マラウイで「雨が降らないとニワトリが安くなる」のはなぜか .141

干ばつと木の画像

今日2014年12月18日、やっとこさリロングウェでも雨が降りました。雨季の始まりです。それを記念して久々にブログを更新したいと思います。ちなみに南部では先週から降り始めていたらしいですが。

例年であれば11月半ばから雨季がスタートするのですが、今年は1ヶ月ほど遅れての雨季入りとなりました。そしてこの雨季入りが遅れるとニワトリの価格が下がるんです。どうしてでしょうか。

マラウイの季節は大まかにわけると雨季と乾季の二つの季節に分かれます。国民の大半が農業に従事しているマラウイでは雨季がとても重要になります。灌漑設備も整っているわけではないので雨が農業にとってとても大切な要素なのです。まさに恵の雨です。

例年であれば11月の半ばからの雨季のスタートに合わせて主食の原料であるメイズ(とうもろこし)が植え始められます。マラウイアン(マラウイ人)はこのメイズを粉状にして、それを御湯に溶かしてこねたものシマを主食としています。ケニアやタンザニアなんかのウガリ、ジンバブエのサザと似たようなものです。

雨が降らないとこのメイズの収穫が遅れます。そして一般的なマラウイ家庭では十分なメイズの貯蓄がありません。つまり雨が遅れるとメイズ粉が底をついてシマが食べられなくなるのです。シマじゃなければご飯じゃないというマラウイアンにとってこれは大問題です。

農村部で活動している協力隊員に聞いたのですが、そうなると彼らは飼っているニワトリを売って、メイズ粉を買うのだそうです。そしてニワトリを売るという供給が増える為に、その価格が下がるようです。

これが「雨が降らないとニワトリが安くなる」のカラクリです。

何れにせよ雨が降って良かったです。このまま降らないと飢饉に発展する可能性もあったので安心しました。

半年越しに役に立った置き傘

かつろう

 

 

SNSでもご購読できます。

コメント

  1. ぶち姐 より:

    こんにちは。元NTC職員のぶち姐です。

    かつろうさんの活動の様子(なんと幅広い・・)
    東京で陰ながら応援していました。
    来年度は、いよいよ帰国に向けての年ですね。

    2014年、お世話になりました。
    そして、アフリカつながり(きっとまたどこかでお会いできるでしょう)
    ということで、引き続き来年度もよろしくお願い致します。

  2. 谷口香津郎 より:

    2014年もたくさんのコメント有難うございました!姐さんみたいにしっかりと読んでもらえると、それが記事を書く励みになります。

    もうあとたった9ヵ月で帰国です。訓練所が1年半前とはとても思えないくらいに早いですね。(その節はご迷惑沢山おかけしました。。)

    専門家として赴任される日程などは決まりましたか??まだ日本にいらっしゃるようでしたらまた帰国した際にでも一杯やりませう~

コメントを残す

*