サッカー×途上国、有効なプロモーション手法 .88

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今回はマーケティング・プロモーションに関する記事を書きたいと思います。

あなたがとある企業もしくはNGOの広報担当者だとします。
アフリカのマラウイで広告を展開することになり、そこに登場させる日本人を選ぶことになりました。
果たして誰を起用しますか?(製品やサービスの制約はなく、一般的に考えた場合と想定します)

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僕なら間違いなく香川真司選手を起用します。
何故なら彼がマラウイをはじめとしたアフリカで最も知名度の高い日本人の1人だからです。

●サッカーの無限の可能性

マラウイを初めとしたアフリカ諸国ではサッカー(フットボール)がとても人気です。

日本ではサッカーの競技人口は約600万人で、野球の800万人よりも少なく、野球の方が人気があります。年俸を見ても明らかに野球の方が高いです。推定平均年収でも野球が約3800万円なのに対しサッカーは2100万円で倍近くの差があるようです。

しかし世界の競技人口を見てみると野球は3500万人程なのに対し、サッカーは2億7千万人とかなり差があります。そう、世界ではサッカーの方が人気なのです。特にアフリカの途上国では特別な器具がなくてもボール1つで出来るサッカーが大人気です。子ども達はサッカーボールを手作りしてしまうので実質特別なものがなにもなくても出来てしまいます。

クリケットやバスケットボールも世界で人気がありますが、やはり特別な器具やコートなどが必要になってくるのでボール以外何もいらないサッカーには敵いません。

マラウイではもともとイギリスの植民地であった影響もありプレミアリーグが大人気です。そしてそのプレミヤリーグ、マンチェスターユナイテッドで活躍する香川真司選手は人気で有名です。地元の人とサッカーをしていると「カガーワ」と呼ばれます。

このサッカーは無限の可能性を秘めていると思います。

●企業プロモーションの観点

サッカーのスタジアムは人がたくさん集まる場所になります。国内リーグであっても皆、熱狂的に応援したりします。その人が集まるスタジアムやその周辺に広告を出したりすることは効果が高いと思われます。

また新商品の発表等のプロモーションするための催しとしてサッカーの試合を開催するというのも人々の注目を集めるはずです。

●非営利活動との連携

例えば教育を振興したいと思い、子ども達の出席を促したいと考えるとします。その際にサッカーを授業の後に開催するなどすれば子どもは学校に来るようになるのではないかなと思います。

人を沢山集めてHIVの啓発活動などを行いたいと思った時に、サッカー試合を開催して人を集めた上で、啓発活動等を行うということも有効だと思います。お金で人を集める、地域の権力者に依頼して集めてもらう等ほかの方法もありますが、サッカーも有効な一つの手段だと思います。

中田英寿選手のようにチャリティーとしてサッカーの試合を行うのも効果的ですが、直接的に途上国の現地活動と結びつけることもとても有効な方法だと思います。

企業活動にせよNGO活動にせよ、アフリカで広報活動を行うならサッカー(フットボール)を一つのキーファクターとして考える必要がありそうです。

かつろう

参考;
FIFA
http://www.fifa.com/worldfootball/bigcount/registeredplayers.html
国際野球連盟
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E9%87%8E%E7%90%83%E9%80%A3%E7%9B%9F

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