多言語習得のススメ~学習のシナジーと強みの獲得~ .63

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●導入

母国語以外の言語を学習する際には、より多くの言語を習得していた方が有利に勉強できるのではないかと最近思います。

つまり第二、第三、第四外国語と複数の言語を習得すればするほど、新しい言語に関しての学習効率が上がるのではないかと言うことです。

●多言語話者の秘密

アフリカでは数か国語を習得しているという人に出会うことが多いです。例えばケニアであれば、英語、スワヒリ語、自分の部族の言葉で3か国語を話すことが出来たり、フランス語圏の西アフリカ出身の人では、フランス語、英語、スワヒリ語、自分の部族の言葉を話せるという人などがいます。

このような数か国語を習得している人の秘密は、実は上記に上げた学習効率にあるのではないかと思っています。より多くの言語を習得していた方が新しい言語を習得しやすいという仮説です。

●多言語習得のシナジー

今現在マラウイの公用語のひとつであるチェワ語を習っているのですが、下記のように複数言語の相乗効果があると感じています。

チェワ語で“私はヤギを食べることが好きです”は下記になります。
Ndi makonda kudya mbuzi.
Ndiは私、makondaは好き、ku dyaはto eat、mbuziはヤギという意味です。

英語にするとI want to eat a goatとなります。

さて、ここで日本語だけでなく英語、スワヒリ語の知識を持っていると仮定します。

まずは英語から不定詞の表現to eatを使います。ku(to) dya(eat)とただ単語が違うだけで全く同じ形になります。英語の不定詞のルールを知っていればすんなりと理解出来ます。

次にスワヒリ語の知識を使います。mbuziは実はスワヒリ語でもヤギを表します。つまりスワヒリ語を知っていればこの単語はそのまま使えるわけです。他にも例えばチェワ語で1、2、3はmodzi、wiri、tatuといいます。スワヒリ語ではmoja、mbili、tatuといいます。とても似ています。
また単に単語だけでなく、スワヒリ語とチェワ語は母音や子音の発音も似ていると感じます。母音はほとんどローマ字読みで、mやnといった発音が子音の身で語頭に着く場合も多いのです。

他にも例えば中国語でも、漢字の意味は日本語を知っていれば理解することが容易で、文法や語順は英語に近い所も多いので、日本語+英語を知っていれば習得が容易になります。

複数の言語を習得していればそこから文法や単語、発音などを応用することにより理解と記憶がより早く・より正確になるのではないでしょうか。

●多言語習得の本質

そしてもう一つ大切なことは言語を習得した経験を持っていることで、どうすれば言語を習得できるかという方法論を理解出来ている・身に着けているということです。

つまり、単語の覚え方をどうすれば良いのか、発音の習得方法はどのように訓練するのか、実際のコミュニケーションを伸ばす為にはどこでどのように学習すれば良いのか、といった言語習得に関わるハウツーを既に習得しているということです。

もちろんこれは言語習得に限らず学習全体に関しても言えることです。何か他の分野の勉強を突き詰めれば、その勉強法は他の科目・課題にも応用できるでしょう。

●強みの獲得

よく学習曲線は二次曲線を描くというような話を聞くことがあります。数値の正確性はおいておくとしても、学習時間と成果は単に比例するのではなくて、加速度的に縦軸は伸びていくのは正しいのだと感じます。それはこのような学習の転化、転用、応用が働いているためだと思われます。

他にもブレークスルーを迎える為には10000時間以上同じことをやり続ける必要があるとういようなことも聞いたことがあります。よく聞く最低でも3年間は仕事を続けろというのもこれを根拠にしているということが言えるかもしれません。激務めに働けば3年間で10000時間の労働時間を突破します。

二次曲線にせよ、ブレークスルーにせよ、突き抜けて成果を上げる為にはやってやってやりまくって、二次曲線がぐわんと上に曲がる所とか、ブレークスルーするティッピングポイントとかを突破しないといけないのでしょう。そこを超えることが出来れば周りとはちょっとやそっとでは埋まらない差、つまり強みを獲得することが出来るではないでしょうか。

話がそれまくったので今回はこの辺で終わります。

かつろう

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