームは12000マラウイクワチャ(約3000円)を払います。16チーム分で約48000円のファンドを集めたことになります。この金額は確かに、とても大きい金額とは言えないかもしれません。
しかし途上国でファンドを集めるということが大きな意味合いを持っていると思います。普通、NGOは先進国でファンドレイジング(資金調達)を行います。その方法は寄付や会費であったり、助成金・委託金で会ったり、途上国で製造した製品を先進国で売るというビジネス収益であったり様々です。そしてその資金を使って途上国でプロジェクトを行います。途上国でのファンドレイジングは規模が小さくなりがちで、また人件費なども考えるとペイしないことが多いのでなかなか難しい現状があります。
しかし個人的には、途上国内でのファンドレイジングがとても重要だと考えています。途上国にお金がないとは思いません。途上国内での格差が大きくて持つものと持たざるものに分かれているというのが貧困の現実だと感じます。富裕層や外国人、利益を出している企業、そういった途上国にいるプレーヤーが自身がいる国の解決のためにファンドを出すというのが必要だと思います。そうすれば自国内での問題という意識も芽生えるはずです。先進国からの援助に頼るという依存ではなくて自分たちで何とかするという気概がまず第一に大切です。また自国内でのファンド形成は途上国内での格差の解消にもつながるはずです。

●日本人の特質

今回のワールドカップで「時間を守る」「ルールを守る」という日本人の性質を感じることが強く感じることが出来ました。

・時間を守る

当日は朝7時30分に集合だったのですがその時間にしっかりと集合出来ていたのは日本人だけでした。数人他の国の人もいるようでしたが、日本人は全員きっちりと時間通りに集まっていました。この時間にきっちりしているというのは日本が誇るべき日本人の性質だなと思います。結局集合が遅れたせいで試合は30分押しで運営されたのですが、もしこれが日本で行われる大会であればきっちりと時間通りに進んでいたと思います。この時間を守るというのは間違いなく生産性に繋がります。日本人が集団になった時に効率よく動けるというのは素晴らしいと思いました。

・ルールを守る

また競技は登録人数が9人で、ゲームには6人出場というルールでした。9人の内、少なくとも5人はその国の国籍の人が登録されなければなりません。マラウイアン(マラウイ人)は最大でも4名ということです。しかしこのルールを守っていないチームも少なくありませんでした。スイスなんかプレーヤー全員がマラウイアンという非道っぷりでした。笑
これに関しても日本チームはしっかりと守って、3人のマラウイアンに参加してもらいました。このルールを守るというのも集団を形成上では効率、生産性を高める素晴らしいことだと思います。もちろんルールを単純に守るだけではなく、時には独自の考えや基準で物事を遂行することも日帳になります。しかし原点としてルールを守るということは集団にとってはプラスの側面が大きいと思います。

●サッカーの無限の可能性

参加者の中には女性のプレーヤーがいたり、子どものプレーヤーがいたり、サッカーは誰でも気軽に楽しめるスポーツだと改めて感じました。ルールも単純なので多くの人が観戦して楽しめます。今回も参加者だけでも、9×16チームで約150人、その家族や友人等を合わせると数百人が会場に訪れていました
周りには出店がならび、ハンバーガーやチキン等が売られていました。子ども達がアイスクリームの販売をしたりもしていました。
またその会場でDIPD(Development And Integration of Persons with Disabilities)というムチンジ県で障がい者支援を行っているNGOを展示を行っており啓発活動や、紹介などを行っていました。
サッカー大会は数百人規模以上で人を集めることが出来ます。単にサッカーを主催する団体だけがチャリティを行うのではなく、他のNGOとコラボレーションすることによって相乗効果が生まれます。主催NGOにとっても大会がより社会的意義を持つことになり、イメージ向上に繋がります。他のNGOと協業することによってさまざまな情報や機会を得ることにもつながるはずです。
サッカーを軸にすれば色々な活動をブーストすることができ、社会問題の解決につなげられると感じました
来週から始まるワールドカップで日本には、集団の力を最大限に発揮して予選リーグは是非突破してもらいたいです。
かつろう

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