2014ブラジルワールドカップ開幕をまじかに控えたこの時期、マラウイでもワールドカップが開催されました。
●途上国でファンドレイジングの重要性
●日本人の特質
・時間を守る
・ルールを守る
●サッカーの無限の可能性
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2014ブラジルワールドカップ開幕をまじかに控えたこの時期、マラウイでもワールドカップが開催されました。
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孟嘗君(田文)は中国の戦国時代の人で、斉、魏、秦といった国の宰相になった人で紀元前4世紀から紀元前3世紀に生きた。物語の後半部はこの孟嘗君の活躍が中心になるのだが、前半部から中盤にかけては白圭という商人が主体となって物語が進んで行く。白圭はもともとは貴族の血筋にいた人なのだが、齢を重ね商道に進んでゆくという内容だ。
この白圭は司馬遷の史記にも記されているらしい。司馬遷は古代中国の歴史家で、じつは司馬遼太郎もこの司馬遷に遼(はるか)に及ばずという意味合いを込めて、ペンネームを付けたほど歴史家のしての声望は高い人である。
その白圭が商売で成功をおさめ、そして取り掛かった事業が河川の氾濫を治めるための堤の建設だという。堤と聞けば信玄堤などを思い浮かんでくるが、これは信玄などの治世者が社会福祉のために行う活動の一環だと言える。行政が担当すべき公益だ。
(信玄堤:武田信玄が築いたと言われる堤。河川の氾濫を防ぎ社会の安定・発展に寄与した。)
しかし白圭は商人の身でありながらこの大事業を幾年にもわたり行い、そして完成した。
昨今CSR(企業の社会的責任)という考え方が出てきたり、社会起業家、ベンチャーフィランソロピーという言葉が注目を集めている。企業は株主だけのものという考え方や、利益を出すことにのみに意義があるという考え方はもはや時代遅れになりつつある。これは素晴らしいことだと思う。社会を良くするということが商売の根底にあると思うからだ。
(ベンチャーフィランソロピー:非営利企業や社会的企業に、社会的なリターンを主な目的として投資、経営支援をすること)
しかしこの白圭の事業も利益を度外視した社会的な事業であると言える。言葉としては最近出てきたのかもしれないが、社会の為の事業を商いというテコを利用して行うという考え方、生き方は2000年以上も前からこの世の中にあったのだろうなと思う。
売り手よし、買い手よし、世間よしの近江商人の“三方よし”という考え方もこれに近いものだと感じる。
人生において、どういう肩書き、どういう道で生きるのかということはあまり重要なことではないのかもしれない。白圭は商売の道を歩み、人々の福祉の充実に尽くした。一方、斉の宰相として描かれる鄒忌(すうき)は政治を民の為ではなく、己のための道としてしか見ていないきらいがある。
社会のために行きたいと思うことを出発にすれば、ビジネスの道を歩もうが、NGO・NPOの道を歩もうが、国連といった国際機関を歩もうが、政治の道を歩もうが、問題ではないのかもしれない。政治家であろうが商人であろうが、司馬遷のような慧眼を持った歴史家によって史書に記されるだろう。
どういった自分でありたいか、どういった物事を成し遂げたいのかということを明確に意識し、その為に自分を鍛錬してゆけば、どういった道を歩もうが満足のいく一生を得られるのかもしれない。
かつろう
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5月の人気記事ランキングと5月のページビューをまとめてみたいと思います。
グーグルアナリティクスを使っているのでそこからのデータになります。
1番アクセスが多いのはトップページなのですが、それを除いた記事別ページのランキングです。PCとモバイルを併せて100以上のアクセスがあった記事をピックアップしました。
ちなみにトップページのアクセス数は534ページビュー(PC453PV、モバイル81PV)になります。
1位 青年海外協力隊って給料もらえるの?いくらなの??協力隊の懐事情? Vol.73
・269ページビュー(PC94PV、モバイル175PV)
2位 マラウイの次期大統領は、現ジョイス・バンダ大統領で決まり?マラウイの大統領選挙情報 Vol.81
・194ページビュー(PC151PV、モバイル43PV)
3位 青年海外協力隊って給料もらえるの?その2?事業仕分けによる手当削減? Vol.74
・173ページビュー(PC66PV、モバイル107PV)
4位 「ハイエナ」に処女を奪われる少女。マラウイの児童婚の問題 Vol.78
・133ページビュー(PC50PV、モバイル83PV)
5位 特別な資格がなくても応募できる青年海外協力隊(JOCV)のおススメ職種 Vol.57
・127ページビュー(PC44、モバイル83PV)
6位 マラウイの伝統的習慣とHIV/AIDSの問題 Vol.61
・123ページビュー(PC33PV、モバイル90PV)
7位 プロジェクトマネジメント?リスクと課題? Vol.20
・102ページビュー(PC85PV、モバイル17PV)
協力隊のもらえるお金に関しての記事が上位に食い込んでいます。2位には5月20日に投票のあった大統領選挙の記事が入っています。(予想は完璧にかずれましたが。。)
ページによってPCが多かったり、スマホなどのモバイルデバイスが多かったり、記事内容によってアクセス元のデバイスが変わるのが顕著に表れています。大統領選挙やプロジェクトマネジメントといった内容はPC検索が多いですが、他はモバイルデバイスからのアクセスが多くなっています。
6位のマラウイの伝統的習慣とHIV/AIDSの問題は下記でまとめてもらっているのが大きいです。
・NAVERまとめ
http://matome.naver.jp/odai/2139315914555334101
・【FX・株式】市況2ちゃんねるまとめ
http://fx2ch.blog.jp/archives/7546785.html
・セッション数 1657
・ユーザ数 1368
・ページビュー数 3279
・平均セッション時間 1分17秒
・新規セッション率 77.97%
※同一ユーザがもう一度訪れた場合、セッション数は増えますがユーザ数は増えません。グーグルアナリティクスでは30分以内の再訪ではセッション数は増えません。
・オーガニックサーチ 1076
・ダイレクト 378
・参照 120
・ソーシャル 83
・デスクトップ 798
・モバイル 788
・タブレット 71
月間ページが3279と、日にすると100PVを越えるくらいです。取りあえず目標は1万PVなのですが、まだまだ先は長そうです。現状では一訪問(セッション)につき2ページビューが平均ですが、これを増やすことが一つの課題と言えるかもしれません。
チャネルに関して、ソーシャルはネイバーが60、フェイスブックが19、FC2が4になってます。思った以上にフェイスブックが伸びていないです。。ツイッターもやろうかな。参照はブログ村経由です。
デバイスはデスクトップとスマホなどのモバイルが半々となっています。長すぎる記事はモバイルでは読まれにくいような気もしますが、長い記事を書くことが好きなのでどうしたものやらです。
目指せ1万PV!
かつろう
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昨今グローバル人材という言葉が使われることが多くなりました。
日本企業は国内だけでなく、国際的に活躍出来る人材を必要としているのだと思います。
今回はこのグローバル人材を育てる方法について書きたいと思います。
まずこの記事におけるグローバル人材を定義します。
“途上国や中進国の市場を開拓できる人”とします。
今後は先進国以上に途上国や中進国での市場が重要になってくること、途上国の市場は多くの日本企業にとって確保しているシェアを“守る市場”ではなく、新しく顧客を切り開く“攻める市場”であると考え上記定義を使うものとします。
では“途上国の市場を開拓できる人材”を育成するにはどうすればよいのか。とにもかくにも必要なのは途上国に人材を送りこむことだと思います。途上国で実地の経験を積ませ、そしてそれを仕事に活かすこと。これがグローバル人材、途上国の市場を開拓出来る人材を育てる上で最も大切なことだと思います。実際にその国に住んで、仕事をしてみないとその国の事など理解できません。数字や情報も大切ですが、実際に感じる肌感覚なくしてはそれらは意味を持たないと思います。
ではどのようにして途上国で実地の経験を積ませればよいのでしょうか。今回はその3つの方法をご紹介したいと思います。
自社の支社が途上国にあったりする場合は直接そこの派遣をして経験を積ませるのが一番の方法だと思います。実際の仕事をやりながら学ぶのはとても効率的です。日本でも商社やメーカー、銀行等は積極的に途上国に人材を送りだしています。現地語が必要な場合は初めの数か月?1年くらいは現地の語学学校に通わせて、その後実際の業務に携わらせるという場合が多いようです。実際、私が中国は上海の復旦大学に短期留学していた時に駐在初期の研修として語学を学びに来ているメーカの人がいましたし、商社で海外駐在になった先輩はまずは1年間語学学校に通った後、実際の業務に携わると言っていました。
余談ですが、日本の場合は数年で駐在を終えて帰国したりするのがほとんどだと思いますが、韓国のサムスンなんかはその国に派遣されたらそこで一生やっていくというような話も聞いたことがあります。一生その国でやっていくとなれば本気度合が一層あがるんだと思います。
しかし大手ではない限り、海外に支社はないという企業がほとんどだと思います。また大手であったとしても自社で進出していない地域には自社では派遣することが難しくなります。アフリカ大陸なんかはその典型かもしれません。
ではその場合どうしたらいいのか。外部に委託すればよいのです。
まずおススメしたいのが、JICAの民間連携制度です。
(http://www.jica.go.jp/volunteer/relevant/company/cooperation/)
この民間連携制度とは、簡単に言えば企業から青年海外協力隊員を派遣する制度です。
制度の詳細は前回のブログで紹介していますので参照頂ければ幸いです。
(JICA民間連携制度とは?途上国に関心がある社会人必見!vol.92)
普通の協力隊だと2年任期ですが、例えば1年と言った風に派遣期間を調整出来ます。また派遣先の国や案件もJICAと調整することが出来るので進出を考えている国へ先兵として人材を送りだすことが出来ます。
NPO法人クロスフィールズさん(http://crossfields.jp/)は留職という、日本の企業人材を途上国の組織に一定期間派遣することで、日本の企業の人材育成と途上国の発展への貢献をするというプログラムを展開されています。
途上国の組織に派遣するという取り組みはICV(International Cooperate Volunteering)と呼ばれ欧米でも普及しつつあるようです。以前フランスのICVの組織に話を伺ったことがあるのですが、この制度が欧米で広まる理由の一つは欧米の休暇の制度にあると思いました。ICVは企業派遣と個人参加の二つに分かれます。クロスフィールズさんがやられているような企業派遣と、個人が直接ICVエージェンシーを通して途上国で業務をする二つの形態です。欧米では1?2か月単位で休暇をとれることもあるので、その休暇を利用して途上国に貢献するというICVの形態が成り立っているようです。これがICV全体の裾野を広げているといえます。さらに、フランスではこのICVを利用するためにかかった費用の66%は額は国が税金控除の形で補助されると言っていました。欧米ではこのような休暇制度、国の補助制度がICV制度を後押ししているといえます。
以前クロスフィールズさん経由の方とNPOで一緒にお仕事をさせて頂いたのですが、とてもプロフェッショナルな仕事をされていました。
クロスフィールズさんの留職プログラムはJICAの民間連携制度に比べると期間や内容等、自由度が高い内容になると思います。また案件に関して詳細をしっかりと打ち合わせて、貢献内容やそこから得られるアウトプット、成長などもしっかりと決められると思います。そして定期的にフィードバックをし、活動内容に助言をもらえたりするのでしっかりと方向性のかじ取りが出来ると思います。
実は協力隊では、案件がしっかりしていないということがたまにあります。配属先にいってみると配属先がなくなっていたり、配属先で必要とされていなかったり、ただ単に日本からの助成金を引っ張ってくる窓口と思われたり。もちろん全てが全てではありませんが、そういう案件もあるにはあります。また青年海外協力隊の案件は内容があいまいなことも少なくありません。ざっくりとコミュニティの収益向上に協力してほしいとか、組織の運営を円滑にするとか、実際受け入れる側も、どういうことをすれば良いのかわかっていない場合もあります。もちろんそこで問題発見能力を養うというのも必要なのですが。
私自身、大学の頃そして社会人になってからもバックパックでアジアや南米、中東やアフリカ等を回りました。そして今は青年海外協力隊としてマラウイに来ています。
旅で数日から数週間でその国をとおり過ぎるのと、その国に腰を下ろして数か月単位で仕事をするのではやはり違うと感じます。1つには、しっかりと腰を下ろして住んだほうがその国の人を感覚を通して深く知ることが出来るようになるのだと思います。例えばマラウイ人の中にはとても優秀な人が多いです。しかし忠実で仕事はしっかりとこなすけれども、自分が引っ張っていくような起業家精神にはかける所があります。不満は結構言ったりするし、ちょっとした小競り合いはするけれど、大きな暴動などはしない。お金がないと言ってはいるくせに食べ物を残したり捨てたりする。これらは数字やなんやらではなくて感覚値に近い情報になります。多分、旅で通り過ぎただけでは感覚値としては理解できなかったと思います。
ビジネスやプロジェクトにおいては数字だけでなくこういった感覚値がキメの部分に影響してくることも多いと思います。
グローバル人材、途上国や中進国の市場を開拓できる人材を育てるためには、現地に住んで仕事をする機会を作り、そういった感覚値を養うことが必要になるのだと思います。
かつろう
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今回はJICAが行っている青年海外協力隊との民間連携制度を紹介したいと思います。
(民間連携制度:http://www.jica.go.jp/volunteer/relevant/company/cooperation/)
この民間連携制度とは、簡単に言えば企業から人材育成目的で青年海外協力隊員を派遣する制度です。
私の同期にも金融機関から民間連携制度を利用してタイに派遣されている人がいます。タイはもはや中進国の体ですし、金融や保険など中所得向けのサービス分野の企業にとっては魅力的な制度に移ったのだと予想されます。途上国・中進国で活躍できるグローバル人材を育てるニーズは今後どんどん高まっていくのだと思います。
私の時は1人、その前の隊次では3、4人この制度を利用していたと聞きました。協力隊は年間4回派遣があるので、そこから考えると現状では毎年10人程度はこの制度を利用しているのではないかと思います。
派遣をする職種、つまり案件もマーケティング、経営管理といったビジネス的なもの、コミュニティ開発、青少年教育といった現地の人と農村部などで本当に近くで活動をするもの、自動車整備、電子機器といった技術的なもの、感染症・エイズ対策、看護師といった保健分野のものまで多種多様にあります。
普通の青年海外協力隊と民間連携制度の制度としての違いを見てみたいと思います。
制度は普通の協力隊だと下記のような感じになります。
対してこの民間連携制度だと普通の青年海外協力隊に比べてメリットは下記のようにあります。
他のメリットとしては派遣前の語学訓練、現地での安全確保や医療のバックアップ、現地だけでなく世界に渡る協力隊ネットワークの繋がりがあげられます。
派遣前の訓練は協力隊と同様に受けることが出来るのです。2か月間、みっちりと英語や現地語の訓練をJICA負担で受けることが出来ます。この語学訓練のクオリティはかなりしっかりしています。数人?多いと6人くらいに分けられ、午前午後と外国人の先生から英会話やプレゼンテーション手法、技術的な内容などを学びます。
さらに協力隊員同様、現地での安全の確保や医療のバックアップなど全てJICAが行ってくれるのです。他にも現地の住居等、生活に必要なバックアップなどを受けられます。これを自社で賄おうとすると保険料や各種手配だけでも相当費用はかさみますし、労力も使うはずです。
また各国の政府機関に派遣されることも多いので、その国の公的機関とのつながりを作るのにも役立ちます。
そして現地の人や政府機関との人脈形成はもちろんですが、それだけでなく協力隊の横のつながりも出来ます。私の時だと同期100人と2か月間派遣前訓練を共にしました。そして各々、各国で2年間活動するのです。
単に自分の派遣されている国だけではなくて、世界中に派遣されている日本人とつながりを持つことが出来るのです。何かその国についてわからないことがあれば聞けるでしょうしこのネットワークは財産だと思います。良くも悪くも協力隊はつながりが強いです。(悪くもとはついつい内輪で閉鎖的なことになることもあるということです。)
さらにもう一歩進んで考えると、この民間連携制度を利用することによってJICAとのつながりを持つことが出来ます。そのつながりによって他の支援・協業を検討出来るのではないでしょうか。
JICAは企業やNGOの途上国進出の為の様々な支援制度を持っています。
(http://www.jica.go.jp/activities/schemes/priv_partner/index.html)
例えば協力準備調査(BOPビジネス連携促進)
http://www.jica.go.jp/activities/schemes/priv_partner/BOP/index.html
という制度では途上国で新たなビジネスやプロジェクトを始める予備調査のための費用として最大3年、5000万円までの費用を補助してくれます。
このような制度を利用したいと思った時にはプロポーザルを提出しなければなりません。グラントやプロポーザルが承認されるためには様々な要素が必要になってきます。内容や将来性がしっかりと提出書類に示されることはもちろんですが、それだけでは十分とは言えません。人とのつながりが重要になってきます。JICAの担当の人と色々と関係性を持っておく必要があるのです。そのような関係構築の第一歩として、協力隊の民間連携制度を位置づけることも出来ます。もちろん案件によって担当者は変わるでしょうが、紹介をしてもらったり、色々と提出内容についての相談などをすることが出来ると思います。
もしあなたが途上国進出を目論む企業の人事担当者ならこの制度を利用しない手はないと思います。
もしあなたが途上国で仕事をしたい社員ならこの制度を人事に持って行き、派遣してもらえるように交渉しても良いのではないでしょうか。
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今回はマラウイアン(マラウイ人)の英語の3つの特徴について書きたいと思います。
マラウイの公用語は現地語であるチェワ語と英語です。他にも北部のトゥンブカ語やトンガ語、中南部のヤオ語等がありますが基本的に最も広く使われているのがチェワ語と英語です。
そしてこのマラウイアン英語ですが、チェワ語の影響をとても強く受けています。
英語の単語の語尾に母音が入ることが多いです。例えばタウン(town)はタウニ(towni)となり、フォー(four)はフォーロ(fouro)と発音されたりします。
これはチェワ語の単語の最後は母音で終わるということに影響されているのだと思います。例えば水のことはmadzi(マジ)といったりしますし、動詞だと愛してるはkonda(コンダ)となります。ちなみに動詞は語尾が全て「a」で終わります。この「a」が活用して「e」になったりします。否定やすべきという時等にこのような活用をします。
日本人は一般的にR(アール)とL(エル)の発音の区分が苦手です。これは日本語に(R)アールの発音がないからだと思います。マラウイアンもこの二つをあまり区別しないようです。チェワ語を文字に表すときは一応LとRの表記は単語によって決まっていますが発音にしっかりとした区分があるとは思えません。
そしてこの巻き舌のR(アール)をマラウイアンは発音出来ないのです。例えばターン(turn)という言葉を発音するときはテンになり、ナース(nurse)を発音するときはネスになります。はじめ聞いたときは全く理解できませんでした。
テン?何が10なの??
彼はメルネスだからって、メルネスって何??male nurseでした。。
一度聞いて知っていればわかるのですが、初めて言われた時はチンプンでした。
またR(アール)という時一文字を読む時はアーラと発音します。これは巻き舌が出来ないことと、語尾に母音が入るということが組み合わさった産物です。アーラ、アーラ。これも知ってないとはじめは理解できません。
英語には独特のリズム感があります。抑揚です。しかしチェワ語にはあまり抑揚はありません。平坦な調子で言葉が紡がれるのです。マラウイアンの英語上級者にありがちなのがこのチェワ語の癖を英語にも引きずってしまうことです。
リズムや抑揚なしに、マシンガンのように早いスピードで繰り広げられる英語。これには未だに適応しれていません。。もちろん基本的な英語能力が足りないのが一番の原因なのですが。
ただ会話で重要なのは相手の言いたいことの要点を理解することだと最近気づいてきたので言ってることが全部わからなくても、大切なことを集中して拾うことでなんとかやっていけています。
マラウイアン英語は癖があるなと僕が思っているように日本人英語は癖があるなと思われてるんだろうなーと思うとお互い様だなと感じます。
どういう言葉の癖があってどのように違うのか、その違いさえ理解していれば相手の言いたいことを正確にとらえることが出来ます。
言葉に限らず異文化の理解ってまずは違いをしっかりと認識することから始まる気がします。
かつろう
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BOPペナルティとは貧困層の方が購買活動などにおいて不利益を被る場合があるという考え方です。
貧困である(低所得、農村部に居住等)がゆえに高い価格や低品質の製品・サービスを被ることがあるということです。
(参照:BOPペナルティーとはなにか Vol.50)
例えば商品は流通経路としてメーカ⇒卸売⇒小売りと流れますが、これは途上国では都市部から農村部への流れともいえます。つまり都市部の卸売店や小売店に農村部の小売店が商品を買いに来て農村部に持ち帰って売るのです。都市部に住んでいる人は卸売店や都市の小売店から買うことが出来るので介在者が多くありません。しかし農村部に行けばこの流通業者や小売店といった介在者が増え、中間マージンが増えることによって価格が高くなるということです。
農村部に住んでいる人はその価格差を知りながらも、わざわざ都市に買いに行くことも出来ないのでしぶしぶ高価格や低品質で購入することになります。
これにより貧困層はより貧しくなるという、負のスパイラルに陥ることになります。
さてこれは国家の中でのだけにはとどまらないです。国家レベルでも、貧国の方が購買活動において不利益を被るということがあると考えました。つまり同じ製品を買うにしても貧しい国の方が高くなるということです。
例えば電化製品などは典型例です。PC等はマラウイに比べると日本の方が間違いなく安いといえます。これはマラウイには電化製品の生産拠点がなく、また近くに中国のような安価な労働力が豊富にある生産拠点があるわけでもないからです。輸送コストや関税などがより多くかかるのです。さらにマラウイは内陸国であるので海運のみを使用することもできないのです。海運でタンザニア、南アフリカ、モザンビークに持ち込まれたモノをさらに陸路で運ぶことになります。
他にもマラウイの方が日本より高い製品としてガソリンがあげられます。
日本だと2014年5月現在、レギュラー1リットルあたり約160円くらいでしょうか。マラウイではだいたい840クワチャ(1ドル=400?410クワチャ)です。日本円にすると200円は超える計算になります。
では何故このような差が発生するのでしょうか。
ガソリンの生産・流通過程を確認してみます。
まずは原油を掘りだすプラントから原油が取り出されます。次にそれが製油所でガソリンに精製されます。そしてそれが卸などを通ってガソリンスタンドに流通するわけです。そして原油の元の価格や卸価格等が影響して末端のガソリン価格が変わるわけです。
日本には大規模な油田はないが、ガソリンを精製出来る製油所がいくつもあります。
対してマラウイ国内では原油が出る場所はありません。そして調べてみたのですがやはりマラウイに製油所はありませんでした。周辺国で言えば南アフリカに4つ、ザンビアに1つあるようです。
(アフリカの製油所一覧:http://www.mbendi.com/indy/oilg/ogrf/af/p0005.htm)
つまり電化製品の工場が自国内にないのと同じで、ガソリンという製品を他国の製油所から輸入して運んでこないといけないわけです。その輸送コストや関税が多くかかってしまっているということです。道も悪路が多く、また国境等でとられる時間も多い。とういことは人件費もさらに負担を増すことになります。
マラウイ等途上国では車両を使うことが主な移動・交通手段になります。人口密度が低いので鉄道は現実的ではありません。企業活動やNGO活動をするときもこのガソリンにかかる費用が一つの負担となり、成長や援助を鈍らせてしまいます。
国家レベルでのBOPペナルティによって貧国はより貧しくなるという負のスパイラルが形成されているのです。
ちなみにマラウイ湖から石油が出るなんて話もありますが、そうなったら間違いなくタンザニアとの領土問題に発展してマラウイは負けてしまうのだろうと思います。マラウイとタンザニアでは国力が雲泥の差ですので。
うーん、がんばろうマラウイ。
かつろう
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今回は海外旅行の手配で僕が普段使っているサイトを紹介したいと思います。
といってもマニアックなサイトとかではなく全てオーソドックスなものです。
ロジスティクスの仕事とは航空機や国内移動といったトランスポートや宿の手配、ビザの申請等雑務もろもろを全てこなせるなんでも屋さんのことです。国境なき医師団は医師や看護師、薬剤師といった医療職だけでなくこのロジスティシャンも募集しているので国際協力の世界で活躍したい人は一度見てみるとよいかもしれません。
(国境なき医師団http://www.msf.or.jp/work/)
他にも物資を支援する時の輸送や貯蔵などもロジスティクスと言います。流通等に強い人がこの仕事に向いています。
かつろう
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今回はマーケティング・プロモーションに関する記事を書きたいと思います。
あなたがとある企業もしくはNGOの広報担当者だとします。
アフリカのマラウイで広告を展開することになり、そこに登場させる日本人を選ぶことになりました。
果たして誰を起用しますか?(製品やサービスの制約はなく、一般的に考えた場合と想定します)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
僕なら間違いなく香川真司選手を起用します。
何故なら彼がマラウイをはじめとしたアフリカで最も知名度の高い日本人の1人だからです。
マラウイを初めとしたアフリカ諸国ではサッカー(フットボール)がとても人気です。
日本ではサッカーの競技人口は約600万人で、野球の800万人よりも少なく、野球の方が人気があります。年俸を見ても明らかに野球の方が高いです。推定平均年収でも野球が約3800万円なのに対しサッカーは2100万円で倍近くの差があるようです。
しかし世界の競技人口を見てみると野球は3500万人程なのに対し、サッカーは2億7千万人とかなり差があります。そう、世界ではサッカーの方が人気なのです。特にアフリカの途上国では特別な器具がなくてもボール1つで出来るサッカーが大人気です。子ども達はサッカーボールを手作りしてしまうので実質特別なものがなにもなくても出来てしまいます。
クリケットやバスケットボールも世界で人気がありますが、やはり特別な器具やコートなどが必要になってくるのでボール以外何もいらないサッカーには敵いません。
マラウイではもともとイギリスの植民地であった影響もありプレミアリーグが大人気です。そしてそのプレミヤリーグ、マンチェスターユナイテッドで活躍する香川真司選手は人気で有名です。地元の人とサッカーをしていると「カガーワ」と呼ばれます。
このサッカーは無限の可能性を秘めていると思います。
サッカーのスタジアムは人がたくさん集まる場所になります。国内リーグであっても皆、熱狂的に応援したりします。その人が集まるスタジアムやその周辺に広告を出したりすることは効果が高いと思われます。
また新商品の発表等のプロモーションするための催しとしてサッカーの試合を開催するというのも人々の注目を集めるはずです。
例えば教育を振興したいと思い、子ども達の出席を促したいと考えるとします。その際にサッカーを授業の後に開催するなどすれば子どもは学校に来るようになるのではないかなと思います。
人を沢山集めてHIVの啓発活動などを行いたいと思った時に、サッカー試合を開催して人を集めた上で、啓発活動等を行うということも有効だと思います。お金で人を集める、地域の権力者に依頼して集めてもらう等ほかの方法もありますが、サッカーも有効な一つの手段だと思います。
中田英寿選手のようにチャリティーとしてサッカーの試合を行うのも効果的ですが、直接的に途上国の現地活動と結びつけることもとても有効な方法だと思います。
企業活動にせよNGO活動にせよ、アフリカで広報活動を行うならサッカー(フットボール)を一つのキーファクターとして考える必要がありそうです。
かつろう
参考;
FIFA
http://www.fifa.com/worldfootball/bigcount/registeredplayers.html
国際野球連盟
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%87%8E%E7%90%83%E9%80%A3%E7%9B%9F
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前回に引き続き今回も途上国のビジネスについて考えたいと思います。
(参考:途上国ビジネスの可能性1?マラウイの国内商社? vol.86)
旅などで途上国にいくと必ず出会うのがタクシードライバーです。
トゥクトゥク、バイクタクシー、車のタクシー等様々な形態があります。
マラウイでタクシーと言えば基本的に車のタクシーしかありませんので
今回はこの車でのタクシーを中心に考えます。
基本的にタクシードライバーは雇われドライバーの事が多いです。
もちろん自分で車を所有している人もいるでしょうが、車のオーナーが別というドライバーが大半です。これはマラウイだけでなく、ジンバブエでも同じでした。
タクシー会社、というか車を所有してドライバーに貸すというビジネスを想定します。
まずビジネスの仕組みとして大別すると車を貸す代金を取る方法と、利益の一定割合をもらう方法があります。
例えばマラウイのあるタクシードライバーは毎週25000クワチャで車をレンタルしていました。月に100000クワチャの計算です。400クワチャ=100円くらいなのでだいたい週6000円、月に25000円くらいのレンタル料金になります。車を貸すビジネスをすれば月にこのくらいもらえるということです。
ちなみに車はかなりぼろくて、恐らく中古で20万円くらいのものだと想定されます。車の登録料なり、維持費なりはかかるとしても1年以内にはペイすると思われます。
ちなみにマラウイでタクシーやミニバスは白地に赤文字のナンバーを付けています。つまりタクシーの登録が必要になってきます。このあたりの規制を考慮する必要もあります。
ちなみにタクシードライバーに月収を聞いたところ20000クワチャ(約50ドル)といってました。タクシードライバーは基本的に低く言う傾向があるので(少しでもお金をもらうため)もう少しもらってると思います。たぶん40000クワチャ(100ドル)くらいはいってるんじゃないかと。
ちなみに平均月収ですが、農村部でも平均するとだいたい15000?30000クワチャ(約40?80ドル)くらいは家計収入があることが多いです。フィールド調査などで聞き取り調査をするとだいたいこのくらいの数字を聞くことが多いです。
ジンバブエのタクシーはこの利益の一定割合をもらう方法をとっていました。不思議とどこの都市にいって聞いても売り上げからガソリンを引いた利益の23%がドライバーの取り分で、77%はオーナーの取り分と言っていました。こういう法律でもあるのでしょうか。
ドライバーの収入はだいたい200ドルとか、100ドル後半と聞いたので、オーナーの取り分は700?800ドルくらいになります。
ただしジンバブエのタクシー車両はかなりきれいなものがほとんどだったので中古でも少なくとも60万円以上はかかると思われます。それでも車両に対する投資を回収するのにそこまで時間がかかるわけではありません。
日本の不動産などに投資するよりは利回りがいいビジネスだと思います。もちろん良質な車両の取得、信頼できるドライバー、タクシーの規制、等の課題をクリアしなければなりませんが。
2014年7月6日追記:ちなみにマラウイではタクシーの登録自体はすぐに出来るらしいのですが、外国人がオーナーとなってタクシーを運営することは出来ないようです。
アフリカでは日本の中古車がとても人気です。中古車であっても丈夫で質が良いというのが理由です。
マラウイのミニバスやジンバブエのコンビと呼ばれる乗り合いバスはトヨタのハイエースの中古車です。たしかタンザニアのザンジバル島もハイエースのミニバスが走っていたと思います。ただ最近のトレンドとしてノア?(というのでしょうか、車にあんまり興味がないのでわかりません)、車高が低くてより安定しているものの人気が少しずつ上がってきているとジンバブエで聞いたことがあります。
マラウイやジンバブエあたりの南東部アフリカでは主にタンザニアのダルエスサラ―ムの港を経由するパターンと南アフリカを経由するパターンがあります。ダルエスの場合は港まで車を取りにいって、そこから自分で運転して帰ってこないといけないらしいです。ちなみにその時はナンバープレートは出来ていないので、持って帰る国で登録したナンバーをペンで手書きしたりします。南アフリカの場合だとジンバブエの国境まで届けてくれたりするようです。(中古車会社によるのでしょうが)
直接取りにいくダルエスサラーム経由の方が安いらしいです。
価格も質が悪い20万円くらいのものからあり、40万、60万円くらい出せばしっかりしたものが帰るようです。もちろんそれ以上のものもあります。インターネットなどで中古車会社経由で購入する方法もありますし、新聞にも売買情報が載ってたりします。
途上国のビジネスのいいところは日本等先進国に比べると小さな資本でビジネスを始められることだと思います。100万円以下の資本で始められ、なおかつ上手くいけばその回収を1年以内に出来るという機会が多くあるはずです。
僕は途上国でビジネスを初めて、投資をすることに賛成です。ビジネスを作ることは雇用を生むからです。雇用は経済を作ると信じます。もちろん単なる搾取ではだめですが。
途上国ではホワイトカラー、ブルーカラーに限らず雇用が足りないと常に感じます。
かつろう
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