怠惰なのは誰の責任?~貧困の原因と影響~ .54

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今日の英語の授業では貧困を取り上げました。
貧困の原因と影響を考えるという内容です。

●貧困の原因
さて皆さんは貧困の原因として何を思い浮かべますか

教育の欠如、病気、戦争・紛争、農業・農地の生産性の低さ、汚職、働き口の不足、宗教的背景等でしょうか。

1999年にナイジェリアで行われた調査結果を答えとして教えてもらいました。この調査は現地の人が考える貧困の原因だというところがポイントです。

病気や、アルコール、ギャンブル、農地の不足、作物や資産の破壊・消失などが挙げられていました。1位はなんだったと思いますか。1位はLaziness、つまり怠惰、なまけです。現地の人がこれを1位に上げたとういことに驚きを感じました

何故ならまず第一に、現地の人は自分たちを怠惰だと感じていないと想定していたからです。第二に怠惰だと感じていても、それを貧困の原因とは捉えていないだろうと考えたからです。

●貧困の影響
貧困の影響はどうでしょうか。

衣食住の欠如、死、泥棒、嫉妬、借金、子供の世代の貧困、教育の欠如、社会への無関心、等があげられています。もちろんこの原因と結果は循環します。教育の欠如は貧困につながり、貧困は教育の欠如につながり、そしてまた貧困を生み出すというように負のサイクルを形成します。

この中で注目したいのは16位に上げられた、Always at homeです。いっつも家にいるということです。お金がなくてすることがないからいつも家にいるということなのでしょう。

●怠惰の原因
貧困の原因の1位はLazinessとあげられていました。
怠惰とはなんなのでしょうか。仕事や勉強等やることをせずにぷらぷらとしたり、遊んだり、家で寝たりすることです。

怠惰とはどうして生み出されるのでしょうか。
個人の責任なのでしょうか。その人のやる気がないのが原因なのでしょうか。
この調査を見ていると社会背景が怠惰を生み出したという側面も浮かび上がると思います。つまりお金がなく、教育が受けられず、仕事がなく、その結果することもなく家にいる。そんな生活を10年、20年と続けていれば誰もが怠惰にならざるをえません。

カンボジアで現地の人たちの雇用創出・収入向上プロジェクトに携わっていた時に、毎日同じ時間に同じ場所に出てくるということがとても大変なのだということを学びました。我々は小学校から規則に縛られる生活をしているので、そういったことを当たり前として出来ます。しかしそういった生活を幼いころからしていない人にとってはそのような生活を送ることは並大抵のことではないのです。

●まとめ
途上国で活動を行うと、ややもすると現地の人を責めたくなる気持ちになってしまうかもしれません。なんでやってくれないんだ、あなたたちの為なのだから頑張るべきだ。そういう風に考えてしまうかもしれません。

そうならないように怠惰とは個人の責任だけではなく社会の責任が締める部分も大きいということを忘れずにいたいと思います。
彼らを責めずに最適な解決策を一緒に模索したいです。

相対すべきは怠惰な個人ではなく、怠惰を生み出す貧困なのです。

かつろう

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