?
?ステレンボッシュを巡る旅?
南アフリカ旅行記1 ケープタウン大学MBA .127に引き続き、南アフリカに旅行した内容を書きたいと思います。
前回はケープタウン大学のMBAに行ったときの様子をお伝えしましたが、今回はステレンボッシュ大学、通称USB(University of Stellenbosch)のMBA校舎(http://www.usb.ac.za/)を訪問した内容を書きます。
事前にMBAのことを色々聞きたいとメールで送ると、アポを入れてくれました。ケープタウン大学のMBAはキャンパスの営業時間を教えてくれただけだったので、わざわざ時間を作ってくれるステレンボッシュ大学の姿勢に始めの段階から好意を覚えました。
ステレンボッシュは、ケープタウンから車で40分ほど行った所にあります。観光の中心地ケープタウンから少し離れた郊外です。ステレンボッシュ大学が街を形成する一部となっている、落ちついた学園都市です。高田馬場というよりは京都という感じでしょうか。ワイナリーでも有名でツアーで訪れる人が多いです。
10時からアポイントがあったので、チャーターしたタクシーで8時過ぎにケープタウンを出発し1時間前の9時に大学に着きました。ゆっくりと大学内を観て回ってから話を聞こうと思ってました。大学内は掲示から何からアフリカーンスというオランダ系の言語で表記されていたので、正直全く何がどこにあるのかつかめませんでした。南アフリカはイギリスの植民地になる前、オランダに統治されていたのでこのアフリカーンスという言語が普及しています。ステレンボッシュ大学はこのアフリカーナ系の大学として著名のようです。
看板を見てもアフリカーンス表記の為、どこにMBA校舎があるのか全くわかりませんでした。取りあえず受付の場所を聞いて向かいました。
かつ 「MBAの人とアポイントメントがあるんですけど」
受付の人「えっと、ここにはMBA校舎はないですね」
かつ 「・・・・・」
受付の人「・・・・・・」
なんてこったい、ステレンボッシュ大学のMBAがステレンボッシュにないだって。ステレンボッシュという街があるくらいだから全部のキャンパスが街にあるんだろうと勝手に思い込んでしまっていた。こんな初歩的なミスを犯すなんて。。
受付の人に場所を聞いて、取りあえずカスタマーサービスを訪ねる。
かつ 「かくかく云々でこれこれ馬馬で間違ってステレンボッシュに来てしまいました」
カスタマーサービス「はっはっはー。でアポは何時からなんだい?」
かつ 「10時からです。。」
カスタマーサービス「もう10時だね。はっはっはー」
取りあえず間違えてステレンボッシュに来てしまった旨と、アポの時間を遅らせて貰えないかという旨を電話してもらうことに。MBAの人に快諾してもらって、これから向かうことになった。
MBA校舎はタイガーバレーというところにあるそう。そこまでの行き方を丁寧に書いてもらう。
「まずはステレンボッシュから電車に乗ってBellvilleまで行って、そこからミニバスでタイガーバレーに行って、タイガーバレーについたら周りの人に聞いたらわかると思うよ」
「丁寧に地図まで書いてもらって本当にありがとうごぜえます。」
「全然気にしなくていいよ。結構間違えてくる人多いから慣れっこだよー。はっはっはー」
「はっはー」
というわけで一路タイガーバレーを目指すことに。
電車の中は少し治安が悪いように感じました。中絶のステッカーがたくさん貼ってある。
日本の田舎の電車と同じく、手動でも開くように出来ていました。始め扉が開いたまま走ってた。。
Bellvilleについて、タイガーバレー行きのミニバスに乗り込む。南アフリカのミニバスはマラウイのミニバスに比べて格段に綺麗だ。マラウイに持ってきたら間違いなく新車扱いのものばかり。社内も法律がしっかりと守られている。このハイエースには乗客の上限が決められている。一番後ろのシートは4人、他のシートは3人。南アフリカではこの人数制限が守られていた。マラウイでは常にいっぱいいっぱいに詰め込んでいる。一応法律はあるみたいだけれど誰も守らず、たまに厳しい警察の検問の時は客を降ろしたり、コンダクターというお金を集める乗務員が降りたり隠れたりする。
15分くらいの乗車でタイガーバレーにつく。タイガーバレーとはショッピングセンターだった。
なかなか大きくて綺麗なモールだ。ステレンボッシュ大学のカスタマーサービスの人曰く、聞けばすぐにわかるとのことだったので聞いてみる。1人、2人、3人、4人、誰もしらない。。まじかよ。近いはずなのに。ショッピングモールの総合受付で聞いてみると何とかわかる。らっきー。「下の階に降りて、モールを出て、そして道路を左に曲がってまっすぐ行けばあるわ。歩いたら10分くらいかしら」
もうすぐそこにゴールはある。そう思って歩き出す。モールを出て、言われたと思わしき道路を10分くらい進むも、それらしい建物は見えてこず。もう一度道を聞いてみることに。おやじ「この道をまっすぐ行けば辿りつけるよ。えっ歩き?結構まだあるよ。それに小高い丘の上にあるから登るの疲れるよ」まじか。まじか。しかしここまで来たらもはや選択肢はなし!
しばらく歩く。ついに、ついに発見!
USB!USB!!
めっちゃテンションあがって意気揚々と丘を登る。
受付の人に担当者の部屋を聞きいざ。
セールス&クライアントサービス担当マネジャーが話をしてくれる。既に11時を大きく過ぎて、12時にも掛かっていたのに嫌な顔一つせずに色々と教えてくれる。もっと質問していいのよ!質問することは良いことなのよ!と励まされながら色々と話をする。聞いたことに対してとても丁寧に説明をしてもらう。以下概略。
・1学年国内と海外からの留学生併せて30-45人くらい
・留学生はヨーロッパからが多い。
・応募者はだいたい900人くらい。
・Bellvilleに立地している理由はケープタウンとステレンボッシュの中間だから。ケープタウンだと街中過ぎて、色んなものが高いしまた勉強の妨げも多い。逆にステレンボッシュだとケープタウンから離れすぎている。なのでその真ん中のBellvilleに。
・卒業生はベイン、マッキンゼーといったコンサル会社が一番多い。ほかにもTATAとかアングロサクソンとかにいったりしてる。
・奨学金制度はなし
・GMATは550くらい行ってれば足切りには合わない。
・インターンシップにはこれから力を入れていきたい。
・2005年くらいに日本人の女性が在籍していた。
フルタイムMBAの場合、初めの11か月がキャンパスで勉強する期間となり、その後の7か月がリサーチを行う期間という扱いになりキャンパスに来る必要はなくなります。1月から始まる18カ月間のコースになります。
学費は325400ランドになります。これには海外研修費用も含まれています。日本円にすると325万円といったところでしょうか。生活費を考えるとやはり500?600万円かかる計算になります。
正直このステレンボッシュをめぐる一連の旅によって、ステレンボッシュ大学がすごく好きになりました。間違ったキャンパスに行ったときの丁寧な対応に好感を覚えました。受付の人、カスタマーサービスの人、MBAのセールス&クライアント担当のマネジャー、皆とても親切でした。
ケープタウン大学のMBAとは違う意味で実りのある訪問でした。
文体のテキトーさに歯止めがかからない今日この頃。
かつろう
“南アフリカ旅行記2 ステレンボッシュ大学MBA .128” への1件の返信