アフリカのトイレが汚い4つの理由

アフリカのトイレは基本的に洋式だ(田舎ではpit latrine、穴トイレと呼ばれる地中に穴を掘って、穴の周りをレンガなどで固めた簡易トイレが多いけれど)。ヨーロッパの植民地だったことが影響している。アジアの途上国が和式中心なのに比べると日本人としては快適に感じる人が多いかもしれない。

しかしこの洋式トイレが汚れていることが多い。男子トイレの例だが、具体的には便座をあげずに小をする人がいて、便座に座ることが物凄くためらわれることがある。もちろん全ての便座が汚れているわけではないし、その施設のレベルにもよる。高級であればあるほど汚れは少ない(汚れる頻度が少なくまた掃除頻度も高いため)。ただある程度しっかりしている施設であっても結構汚れていることが多い。感覚的には6~8割くらいの便座は汚れている。もちろん便座以外にも地べたであったり洗面所なども汚れていることがあるけれど。トイレがこのように汚れる理由を考えてみた。

1、しつけ・教育

まず教育やしつけがあげられる。日本人としては当たり前のことでも、アフリカの人にとっては当たり前でないことが多い。日本人は家庭や保育園・幼稚園、学校で色々なことを教えられてそれがスタンダードになっている。例えば時間に送れない、人が不快になることは言わないといったことだ。途上国においては幼稚園や保育園はもとより学校教育をしっかりと受けていないケースが多い。また家庭においても親もまたそういった教育を受けていないことが多い。つまりトイレをどのように使うか(小の時は便座をあげる等)、綺麗に使うべきといったことをそもそも知らないといった場合が考えられる。

2、家にトイレがない

田舎に行けばトイレは共有の穴トイレしかないということが普通だ。南アフリカのタウンシップなどでは洋式の仮設の共同トイレがある。中流未満の家庭では家はあれどもトイレはついていないというのが一般的だ。人は所有することによって丁寧に使おうと考える。自分の資産なのだから綺麗にしようと考える。またもし汚すと家族の誰かが掃除をしなければならなくなるので綺麗に使い、また汚れたら自分で綺麗にするというインセンティブが働く。そういったトイレを綺麗に使うという意識が、トイレが共有であると薄れてしまうように考えられる。

3、ハードの問題

時にハードの問題であることもある。具体的には、確度は部品の関係で便座をあげて固定できず、下がった状態でしか用を足すことが出来ないことがある。この状況ではいくら綺麗に使おうと思っても無理だ。

4、空間の恒常性

最後に空間は恒常性を持つということがトイレが汚れる要因として考えられる。空間の恒常性とは、例えば綺麗な部屋は綺麗に保たれ、汚い部屋は汚くなっていくという慣性のことだ。オフィスであれ個人の部屋であれ、綺麗に保たれた空間は汚れにくい。汚したとしても、本人や周りの人が積極的に綺麗にして綺麗な状態を保とうとする心理が働く。逆に一度汚れてしまってそれが当たり前になれば、綺麗にする・保つモチベーションは無くなりどんどん汚れが募ってしまう。

アフリカにおいては上記にあげた、しつけ・教育や家にトイレがないといった要素に起因してトイレが汚れ初めてしまう。30人の組織で1人でも汚れを創り始めてしまう人がいれば、その汚れが恒常性を持ち、拡張していくことになる。清掃が定期的に入る所であってもほんの一握りの人が汚し始めることでトイレが汚い状態が常になってしまう。

以上日本のトイレの綺麗さとのギャップの理由を考えました。

 

かつろう(@ka26oo)

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