2014年 1月 の投稿一覧

アフリカの大学の写真紹介その2 ~マラウイ大学チャンセラー校~ .71

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以前ケニアのナイロビ大学とウガンダのマケレレ大学を
下記記事で紹介させて頂きました。
http://hitonowa.blogspot.com/2013/07/vol49.html

今回はそれに続いてマラウイにある国立大学である
マラウイ大学チャンセラー校(University of Malawi Chancellor College)を紹介させて頂きます。

マラウイ大学はマラウイ第一の国立大学で
チャンセラー校を始め5つのキャンパスが国内に存在します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%A4%E5%A4%A7%E5%AD%A6

このチャンセラー校はゾンバ(Zomba)という街に存在します。
現在首都は僕が住んでいるリロングウェですが
1975年まではこのゾンバが首都でした。

いうなればマラウイの古都・京都といったところでしょうか。
(歴史的建造物や街並みがあるわけではありませんが。。)

まずはそんなゾンバの街を紹介いたします。

マーケットの様子。
肉屋では映画でしか聞いたことがないようなシャキンシャキンという
刀を研ぐ音をさせながら捌いてくれます。
マーケットは道が碁盤の目のように整然と並んでいます。
リロングウェのマーケットが迷路のように入り組んでいるのと対照的です。
オランダ人が経営するオシャレなカフェもあります。
街中から10分~15分ほど歩けばマラウイ大学チャンセラー校につきます。
お相撲さんもびっくりの
ウェルカム トゥ チャンコ!(Chancellor College::CHANCO)
校内は適度に広く、とてもすがすがしい気分になります。
マンゴーの木。
子ども達が登ってマンゴーを採ってました。
しかし僕はどこを見渡しても最後までどこにマンゴーがあるのか目視できず。
おそるべしマラウイアンのマンゴーアンテナ。
決して新しくはないのですが
キャンパス内には風格が溢れていました。
案内掲示板
 図書館に貼られたキング牧師。
Gift
 Try

キャンパス内にはとても自然がたくさんありました。
またキャンパスから外を見渡した先にも山々が覗いており
とても落ち着いた気持ちになれるキャンパスでした。
年末に行ったので人が少なく、より一層くつろげました。

一昨年日本からチャンセラー校に留学生した友人が
マラウイのことをとても愛していたのもとても納得ができる
とても素晴らしいキャンパスでした。

大学と街が相互に関わりあって雰囲気や風格、風土を
創り上げているということがひしひしと伝わってきました。

おわり

かつろう

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おまけ

マラウイが貧しい10の理由 .70

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マラウイは最貧国の一つとして認識されている。IMFによるとGDP per capita(一人当たりGDP)は2012年で$250.9と数字を取れる国の中では世界で下から二番目の第181位で、物価を加味したGDP(PPP) per capitaでも135位だ。

ちなみに日本のGDP per capitaは$46,707で第12位だ。マラウイと比べると180倍以上の開きがあることになる。

<GDPとはある国のその年度における製品やサービスの総生産額を表し、それを人口で割ったものが一人当たりGDP、GDP per capitaとなる。また生産額だけでなくその国の物価を加味したのがGDP(PPP: Purchasing Power Parity)となる。つまり生産額が大きくても物価が高ければ生活が大変になるというようなことを考慮した指標になる。一般的にGDP per capitaが高いほど豊かと言える。>

では何故マラウイは長きにわたって貧しさから脱出することが出来ないのだろうか。下記にマラウイが貧国であり続ける要因を列記していきたいと思う。

【元々の環境・地理的リソース等ハード要因】

 

1、観光資源がない

マラウイには外国からの旅行者を呼び込むようなとても魅力的な観光資源が乏しいということが言える。アフリカで3番目の広さを持ち世界遺産(自然遺産)にも登録されているマラウイ湖や世界文化遺産のチョンゴニの岩絵があるくらいでそれ以外の目立った自然・文化の観光資源がない。国立公園でサファリを楽しむことも出来るが、ケニアやタンザニアといったアフリカ諸国に比べると見劣りをしてしまう。隣国のモザンビークにはモザンビーク島、ザンビアにはビクトリアフォールズといった有名な観光地があるのでどうしてもそれらと比較された時に選択肢としては見劣りをしてしまうだろう。

世界一周など長期的な旅行をしている旅行者が立ち寄ることはあっても、1週間や2週間の休暇で観光に来る選択肢としての魅力は少ないと言えるだろう。

2、天然資源がない

北部のKayelekeraでウランの鉱山資源が発見されてるなど、資源のポテンシャルについては言及されることもあるが現状では国の経済を大きく潤すほどの天然資源が発見されていないリビアやナイジェリアのような豊富な石油の埋蔵が確認されているわけではないのだ。

ちなみにこの鉱山はオーストラリアの資本が握ってしまっている。また国内のほかのポテンシャルのある鉱山に対する採掘権もオーストラリアや中国に対して売却したらしい。鉱山経営についてはまったく無知なのだが、こういったところを国営にしたほうが長期的な利益に繋がるのではないのかなと思う。
http://resource.ashigaru.jp/top_mine_kayelekera.html

3、内陸国

マラウイは四方をタンザニア、ザンビア、モザンビークに囲まれた内陸国である。内陸国であるということは港まで出る為に陸路で他国を経由しなくてはならない。輸出や輸入等に関してこれはコストを余分に掛けてしまうことになる。国内では外国からの品物が高くなる。また国内生産した製品を輸出する際も陸路と海路分のコストが余分にかかってしまう。そのコストがかかるということは国産品を輸出する際に不利になるということだけでなく、外国企業がマラウイに工場を建設するという意欲も減退させることになる。

4、外的な危機感が少ない

明治時代、日本は当時の清(中国)やソ連(ロシア)といった野心を持った国家と近かった。常に国家レベルでの危機感が存在していたのだ。それを背景として富国強兵といった考え方が発言し、政治家も国民も危機感を持って国の発展に取り組んだ。そのような危機感がマラウイにはあまりないのではないかと思われる。

資源的な理由、国の地理的な戦略性の理由、宗教的な理由などを考慮しても他国から侵略をされるという可能性もあまり高くはないと考えられる。
(タンザニアとマラウイ湖に関する領土問題(領湖問題?)はあるようだが、それほど大きな問題には発展していない。)

【人的リソース等ソフト要因】

 

5、技術力がない

1、観光資源と2、天然資源がないと聞いて思い浮かぶ国はないだろうか。そう、日本だ。もちろん比較的観光資源はあるが、戦後などはそこまで整備されていたとは言えない。そんな中で日本経済が発展した理由の一つが加工貿易だ。原材料を輸入し、それを加工し最終製品にして輸出をする。技術力があったからこそ出来たと言える。しかしマラウイには他国を凌ぐほどの工業・農業技術があるわけではない

その結果農業にとても偏った産業構造を形成してしまっている。労働人口の90%が農業に従事しており(2003年推計)、また全体に占める農業のGDP割合に関しても2007~2011年の5年間の平均値は26~27%と最も大きな割合を占めている。(参考:マラウイ 成長産業予測に係る情報収集・確認調査 最終報告書,2013年8月,JICA)
農業に依存している割合が高すぎる為に飢饉などの影響が大きく出やすい。一度飢饉が起こると全国規模で深刻な被害が出るのだ。工業やサービス業といった産業の割合を増やし、ポートフォリオのバランスを良くすることが必要なのではないか。

6、起業家精神が少ない

マラウイ人の気質として起業家精神が少ないということが言えるのではないかと感じる。例えば国内のお店やロッジに関して外国の資本であることが多い。例えばBataというマラウイ国内に多数みられる靴屋さんやSANAというスーパーマーケットはインド系の資本だし、Shop liteと言われるスーパーは南アフリカ資本だ。闇で両替を行っているのはジンバブエ人のオーナーだという話も聞いたことがある。他にもナイジェリア資本、中華資本、韓国資本等が多くみられる。印僑、華僑等外国人がマラウイで経営をし、マラウイアンを従業員として雇っているという構図が多くみられる。

またマラウイ人はとても温厚だと言われることが多い。例えば南アフリカでも使用人としてマラウイ人を雇うことが人気だという。マラウイアンは安い労働条件に関して文句を言わないし、英語も出来るからだ。

そして彼らは保守的な場合が多い。食べ物に関しても伝統的なシマと言われるメイズ粉で作ったオモチのような食べ物を主食としており、新しい食べ物には積極的に挑戦しようとはしない風がある。
保守的で温厚な部分は日本人の気質と通ずるものがあるかもしれない。

話はそれたが、そのようなマラウイアンの気質は起業を積極的に行うということとは距離があるように思われる。故に外国人が経済において主導権を握り、裕福なマラウイアンを生み出すことを阻害しているとも言える。

7、援助慣れ

昔から援助を沢山受けてきた国なので、他のアフリカ諸国と同じように援助に対して慣れを感じてしまっている。援助してもらって当たり前、誰かが助けてくれるというような前提が浸透してしまっている。自分たちで何とかするという気持ちがかけてしまっている。結局は自分たちでなんとかしないといつまでたっても貧困からは抜け出せないのだ。

8、汚職

他のアフリカ諸国よろしくマラウイでも汚職が度々発覚している。例えば2000年、政権の座にあったムルジ大統領は国家予算の40%がイギリス等からの援助に頼っているにもかかわらず、そのお金でSクラスのベンツを39台購入した。大臣や政府高官の公用車として配ったそうだ。これは当時イギリス等から相当なバッシングがあったようだ。そのようなことが重なり、数年前一時的にマラウイに対する援助を西洋諸国が打ちとめ、深刻なガソリン不足など国内が混乱に陥ったこともあったらしい。

そんなことがあった最近でも、政府高官による汚職が発覚し、全閣僚を解任するというようなことも起こっている。(http://www.startthailand.com/startmalawi/news/news-2012/1173-cashgate%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%AB%E3%81%A7%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%81%8C%E6%8F%B4%E5%8A%A9%E8%A6%8B%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B)。ただし多くの閣僚は再任したらしい。

9、人口の爆発的な増加


マラウイの人口増加はここ10年以上3%を越える高い数値を維持している。また一人の女性が子どもを産む数である出生率(fertility rate)は約6人と少子高齢化の日本では考えられない数値になっている。この人口増加を補えるだけの農業や工場の生産性が確保されていない。単純に人口の増加が悪というわけではないだろうが、それに経済やインフラ等がおいついていない場合、国は貧しくなるのではないか。

10、優秀な人材の海外流出

医者やナースや教授といった知識層がマラウイ国内でなく海外で働くということを選択することも多いようだ。様々な環境が整っていないことし、給与も先進国はもちろん周辺のアフリカ諸国と比べても低いようだ。愛国心のある人は国内に残るのだろうが、合理的に自分や家族の人生を考えたら海外で働くとういことになってしまうのだろう。また英語が出来るので海外で働くことが容易といった側面もある。
そういった知識層が国の発展に貢献しないので貧困からも抜け出せない、貧困なので彼らに対しても高いサラリーを払えず環境も整備出来ないという悪循環に陥ってしまっている。

他にもHIVをはじめとする医療に関する要因、教育に関する要因など様々なことが折り重なって貧困を作り上げている。

●結び

貧困はとても複雑で多面的な側面を持っているので一概にこうすればなくなるということを言うことはとても難しいと思う。

しかし個人的にはやはりマラウイアン自身の当事者意識がまずは必要なのではないかと思う。他の人に頼ったり、外国の援助を期待するのでなく、なにがなくともまずは自分たちの国だから自分たちでなんとかするというような愛国心というか、“志”のようなものが必要なのではないかなと思う。

明治維新や戦後の復興等日本が奇跡を起こしてきたのも日本人としての誇りと志が根底にあったからなのではないかなと感じるところが多い。

その精神が汚職を払拭し、産業を勃興させ、優秀な人が国内につくし、技術を発展させ、資源を掘り起こし、観光資源を醸成し、国を豊かにし、人々が安心して暮らせる生活を創りだすのではないか。

かつろう

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