2013年 4月 の投稿一覧

『採用基準』 ~リーダーシップとは?マッキンゼーの採用で問われる資質~ 書評その1 .16

【読んだ本】
『採用基準』伊賀泰代著

【著者背景】
マッキンゼーで採用・育成マネージャを務めた著者が、今必要とされている人材の資質について解説する。

【結論】
リーダーシップを身につければ自分の世界観が実現できる!

【要約】
マッキンゼーの採用基準としてもっとも重視されている一つがリーダーシップ”であり、本書はそのリーダーシップとは何かについて書かれた一冊。
リーダーシップとは成果目標に対して、時には摩擦も恐れず組織を率いていく能力のことである。またリーダーシップはトップだけでなくメンバーひとりひとりが持つべき能力でもある。

【感想】

●●リーダーシップはメンバー一人一人が持つべき能力●●

筆者はリーダーシップとはトップだけでなくメンバーひとりひとりが持つべき能力だと述べている。だからこそにアメリカでは入学や入社の際に全ての人に対してこの経験や資質を問うのだという。

何故メンバー皆が持つ必要があるのか。それはリーダーシップをもったメンバーであればリーダーの視点で物事を考えることが出来るからだ。成果を第一に優先する姿勢、時には摩擦も起こるが、それを必要だと思える感覚等が持てるからだ。
そういったリーダーシップを持たなければややもすると、組織や現状に対して不平や不満を感じるだけでそれを解決しようとしなかったりする。成果を出す為に責任をもつという自覚を皆が持つ組織程強いものはないということだ。

なるほどと感じた。確かに議論であれ、実際の活動であれ、自発的に考えて、責任を持ち、成果を優先出来るメンバー同士が集まればとても高い成果を出せると感じる。現にいまお手伝いしているNPOは経営陣が4人いる。そして4人ともとても強いリーダーシップをもっており、組織を引っ張っている。全員がリーダーとして自らの組織として自覚をもっているのだ。

組織はそういうメンバーで構成すべきだし、そういう意識を皆に持たせるべきだ。自らがメンバーになった時も、リーダーシップの意識を持ち続ければ、トップの人にとって心強い一員となるのだろうと感じた。

●●NPOはリーダー育成機関●●

また筆者はNPOはリーダー育成機関としてとても優れていると述べている。理由は下記2点。

1、 NPOには強力なリーダーがおり、またリーダーとの距離が近い。
::身近で学ぶことが出来る。
2、 NPOは組織が小さく、固まっていないことが多い。
::決められた役職だから、リーダーシップを発揮するというのでなく、
事前発生的にリーダーシップを発揮し、その結果として役職に就く。

なるほど。確かにその通りだと思う。また色んなところで問題が多いのでそれを発見・解決する機会に恵まれるのもリーダーシップの育成にはいいと思う。同時にこれはベンチャー企業にも当てはまると思う。

現在お世話になっているNPOでもすでに2人起業家を排出し、経営陣のお一人は個人事業主として独力のとても高い方だ。もちろん元々の資質も高かったのだろうが、上記のようにリーダーシップを鍛える機会にも恵まれたのではなかろうかと思う。

●●青年海外協力隊×リーダーシップ●●

青年海外協力隊にとってもこのリーダーシップはとても必要な資質だと思う。途上国にいって、言語も文化も違う環境に放りだされて、仕事をしないといけない。
場合によっては受け入れ側には必要と思われていないことだってある。そんな中で自分が存在するバリューを出して、成果を出さないといけない。そう考えてた時に一番必要なのはこのリーダーシップではないかと思う。
もちろん語学能力もとても大切だが、それだけでは意味を持たない。完璧でなくとも伝える情熱と志があれば言葉は伝わる。

単なる一メンバーとして派遣された組織で仕事をするのではなくて、責任と自覚をもって、摩擦を恐れずに成果を貪欲に求める。そういう姿勢で2年間過ごせればとても実りのある時間を過ごせるのではないかと思う。

とても読みやすい本なので協力隊で派遣される人は時間あれば是非読んでほしいと僭越ながら思う。
また協力隊に派遣されることが決まっていて尚且つ派遣まで数か月時間が空いているという人には上記の理由によりNPOでのインターンをお勧めする。現地活動で必要なリーダーシップが少しでも学べるはずだ。

かつろう

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以下備忘録として。(個人メモ的な意味外が強いので読む必要はあまりないです。)

【内容】

  • アメリカのビジネススクールの目的
    • 1、世界中から優れた人材を集めて排出する
    • 2、アメリカのビジネスマンに世界を見せる
  • 例え語学力に差があったとしてもそれを埋める専門性・スキルがあればグローバルなチームを率いていくことも出来る。(P27付近)
  • マッキンゼーは下記のような人材を求めている
    • 1、リーダーシップ
    • 2、地頭のよさ、もしくは個別分野における知識や経験
    • 3、英語力
    • 日本には2はいても1と3を兼ね備えた人はなかなかいない。
  • コンサルタントはゼロベースで考えることを叩きこまれる。自分のキャリア・進みたい道についてもゼロベースで考え、それまでとは違う選択肢を取るようになる。(P31付近)
  • ケース面接で見られて言えるのはケースを上手く解けたかではなく、その人がどれほど考えることが好きか、どんな考え方をする人なのかである。思考プロセスが確認されている。
  • 思考力=思考スキル+思考意欲+思考体力。
    フレームワーク等の思考スキルは後からでも身に着けられるのでそれが重視されるわけではない。(P46付近)
  • マッキンゼーではスパイク型人材も求められている。何か一つでも秀でたものがある人材。バランスは悪いが、そのスパイクが問題解決に大きな影響力を持つこともある。(P52付近)
  • 単に分析・解発見の問題解決スキルだけが求められているのでなく、人を動かしそれを実行していく能力が求められている。(P68)
  • チームメンバー全員にリーダーシップがあることが求められる。その方が成果が高い。リーダーシップは成果を最大化するために最適な行動をとれる資質であるので、全メンバーがリーダーとしての自覚を持てば自説に拘らず最適解を取れる。故にアメリカでは、入学、入社等全ての人間にリーダーシップの経験・資質を問う。
  • 管理職には以下の三つが求められる。(P102付近)
    • 管理能力(マネジメント能力。業務管理、進捗管理)
    • リーダーシップ(チームの成果を上げる能力)
    • プレーヤーとしての能力
  • リーダーとは成果目標に対して組織を率いていく人。
    その為には摩擦も起こる。否定もされる。また目下の意見が正しければそちらを採用する。そういった成果第一に考えた行動をとって組織を引っ張れる人。(P104付近)
  • リーダーがなすべきこと
    • 目標を掲げる
    • 先頭を走る
    • 決める
    • 伝える
  • リーダーの基本動作
    • バリューを出す
    • ポジション(明確な意見の立場)を取る
    • 自分のリーダーは自分
    • ホワイトボードの前に立つ(責任と権限を持つ)
  • リーダーは出来るようになる前にやる。
    その中でリーダーとしての能力を身に着けていく。(P154付近)
  • グローバル人材でなくグローバルリーダーの育成が必要。
    グローバル人材はグローバルで仕事が出来る平社員的な意味合いでリーダーシップを持っているかどうかは問うてないので。(P169付近)
  • 日本ではむしろ個人の力がとわれて、欧米ではチームでの成果を出した経験が問われる。
    入学や就職、転職において。(P178付近)
  • アメリカではリーダーシップは学び鍛える資質だという認識がある。
    だからこそに授業、研修コースなどが多い。
    日本はどちらかというと天性の資質としてみる向きがある。(P204付近)
  • マッキンゼーでは問題解決能力と同等かそれ以上にリーダーシップの能力が育成される。
  • NPOはリーダー育成機関としてとても優れている。(P215)理由は下記2点。
    • NPOには強力なリーダーがいること。
      NPOは強力なリーダーシップなしには創設されない。
      そのリーダーは成果目標(ミッション、解決した問題)が明確でその為ならいかなる障害も乗り越えるというリーダーシップを強く持っている。
      また小さい組織のことが多いのでそのリーダーシップを身近に見ることができる。
    •  NPOにはがっちりとした組織構造が存在しないこと。
      企業では役職に制限されるが、NPOではリーダーシップを発揮する人がそれが必要なポジションにつく。役職にリーダーシップが規定、制限されない。
  • リーダーシップを身につければ自分の人生がコントロールできるようになる。
    自分の世界観が実現できる。(P223付近)
  • 世界が広がる。色んな価値観の人とグローバルに出会えるようになる。
  • 与えられた枠の中で生きるのではなく、自分自身の力で人生を設計できるようになる。(P239付近)
  • マッキンゼーの採用基準は地頭や論理的思考能力だけでなく『将来のリーダーとなるポテンシャルを持った人』

NPOの存在意義 .15

会社とNPOには様々な違いがある。

例えば株式会社は株式発行による資金調達を行えるが、NPOは行えない。
逆にNPOは事業収入のみならず、寄付・会費収入、助成金・委託金収入といった
様々なファンド源を利用することが出来る。

そういった資金面や、税制面、組織面など様々違いがあるが
最も大きな違いは組織の存在意義にあると思う。

会社は基本的には、組織として永続させることが一つの命題であると言える。
利益を出し続け、社会から必要とされ続けなければ永続することは出来ないからだ。

しかしNPOは全く逆なのだ。一刻も早く解散することを目指すのだ。
そのNPOのミッションとしている問題がなくなり、
NPOの存在意義がなくなることが最も目指すべき状態なのだ。

存在意義がなくなることが
存在意義という一見矛盾しているかのような状態にあるのがNPOなのだ。と思う。

“組織を存続させる為だけにやるくらいなら、一刻も早くやめた方がいい”
尊敬する人の言葉だ。カッコいい。

個人の人生においてもただ生き永らえることを目的とするのではなく、
存在意義を定義し、その意義を全うできたと感じられたら潔く消滅出来るような、
そんな爽やかな心持ちでいたい。

かつろう

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ダイエットのススメ~青年海外協力隊の健康診断~ .14 

青年海外協力隊の健康診断は厳しいという話がある。
基本的には公表されている基準値内であれば問題がない
(http://www.jica.go.jp/volunteer/application/senior/apply/physicalcheck/advice.html)

しかしこの数値を少しでもはみ出ていればアウトになる可能性もある。

※2014年7月7日追記:少しはみ出ているくらいなら条件付き合格になるということも聞きました。

実は僕は一度健康診断で落ちてしまっている。BMI値である。簡単に言えばデブ過ぎたのだ。
面接にも行けず、書類で落ちた。結構ショックだった。

それを受けて本気でダイエットを決意する。
結果からいうと10㎏以上のダイエットに成功し
見事BMI値を範囲内に収めることができ、健康診断をクリアすることが出来た。

その時のダイエット方法は下記3つだ。

1、カロリーコントロール

1㎏体重を減らすためには7200kcalを消費する必要がある。

基礎代謝と消費カロリーの合計より摂取カロリーを引いたものの合計が7200カロリーに到達すれば1㎏痩せるというわけだ。

基礎代謝とはなにもしなくても消費するカロリーのこと。
例えば心臓を動かしたり、呼吸したりするときに自然と消費される基礎的な代謝のこと。
年齢と性別、筋量などによってまちまちだが、例えば27歳70㎏の場合は1日だいたい1700kcalくらいになる。

消費カロリーとは運動などによって消費されるカロリーのこと。特別運動などしなくて普通に生活をしていると上記条件の場合500kcal~800kcalくらいに収まると思われる。

摂取カロリーとはその名の通り、食物やサプリ等摂取したものから得られるカロリーである。

式にすると以下になる。

【基礎代謝+消費カロリー】-【摂取カロリー】=燃焼カロリー

スケジュールを立ててこれを実行する必要がある。
例えば3か月で5㎏痩せるという計画を立てたとしよう。
その場合は1日に燃焼させなければならないカロリーは、5㎏×7200kcal÷90日で400kcalになる。

上記に基づいて考えると例えば27歳70㎏の男性の場合は下記になる。

1700kcal(基礎代謝)  500(消費カロリー)  ?? =400kcal

つまり毎日1800kcal以下の摂取に抑えれば3か月で4㎏痩せるのだ。

しかし運動も織り交ぜた方が良い。なぜなら筋量が下がると基礎代謝自体が下がるからだ。よくリバウンドが起こるのもこのせいと言われる。つまり一時的に筋量を減らして体重を落とした場合、基礎代謝自体が下がってしまい、痩せにくい体になってしまうからだ。運動をすれば消費カロリーが増えるし、基礎代謝も上げることが出来るので短期的にも長期的にもダイエットに良いというわけだ。

2、糖質コントロール

カロリーと合わせて糖質の摂取量をコントロールする必要がある。
糖質とは例えば砂糖などがそうだ。また炭水化物も糖質になる。
厳密には炭水化物から食物繊維を引いたものが糖質となる。
例えば炭水化物80g、食物繊維5gのものであれば75gが糖質ということになる。

・肝臓は糖質を100gまで貯蔵しておくことが出来る。
・それを越えた摂取を行った場合は脂肪となる。

ということが言える。つまり糖質を一度に100gまでなら摂取しても脂肪にならないということになる。


・1時間で少なくとも脳は6gの糖質を消費する。

ということであれば例えばお昼の12時に100gの糖質を摂取した場合、
夜20時には48g消費していて、52gは残っていることになる。
つまりその消費分の48gは摂取してよいということになる。

このように常に糖質が100g以下の状態を保っていれば脂肪が増えることはない

よく炭水化物抜きダイエットというのを聞くが、炭水化物を完璧に立ってしまうのはダイエットに逆効果だと思う。なぜなら糖新生が起こるからだ。糖新生とは脳に必要な糖質が足りなくなったときに筋肉を分解して糖質を作り出す作用だ。つまり一時的には筋量が落ちて体重が減るかもしれないが、痩せにくい体を作ってしまうことになるからだ。

3、血糖値の上がり方コントロール

野菜などの食物繊維を食事の初めに食べることによって
血糖値の上がり方を緩やかにすることで脂肪の増加を抑制することが出来る。
その理由は下記。

・血糖値の上昇が急だと大量のインスリンが分泌される。
・インスリンという物質が出ると脂肪の備蓄が促進される。
・食物繊維から先にとると血糖値の上昇をゆるやかにすることが出来る。

つまり食物繊維、野菜から先に食べることで血糖値の上昇がゆるやかになり、インスリンの分泌が抑えられ、脂肪が取り込まれにくくなるということだ。野菜でクッションをつくってから食事をすれば太りにくいということだ。

まとめ


・まずはいつまでに何キロ痩せたいのかという計画を立てる。
 そこから日々、どれだけカロリーを燃焼させればよいのかを計算する。
 出来るだけ運動もする。
・糖質を100g以下に保つように意識する。バカ食いしない。
・食事の初めには必ず野菜を食べる。

かつろう

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青年海外協力隊への批判~その2~ .12

青年海外協力隊に行くという話をすると
否定的なことを言っていただけることもある。
大変有難い。

前にも同様のタイトルのブログを書いたが
新たに頂いた批判についても書いていこうと思う。
以下問題点を3つ。

●●①2年間の成果が低い●●

『協力隊として派遣されて2年間で出す成果が低い。
2年という期間コミットするのだからもっとしっかりした成果を出さないといけない。』

確かに協力隊として自他ともに満足のいく成果を出せたという話は
あまり聞かない。

何故か。

まず第一に成果を出すことを目標として派遣されていない。
JICAとしては途上国に人をおくることそれのみで、ソフトの支援という価値があり
そもそも派遣後に成果を出すことを期待していない。
そのチェックも行われていない。

そして派遣される人の語学は2か月かけて訓練するが
プロジェクトで、仕事で成果を如何に出すかといった内容については
しっかりと訓練をしない。(僕が知らないだけでしているのかもしれないが。)

例えばリサーチや統計の能力を上げる研修や
モニタリングとエバリュエーションの概念・方法等をみっちりと
叩き込んだ方がよいのではないか。

●●②企画調査員(ボランティア)●●

派遣された青年海外協力隊員を取りまとめる
企画調査員(ボランティア)という職種の人がいる。
(http://partner.jica.go.jp/resource/1365658150000/shigoto/we.html)

この役割の人が青年海外協力隊の相談にのったり
ファシリテートをするのだという。
他にも案件開拓なども職務のようだ。

協力隊員あがりでこの企画調査員(ボランティア)に
なる人もいると聞く。

採用要件にも途上国で居住経験を求められるように
ある種、同じような背景の人間ということになる。

同じような人間が調整をしては、場合によっては
化学反応を起こせず高い成果があげられないかもしれない。

ビジネス畑でガツガツやってきた人や
コンサル的な能力にたけた人をこのポジションに配置すれば
協力隊員は2年間でさらに成果が出せたり、成長出来たりするのではないか。

●●③英語が出来ない●●

2年終わって帰国後、英語が出来ないということがあるのではないか。
もちろん人に依るし、案件による。

しかし現地語を中心に使っていたり、
英語であっても現地なまりがものすごく
強かったりする場合が多いように思う。

また別のエントリーでも書こうと思っているが
途上国で生活をしていても
英語能力は大して伸びないと僕は思う。

かといって現地で英語能力を自己学習で
伸ばす努力をしている人は少数派なのだと思う。

●●●
●●

では①の問題に対して成果を出す為にはどうすれば良いか。

まずは派遣前に事前の情報収集を行い問題に対しての
知識や意見を深めておくことである。
自らが関わる問題に対して専門家とは言わないまでも
かなりの所までは知っておくべきだ。

勿論事前の2か月の研修で身に着けられる部分もあると思う。
でも間違いなくそれだけじゃ足りない。
研修だけで、誰かに教わるだけで足りるなんてことはこの世の中に存在しないと思う。
常に自分自身で勉強しなくちゃ絶対にほしいものは手に入らないと思う。

次に重要なのは派遣されてからだ。
与えられた職務、課題、問題をしっかりと捉え
どのようにすればその問題解決に近づくかを真剣に考える。
そして単に目の前の問題を解決するだけではなくて
スケールアウトしていくように、解決が拡大していくように考えなければならない。

その為には色んな人に、色んなことを相談できるように
しておかなければならない。
勿論任国においてもそうだが、
日本や他の国にいる人にも相談できるようにしておく必要がある。

③に関しては常に自己研鑽の心を忘れずにいようと思う。
僕は任国での業務で英語を使用する予定だが、
それだけではまず英語は上達しないと思う。
それに合わせて自分で英語が上達するような
仕組みを日々の生活の中に埋め込まなければならない。

例えば下記。
・リーディングの為にスタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビューを読む。
(http://www.ssireview.org/)

・リスニングの為にTEDを毎日聞く
(http://www.ted.com/)

・スピーキングの為にTEDをシャドーイングしたり、
あるフレーズや文節を丸暗記したりする。

つまるところ青年海外協力隊としての看板で任国に赴任するというのではなくて
自分自身の看板で赴任するという意識が大切なのかなと思います。

先に自己があって、自らの事業を行うというような当事者意識を持てば
自ずと成果や日々の成長も違ってくると思う。

かつろう

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わからないと言える勇気 .11 

カンボジアから帰国し、昨日お世話になっている方に訪問をした。
その際にジャケットが必要だった。スーツを持っていたのでそれで行こうと思っていた。しかしその前夜0時を越えてからスーツを確認するとしわくちゃだった。
それもそのはず、カンボジアで衣類圧縮袋の中で一度も出されることもなく眠っていたのだから。

チノパンにジャケットというスタイルならなんとかなる。しかしジャケットがない!
朝8時に開いている服屋さんを探す。ファスト・ファッションの某大手U社の東京駅にある店舗なら空いているということがわかり、朝一で向かうことに。

お店は駅構内と、駅の外にもあった。まずは駅構内の店舗を見てみることに。
駅構内の店舗はあまり大きくなく、ジャケットがおいていなかった。
店員さんに聞いてみる駅の外の店舗も同様の商品しか扱っていないのでジャケットはおいていないとのことだった。
銀座店や新宿店の大型店ならおいているが、開店は10時とかになるらしい。

ガーン、終わった。ジャケットなしで行くことになるのか。
社会人として日本に帰ってきてそうそう凡ミスをしてしまうのか。
そう思いながら駅のホームに上がっていたが、なぜかハッとひらめいた。

“果たして店員さんが言っていることは本当に正しいのだろうか。”

物事に対して懐疑的な態度を良くも悪くも持ってしまう性格が出たのだ。
実はあの店員さんは入ってすぐで、あまり知らないのかもしれない。
ベテランで知っていたとしても、店舗ごとにマネージャの権限で商品を帰れるのかもしれない。とにかく、あの人が言うことが間違っている可能性があると思ったのだ。

東京駅の外の店舗に、駅のホームから電話をしてみることに。
“生地が柔らかいものにはなりますが、ジャケットはありますよ。”
あったー!無事にジャケットを買うことが出来ましたとさ。

●●●●
●●●
●●

僕はまがいなりにも前職で営業をしていた。
工場で使うような制御機器の営業だ。正直文系出身の僕としては毎日わからないことだらけだった。2か月缶詰で研修を受けたとはいえ、電気や機械のことについてわからないことばかりだった。

そんな中でお客様より質問をもらって答えられないことも多かった。
わからない質問をされた時の営業マンとしては
“この質問に答えられなかったら、知識を持っていないということで信用を失うのではないか”
ということを第一思ってしまう。
その恐怖心からついつい知らないことでも答えてしまうこともある。

しかしそのように答えて、それが後々間違いだったなったらどうだろう。
お客様は二度とその営業マンの言葉を信じてくれなくなる。
この人の言うことは信用することが出来ないと思われてしまう。

わからないことがあっても良いと思う。
わからないならわからないとお客様に伝えて、その場もしくは、後程調べればよいだけである。

前職の際もお客様と商談中にわからないことがあると、その場で例えば本社の技術スタッフに電話をかけていた。また、関係を築きたいお客様であればあえて宿題として、後日回答をしたりしていた。

もちろん本当に基本的なことは答えられなければならないし、
出来れば全ての質問に答えられるように日々研鑽すべきだ。
しかしそれでもわからないこと、知らないことというのは必ず出てくる。

例えば上記のU社の件に関しても、少しでも不確かだったとしたら、駅の外の店舗に対して確認の電話をすればよかった。
小売りで二度会う可能性が低い場合であればこの信頼の低下は大きな問題ではないか個別に営業として担当する場合、この信頼の喪失は大きな痛手となる。

上記は営業という社外的な対応を書いたが、もちろんこれは社内的なコミュニケーションにも言える。特に部下等立場が下の人にはわからない、知らないとは言いにくいこともあると思う。しかし知ったかして間違ったことを言う上司程、信頼できない上司もいないと思う。逆に立場が下の人に対しても知らないことは色々聞いていくくらいの姿勢でなければならないと思う。そういう関係を築くべきだと思う。

偉ぶらず、謙虚に、“わからないことはわからないという勇気”を持ち続けたい。

かつろう

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NPOは『借り物競争』 .10

お世話になっている方に『NPOは借り物競争』という言葉を教えて頂いた。
資金を借りるということは企業でもNPOでもあると思う。
しかしNPOは他にも様々なものを借りるのだ。

●ヒトを借りる

ボランティア、インターン、プロボノといったリソースの活用があげられる。
ちなみにプロボノというのは社会人が自らの専門性等を使用して社会貢献活動を行うことを指す。
企業であれば雇用関係にあるものによって活動することが前提だが、NPOは場合によってはそういった無償のリソースが大きな支えとなることも多い。

●モノを借りる

例えば会議スペース等を無料で貸して頂いたり、必要な資材やものを課して頂いたり、寄付頂いたりすることもある。また場合によっては事業を行う土地までをも無償で提供頂いたりすることもある。

●カネを借りる

近年注目されているのがベンチャーフィランソロピーという考え方だ。
社会的企業・組織に対して、資金や経営の支援を行う考え方だ。今までの投資と違うところは、
投資の見返りとして金銭的な利得を求めるのではなくて、社会の便益を求めるところだ。
まさに社会を良くする為の投資手法なのだ。
このような手法で資金等を集めることは社会的な企業・組織ならではと言える。

●情報を借りる

人を借りるということに通じる部分もあるが、NPOは様々なことについてアドバイスをもらったり
専門的な知見をもらったりすることも多い。
例えばアドバイザリーボード等を編成し、様々な分野の専門家から経営の相談をしたりする。
そこから知識・情報を拝借するのだ。

●手法を借りる

企業であれば事業のノウハウや構造・システム等、基本的には秘匿をすることが多い。
それは自社の利益を守るためだ。しかしNPOは事業のノウハウを公開することが多い。
むしろ積極的にスケールアウトを行って、問題解決を加速させる場合が多い。
それはまさに手法そのものを借りるということだ。

NPOは企業体が事業を行うのに必要不可欠であるとされるヒト・モノ・カネ・情報といった
リソースだけでなく、事業そのもののシステムまでをも借りることが出来る。

では何故企業は借りることが出来なくて、NPOは借りることが出来るのか。
それは組織としての存在意義の違いにあるからではないか。
企業の存在意義の大きな一つに自社の利益の最大化(株主への責任)という考え方があると思う。対してNPOが存在する意義は社会問題の解決にある。極論を言えば、そのミッションとする社会問題が解決して、組織としての存在意義がなくなって解散することが最も理想とする状態なのである。社会問題が解決出来れば、どの組織が行おうと全く問題ないのである。そのような違いがオープンに様々なことを借りることが出来るかどうかの違いに繋がっていると思う。

個人においても同じことが言えると思う。例えばあるアイディアを持っていたとしてそれによって自らのみが利益を得ようと考えていたとすると人には協力を求めずに内々にことを進めるだろう。しかしそれによって起こる社会的な便益を求めるのであれば色んな人にアイディアを共有してフィードバックをもらっていくだろう。後者の方がそのアイディアの成功確率も高くなるはずだ。恥ずかしながら私はどちらかというと前者よりの人間だった。それを指摘して頂いて、今は後者の考え方を取れるようになった。

つまるところ何を行うにせよ、社会的な利益と個人・組織としての利益を最大化出来るような形を取れればとても良いと思う。

かつろう

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寄付による事業は持続可能性を持たないのか~ビジネスこそが持続可能性を持つという誤り~ Vol.9

昨年の7月に、会社を退職しNPO法人で丁稚奉公させて頂いている。

 NPO法人に参加させて頂くまで、寄付・ドネーションや助成金に依った事業は持続可能性がなく、ビジネスは持続可能性があるというように思っていた。

つまりいわゆる社会起業と呼ばれるようなビジネスの収益モデルを持った社会事業は持続可能性があり、寄付や助成金に頼った社会事業は持続可能性がないと思っていたのだ。だから持続可能性の観点より、出来る限りビジネスの収益性を持った社会事業を行うべきであるというように考えていた。

しかしNPO法人に携わらせて頂くことでそれら①ビジネスは持続可能で、寄付はそうでない。②社会問題は出来る限り、ビジネスの収益モデルを持った方法で解決すべき。が大いに間違いであると気づいた。以下項目に分けて説明をする。

1、 『ビジネスが持続可能性を持っている』という誤り。

 ビジネス、つまり収益事業は黒字である限りは持続可能性を持っている。利益を出し続ける限りは、継続して事業を行うことが出来る。(もちろん赤字経営での継続や、逆に、収益を出しつつも、キャッシュフローとして立ち行かなくなる等あるが、ここで話したい本質とはずれるので割愛)。
しかし逆に必ず収益を上げ続けるというのは不可能に近いわけで、様々な要因によって赤字に陥る可能性もある。そのように継続して赤字になった場合はそのモデルが立ち行かなくなり、持続可能性がなくなるのだ。

2、『寄付や助成金による事業は持続可能性を持っていない』という誤り。

 助成金や委託金による事業は確かに持続可能性をあまり有しているとは言えない。数年単位でしか資金が保障されていなく、その後継続されるかどうかわからないからだ。

しかし寄付による事業は仕組みをしっかりと戦略的に構築すれば持続可能性を有するようになるのだ。単発の寄付に依ってしまえばそれは持続可能性がない。しかし会費制にして、なおかつそれが振り込みでなく、引き落としという形態を取れれば持続可能性がかなり高くなる。もちろん会員になって頂く入口、そして会員になってもらってからのケアや対応、そして退会時の接し方といった一連のマネジメントや接点を大切にしていくことが大前提ではある。

 例えばあるNPOは会員数も数千人おり、毎年数千万円の寄付を集めている。また会員の継続率も90%を超える。つまりとても安定した収益構造を構築しているのだ。

3、『社会問題は収益モデルを持った方法で解決すべき』という誤り。

 社会問題は二つに分類することが出来る。ビジネスの収益構造を持ったモデルによって解決出来る社会問題と、非収益構造のモデルによってしか解決出来ない社会問題だ。(もちろんその二つが重なる部分はある。)

例えばある村の住民の貧困という社会問題を解決しようとするとする。その際に彼らの生計向上の為に一村一品運動等で彼らの収益を確保し、貧困を削減するというのはビジネスの収益構造を使った社会問題の解決である。

また例えばある国家の警察を訓練するという事業があったとする。その国家は予算が少なく、各国からの援助で成り立っている国家である。必要最低限の社会事業を行うだけで予算が尽きてしまい、正しく逮捕するための法知識や検挙方法といった警察の訓練を十分に行えないとする。その社会問題を解決しようとするとは収益構造を持たせるのは大変難しくなる。警察に訓練を行うことから収益を上げるのは至難の業だと言える。
本来そういった収益を上げられないが、必要な事業というのは国が行うべきものである。社会インフラを整えたりするのは国が税金から行うべき事業なのである。しかし紛争等様々な理由により、十分に国家予算が確保できない国がたくさんある。そういった国の事業を国際機関や他国、NGOといった他者が解決する場合はどうしたって収益を上げることが出来なくなる。

つまり社会問題の性質によって収益構造を持つことが出来る場合もあればそうでない場合も存在するということである。

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会社を辞めてNPO法人で御世話になるまで『ビジネスこそが持続可能性を持つ』という考え方を私は強く信じていた。恐らく会社を辞めずにいたらこの誤解はずっと続いたままだったと思う。

坂本竜馬の一つの強みは現場主義だったと言います。黒船が来たら見に行ったりと、問題事態を実体験するという哲学を持っていたようです。わからないことがあれば体験してみるという考えを持っていたようです。

百聞は一見に如かずとはまさにその通りで、体験を通してこそ本質的な知見が得られるのだろうと思います。

ややもすると頭デッカチになる傾向があるので、『現場主義』を肝に銘じておきたいです。

かつろう

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カンボジアの汚職と日本の公務員給与削減 .8

日本では公務員の給与削減が行われ続けている。

世論も公務員の給与削減に前向きだ。
カンボジアでは公務員の給与がかなり低い。
月数十ドルくらいという話をよく聞く。
工場での最低賃金が$61⇒$80にあがりそうな
昨今のカンボジアにおいても最低ランクの給与と思われる。
農村部であればその給与でもなんとかやっていけるだろうが
都市部ともなればなかなか難しいと思われる。
ローカルなところでご飯を食べたとしても
一食につきだいたい$1くらいはかかる。
よくいくローカルな飯屋での価格は以下。※$1=4000リエル
豚肉ごはん(バーイ・サイ・チュルク) 3500リエル
チャーハン(バイチャー) 4000リエル
米の麺(クエテオウ) 4000リエル
一日3食だけでも$2~3はかかるのだ。
ではカンボジアの公務員はどのようにして
生活をしているのであろうか。
二つの選択肢がある。
1つは副業、2つは汚職である。
どちらも行っている人もいるだろうが。
例えばNGOがカンボジアでプロジェクトを行う際に
MOUという覚書を交わさなくてはならない。
しかし、普通にこれを申請してもすぐには下りない。
文字の間違いの指摘や、文書の書き方等
難癖をつけて承認を出さない。
下手をすると一年近く承認してもらえなくなる。
しかし賄賂を払えば別だ。すぐに許可してもらえる。
このような汚職が蔓延している。
これは公務員一人一人の品格というよりも
制度それ自体が汚職を生み出しているのだと思う。
日本では公務員の給与削減が行われているが
このまま公務員の給与が下がっていけばどうなるだろう。
カンボジアのようにすぐに汚職が蔓延するようにはならないだろうとは思う。
しかし給与が下がればなりたいと思う人が減り、
それが競争を低下させる。
競争の低下は公務員の質の低下につながると思う。
質の低い公務員が多くなれば、ミスが多くなり、効率が下がり、
結局は無駄に費用がかさむということに繋がだろう。
また汚職も少なからず増えるはずである。
公務員と同様に、国会議員の給与(歳費)削減も行われている。
秘書給与も3人まで支払われるが、果たしてこれだけで議員業務が務まるだろうか。
否である。
国会の事務所に2~3人の秘書が必要であり、
さらに最低でも地元の事務所には5人程の秘書が必要になる。
一人当たり諸々込みで500万円だとしても
2000~2500万円程度秘書の人件費に必要になる。
その他事務所の賃料、ユーティリティ、
遊説や駅頭に必要な車両代、維持費、
ポスター制作、ビラ制作等々行って行けば
歳費やその他経費等すぐに尽きてしまう。
このような現状を鑑みたときに
現在の歳費水準でも、国会議員をやろうとすれば赤字になってしまう。
衆議院議員であれば2~3年に一度失職のリスクもあり、
地元に国会にとかなりの激務である。
それだけの仕事をしても、借金を背負って行くのである。
一般人では国会議員が出来なくなります。
お金を持っている人でないと議員が出来なくなります。
優秀で能力のある人はあえて国会議員を選ばなくなります。
また国会議員に痛みをということで議員定数削減が叫ばれます。
果たして議員定数が削減されたらどうなるでしょうか。
もともとの地盤をもっている年老いた議員しか当選しなくなるでしょう。
若い議員の数が減るでしょう。
より旧来の利権を維持する政治になるでしょう。
国民に痛みを強いるなら国会議員がまず自分の腹を切るべきだと言います。
給与削減と定数削減。
これを言っていれば民衆の理解は集まります。
票は集まります。
お金も利権も持っている年老いた議員はこれを叫びます。
果たして国民の皆さんは、本当にこの国のことを考えているのか。
目先の聞こえのいいことだけに傾いてはいないか。
物事の本質をとらえようと考えているのか。
結局は国民一人一人が本当に国を良くしようと強く意識し、深く考えない限り
カンボジアの汚職もなくならないでしょうし、
日本の政治も良くならないと思います。
かつろう

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ベンメリアと技術の伝承 .7

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先日『天空の城ラピュタ』の舞台にもなったと言われている
ベンメリア遺跡に行ってきました。
カンボジアの中でも人気のある遺跡です。

苔にまみれて朽ち行くさまが哀愁を漂わせます。

そんな瓦解した遺跡の上を歩いていたのですが
なんと大雨に見舞われてしましました。
それもかなりのもので雷が絶え間なく落ち、
このまま帰れなくなるんじゃないかというほどのものでした。
今まで色んな途上国を旅しましたが
ここまでの雨に遭遇したのは初めてでした。

雨の中、遺跡の中で雨宿りしながら
ラピュタの音楽を聴くのもまた一興でした。

30分ほど雨宿りをしていたのですが
一向に雨が収まる気配がなかったので
このままここにいるリスクの方が高いと判断し
土砂降りの雨の中を退避。

往復でお願いをしていた
トゥクトゥクのドライバーを発見したときは
涙が出るくらい嬉しかったです。
よくぞ帰らずに待っていてくれた。
というか帰れないか。

しばらく待っていると雨足もかなり弱まってきて
やっと帰れそうな具合になって来ました。

トゥクトゥクの兄ちゃんもこれなら帰れると
勇んでマイトゥクトゥクの元へ行ってくれます。

しかししかし、なんとトゥクトゥクのエンジンが掛からない。。
なんどキックスタートしても掛からない。

そのまま10分以上雨の中兄ちゃんは頑張っていましたが
どうしても埒があかない。

それを待っている間、近くにいた別の
トゥクトゥクドライバーと話をしていたのですが
そのおっさんがなんか話始めます。
“俺なら5分と待たずに軽く治せるけどね~”
えー!!
さっきからずっと見てるし、さっき兄ちゃんとも話してたよね、おっさん。
まじで助けて!とお願いをすると
そのおっさんはヘルプに行ってくれました。

言葉通りすぐに直してくれました。

ベテランのおっちゃんのあえてすぐに直さずに
兄ちゃんに苦労をさせてから教えてあげる様に
優しさを感じると共に、
人に物事を教える極意を学ばせてもらいました。

これで二度と兄ちゃんは雨からの復帰方法を
忘れることはないでしょう。

有難う兄ちゃん、有難うおっちゃん

かつろう

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カンボジア人の発音と異文化の理解 .6

カンボジア人は単語の語尾をあまり発音しない。
口の中でかすかに発音するくらいであまり聞こえない。

例えば『好き』という言葉は
“チョールチャット”なのだが、
“チョールチャッ”と聞こえる。

先日友人とカンボジア人との間で下記のような会話があったらしい。

友人      「好きな映画はなんなの」
カンボジア人 「ディタニ」
友人      「??(あ、ディズニーかな?)へー、ディズニー好きなんだ。
なんお映画が好きなの?」
カ ンボジア人「?。いや、だからティタニだって。
ほら、マイハートウィルゴーオンのやつだよ」
友人            「ああ、タイタニックね。笑」

語尾を発音しないのは英語にも引き継がれているよう。
また文字をそのまま読むこともたまにする。
例えばsocialを“ソショウ”と発音したりする。uが抜け落ちているのだ。
初めは日本語の少々という単語を言っているのかと思っていました。

文字をそのまま読む+語尾を発音しないのコンボで
タイタニック⇒ティタニになったわけです。
現地の言葉を学ぶことがその国の人の英語を
解する手助けになると感じました。

また英語を第一言語にしないもの同士の会話は
お互いが気を遣いあえて良い。

欧米人との会話で理解が出来ないと
それはもう10:0でこちらが悪いが、
第二言語同士だと発音する方も聞く方も違いがあることを
お互い理解している。

意思疎通への努力が同じ目標に向けて
共同作業をしているようで親近感の形成につながる。

異文化の理解もこれと同じではないか。

例えば自らの価値観や文化を100%正しいと思って
押し付けてしまえばそれは相手に対して威圧感や罪悪感や反発を感じさせてしまう。

しかし自分の考えを100%正しいとは思わず、
相手の意見や言葉をしっかりと聞いて、その真意を理解しようと
努めればお互いにとても良い関係を築けるのではないか。

常に自らの考え方や前提に対しても
“本当に正しいのか”と問いかけながら生きて行きたいものです。
(そもそも正しいという感覚がナンセンスなのかもしれませんが)

かつろう

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