マラウイ

アフリカの大学の写真紹介その2 ~マラウイ大学チャンセラー校~ .71

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以前ケニアのナイロビ大学とウガンダのマケレレ大学を
下記記事で紹介させて頂きました。
http://hitonowa.blogspot.com/2013/07/vol49.html

今回はそれに続いてマラウイにある国立大学である
マラウイ大学チャンセラー校(University of Malawi Chancellor College)を紹介させて頂きます。

マラウイ大学はマラウイ第一の国立大学で
チャンセラー校を始め5つのキャンパスが国内に存在します。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%A4%E5%A4%A7%E5%AD%A6

このチャンセラー校はゾンバ(Zomba)という街に存在します。
現在首都は僕が住んでいるリロングウェですが
1975年まではこのゾンバが首都でした。

いうなればマラウイの古都・京都といったところでしょうか。
(歴史的建造物や街並みがあるわけではありませんが。。)

まずはそんなゾンバの街を紹介いたします。

マーケットの様子。
肉屋では映画でしか聞いたことがないようなシャキンシャキンという
刀を研ぐ音をさせながら捌いてくれます。
マーケットは道が碁盤の目のように整然と並んでいます。
リロングウェのマーケットが迷路のように入り組んでいるのと対照的です。
オランダ人が経営するオシャレなカフェもあります。
街中から10分~15分ほど歩けばマラウイ大学チャンセラー校につきます。
お相撲さんもびっくりの
ウェルカム トゥ チャンコ!(Chancellor College::CHANCO)
校内は適度に広く、とてもすがすがしい気分になります。
マンゴーの木。
子ども達が登ってマンゴーを採ってました。
しかし僕はどこを見渡しても最後までどこにマンゴーがあるのか目視できず。
おそるべしマラウイアンのマンゴーアンテナ。
決して新しくはないのですが
キャンパス内には風格が溢れていました。
案内掲示板
 図書館に貼られたキング牧師。
Gift
 Try

キャンパス内にはとても自然がたくさんありました。
またキャンパスから外を見渡した先にも山々が覗いており
とても落ち着いた気持ちになれるキャンパスでした。
年末に行ったので人が少なく、より一層くつろげました。

一昨年日本からチャンセラー校に留学生した友人が
マラウイのことをとても愛していたのもとても納得ができる
とても素晴らしいキャンパスでした。

大学と街が相互に関わりあって雰囲気や風格、風土を
創り上げているということがひしひしと伝わってきました。

おわり

かつろう

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おまけ

マラウイが貧しい10の理由 .70

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マラウイは最貧国の一つとして認識されている。IMFによるとGDP per capita(一人当たりGDP)は2012年で$250.9と数字を取れる国の中では世界で下から二番目の第181位で、物価を加味したGDP(PPP) per capitaでも135位だ。

ちなみに日本のGDP per capitaは$46,707で第12位だ。マラウイと比べると180倍以上の開きがあることになる。

<GDPとはある国のその年度における製品やサービスの総生産額を表し、それを人口で割ったものが一人当たりGDP、GDP per capitaとなる。また生産額だけでなくその国の物価を加味したのがGDP(PPP: Purchasing Power Parity)となる。つまり生産額が大きくても物価が高ければ生活が大変になるというようなことを考慮した指標になる。一般的にGDP per capitaが高いほど豊かと言える。>

では何故マラウイは長きにわたって貧しさから脱出することが出来ないのだろうか。下記にマラウイが貧国であり続ける要因を列記していきたいと思う。

【元々の環境・地理的リソース等ハード要因】

 

1、観光資源がない

マラウイには外国からの旅行者を呼び込むようなとても魅力的な観光資源が乏しいということが言える。アフリカで3番目の広さを持ち世界遺産(自然遺産)にも登録されているマラウイ湖や世界文化遺産のチョンゴニの岩絵があるくらいでそれ以外の目立った自然・文化の観光資源がない。国立公園でサファリを楽しむことも出来るが、ケニアやタンザニアといったアフリカ諸国に比べると見劣りをしてしまう。隣国のモザンビークにはモザンビーク島、ザンビアにはビクトリアフォールズといった有名な観光地があるのでどうしてもそれらと比較された時に選択肢としては見劣りをしてしまうだろう。

世界一周など長期的な旅行をしている旅行者が立ち寄ることはあっても、1週間や2週間の休暇で観光に来る選択肢としての魅力は少ないと言えるだろう。

2、天然資源がない

北部のKayelekeraでウランの鉱山資源が発見されてるなど、資源のポテンシャルについては言及されることもあるが現状では国の経済を大きく潤すほどの天然資源が発見されていないリビアやナイジェリアのような豊富な石油の埋蔵が確認されているわけではないのだ。

ちなみにこの鉱山はオーストラリアの資本が握ってしまっている。また国内のほかのポテンシャルのある鉱山に対する採掘権もオーストラリアや中国に対して売却したらしい。鉱山経営についてはまったく無知なのだが、こういったところを国営にしたほうが長期的な利益に繋がるのではないのかなと思う。
http://resource.ashigaru.jp/top_mine_kayelekera.html

3、内陸国

マラウイは四方をタンザニア、ザンビア、モザンビークに囲まれた内陸国である。内陸国であるということは港まで出る為に陸路で他国を経由しなくてはならない。輸出や輸入等に関してこれはコストを余分に掛けてしまうことになる。国内では外国からの品物が高くなる。また国内生産した製品を輸出する際も陸路と海路分のコストが余分にかかってしまう。そのコストがかかるということは国産品を輸出する際に不利になるということだけでなく、外国企業がマラウイに工場を建設するという意欲も減退させることになる。

4、外的な危機感が少ない

明治時代、日本は当時の清(中国)やソ連(ロシア)といった野心を持った国家と近かった。常に国家レベルでの危機感が存在していたのだ。それを背景として富国強兵といった考え方が発言し、政治家も国民も危機感を持って国の発展に取り組んだ。そのような危機感がマラウイにはあまりないのではないかと思われる。

資源的な理由、国の地理的な戦略性の理由、宗教的な理由などを考慮しても他国から侵略をされるという可能性もあまり高くはないと考えられる。
(タンザニアとマラウイ湖に関する領土問題(領湖問題?)はあるようだが、それほど大きな問題には発展していない。)

【人的リソース等ソフト要因】

 

5、技術力がない

1、観光資源と2、天然資源がないと聞いて思い浮かぶ国はないだろうか。そう、日本だ。もちろん比較的観光資源はあるが、戦後などはそこまで整備されていたとは言えない。そんな中で日本経済が発展した理由の一つが加工貿易だ。原材料を輸入し、それを加工し最終製品にして輸出をする。技術力があったからこそ出来たと言える。しかしマラウイには他国を凌ぐほどの工業・農業技術があるわけではない

その結果農業にとても偏った産業構造を形成してしまっている。労働人口の90%が農業に従事しており(2003年推計)、また全体に占める農業のGDP割合に関しても2007~2011年の5年間の平均値は26~27%と最も大きな割合を占めている。(参考:マラウイ 成長産業予測に係る情報収集・確認調査 最終報告書,2013年8月,JICA)
農業に依存している割合が高すぎる為に飢饉などの影響が大きく出やすい。一度飢饉が起こると全国規模で深刻な被害が出るのだ。工業やサービス業といった産業の割合を増やし、ポートフォリオのバランスを良くすることが必要なのではないか。

6、起業家精神が少ない

マラウイ人の気質として起業家精神が少ないということが言えるのではないかと感じる。例えば国内のお店やロッジに関して外国の資本であることが多い。例えばBataというマラウイ国内に多数みられる靴屋さんやSANAというスーパーマーケットはインド系の資本だし、Shop liteと言われるスーパーは南アフリカ資本だ。闇で両替を行っているのはジンバブエ人のオーナーだという話も聞いたことがある。他にもナイジェリア資本、中華資本、韓国資本等が多くみられる。印僑、華僑等外国人がマラウイで経営をし、マラウイアンを従業員として雇っているという構図が多くみられる。

またマラウイ人はとても温厚だと言われることが多い。例えば南アフリカでも使用人としてマラウイ人を雇うことが人気だという。マラウイアンは安い労働条件に関して文句を言わないし、英語も出来るからだ。

そして彼らは保守的な場合が多い。食べ物に関しても伝統的なシマと言われるメイズ粉で作ったオモチのような食べ物を主食としており、新しい食べ物には積極的に挑戦しようとはしない風がある。
保守的で温厚な部分は日本人の気質と通ずるものがあるかもしれない。

話はそれたが、そのようなマラウイアンの気質は起業を積極的に行うということとは距離があるように思われる。故に外国人が経済において主導権を握り、裕福なマラウイアンを生み出すことを阻害しているとも言える。

7、援助慣れ

昔から援助を沢山受けてきた国なので、他のアフリカ諸国と同じように援助に対して慣れを感じてしまっている。援助してもらって当たり前、誰かが助けてくれるというような前提が浸透してしまっている。自分たちで何とかするという気持ちがかけてしまっている。結局は自分たちでなんとかしないといつまでたっても貧困からは抜け出せないのだ。

8、汚職

他のアフリカ諸国よろしくマラウイでも汚職が度々発覚している。例えば2000年、政権の座にあったムルジ大統領は国家予算の40%がイギリス等からの援助に頼っているにもかかわらず、そのお金でSクラスのベンツを39台購入した。大臣や政府高官の公用車として配ったそうだ。これは当時イギリス等から相当なバッシングがあったようだ。そのようなことが重なり、数年前一時的にマラウイに対する援助を西洋諸国が打ちとめ、深刻なガソリン不足など国内が混乱に陥ったこともあったらしい。

そんなことがあった最近でも、政府高官による汚職が発覚し、全閣僚を解任するというようなことも起こっている。(http://www.startthailand.com/startmalawi/news/news-2012/1173-cashgate%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%AB%E3%81%A7%E3%83%89%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%81%8C%E6%8F%B4%E5%8A%A9%E8%A6%8B%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B)。ただし多くの閣僚は再任したらしい。

9、人口の爆発的な増加


マラウイの人口増加はここ10年以上3%を越える高い数値を維持している。また一人の女性が子どもを産む数である出生率(fertility rate)は約6人と少子高齢化の日本では考えられない数値になっている。この人口増加を補えるだけの農業や工場の生産性が確保されていない。単純に人口の増加が悪というわけではないだろうが、それに経済やインフラ等がおいついていない場合、国は貧しくなるのではないか。

10、優秀な人材の海外流出

医者やナースや教授といった知識層がマラウイ国内でなく海外で働くということを選択することも多いようだ。様々な環境が整っていないことし、給与も先進国はもちろん周辺のアフリカ諸国と比べても低いようだ。愛国心のある人は国内に残るのだろうが、合理的に自分や家族の人生を考えたら海外で働くとういことになってしまうのだろう。また英語が出来るので海外で働くことが容易といった側面もある。
そういった知識層が国の発展に貢献しないので貧困からも抜け出せない、貧困なので彼らに対しても高いサラリーを払えず環境も整備出来ないという悪循環に陥ってしまっている。

他にもHIVをはじめとする医療に関する要因、教育に関する要因など様々なことが折り重なって貧困を作り上げている。

●結び

貧困はとても複雑で多面的な側面を持っているので一概にこうすればなくなるということを言うことはとても難しいと思う。

しかし個人的にはやはりマラウイアン自身の当事者意識がまずは必要なのではないかと思う。他の人に頼ったり、外国の援助を期待するのでなく、なにがなくともまずは自分たちの国だから自分たちでなんとかするというような愛国心というか、“志”のようなものが必要なのではないかなと思う。

明治維新や戦後の復興等日本が奇跡を起こしてきたのも日本人としての誇りと志が根底にあったからなのではないかなと感じるところが多い。

その精神が汚職を払拭し、産業を勃興させ、優秀な人が国内につくし、技術を発展させ、資源を掘り起こし、観光資源を醸成し、国を豊かにし、人々が安心して暮らせる生活を創りだすのではないか。

かつろう

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マイクロファイナンスの活用法の提案 .68

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実はこのブログ、カツカツ日記は国際協力×ビジネス×起業という副題を持っているのです。
実は一番最後の起業というのは、僕自身が起業をしたいという気持ちがあり、後から付け足したのですがあまりそれにカテゴライズされる記事を書けていないという残念な現状があります。
それもあり今回は起業に少しだけ関係する記事を書きたいと思います。

もしマラウイでマイクロファイナンスを始めるとしたらどういうモデルがあり得るのかということを考えてみました。

マラウイで最も主要な食べ物はシマと言われるメイズ(とうもろこし)の粉から作られるおモチのような炭水化物です。日本のお米のように、お肉や魚、野菜や豆と併せて食べられます。ケニアやタンザニアにあるウガリなどと似ています。
シマを食べないとご飯を食べたとは言わないと言われるほど、マラウイアンのソウルフードとしての地位を確立しています。

このシマの原料のメイズを生産している農家がたくさんあります。メイズは家内で消費してもいいですし、売ることによって換金することもできます。そしてこのメイズの価格は一年の内で変動します。収穫をしてすぐは供給量が多いので値段が安く、収穫の時期が近づくほどメイズがなくなるので値段が上がります。

収穫後、自分の家で消費する分のメイズを残して、残りを売却するということをするのですが、場合によっては家内用のメイズが足りなくなり、メイズをまた買い戻すということもあるようです。もちろん時期が遅くなっているので価格はあがることになります。

ここにマイクロファイナンスの力を導入することで、彼らを豊かに出来るのではないかと思いました。収穫後のタイミングで農民に融資をすることによって、メイズを売らずに貯めておけるようにするのです。そして価格が上がるタイミングでメイズを売って換金することによって利を得るのです。

例えば収穫後100キロのメイズが$200で売れるとします。(値段は概念として置いているだけなので、実際の価格は違います)。しかし半年待てばこれが$300で売れるとします。半年間待てばより良い価格で売れるのですが、彼らはそれを出来るだけの貯蓄がありません。値上がりすることが分かっていてもそれを蓄えておくだけの現金が手元にないのです。そこでかれらに$200を融資します。半年後$300になるタイミングでメイズを換金してもらい、利子をつけて返してもらうということをすれば、融資する側も、借りる側もウィンウィンの関係が築けることになります。

全体の収穫量が分かった後に貸すことになるので、メイズの値段の変動をある程度は予測でき、適切な利子を設定することが出来るようになるはずです。

また事業に対する融資とは違い、事業が失敗するというリスクはありません。時期がたつにしたがって供給量が減るので値段が下がるというリスクもかなり低いと考えられます。収穫後に貸すので収穫の成否による影響も受けません。

ただ、この手法は拡大するのには限界があると言えます。つまり需給バランスに影響を与えるのであまりに大きな規模で行うと価格や物の出回りに大きな影響を与えてしまい、結局価格が上がらずに利益が得られないということも起こり得るのです。

マイクロファイナンスというと、agile(小規模で、小回りの利く)なビジネスに融資するようなイメージが強いですが、このように時期をずらす投資・投機というような形でも運営できるのではないでしょうか。賛否両論あるかもしれませんが。

かつろう

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5Sとインセンティブ~マラウイの医療現場の問題点~ .62

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●5Sとは

皆さんは5Sという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
元々は工場や職場などを綺麗に保ち、仕事の効率を挙げる為に作られたスローガンです。日本のみならず海外でも下記のように訳され使われることがあります。

整理-(Sort)
いらないものを捨てたり、区分したりすること。

整頓-(Set)
所定の場所におき、いつでもすぐに取り出せるようにすること。set in order.

清掃-(Shine)
綺麗に掃除をすること。輝くくらいに綺麗にすること。

清潔-(Standardize)
整理、整頓、清掃を維持すること。

躾-(Sustain)
ルールややり方をしっかりと身に着けること。

そしてこの5Sはビジネスの世界だけでなく、国際協力の世界にも使われます。例えばマラウイでも医療現場において5Sを推進するプロジェクトをJICAが行ったりしています。青年海外協力隊の活動でも病院に5Sを定着させるということが行われたりします。

逆に言えばマラウイの多くの医療現場では整理・整頓等5Sがなされていない現状があります。薬や注射器が乱雑に置かれていたり、医療器具の場所が固定されていなかったりします。それにより、効率が下がるばかりか投薬のミスに繋がることも考えられます。

ではなぜマラウイの病院では5Sが為されていないことが多いのでしょうか。
彼らは出来ないのでしょうか。やらないのでしょうか。

●マーケットと病院

さてここで街のマーケットの写真を見てみましょう。

どうでしょうか。とても綺麗に並べられています。まさに5Sが出来ているといえるのではないでしょうか。商品が綺麗に見えるように水をかけて見栄えを良くしたりもします。

ではこの病院とマーケットの八百屋の差は一体どこにあるのでしょうか。

答えはインセンティブにあるのではないかと僕は考えます。

つまり八百屋では5Sを行うインセンティブが働き、病院ではそれがないということです。

八百屋では商品を綺麗に見せ、お客が欲しいものがあるかどうかがすぐ分かるように並べることで、儲けが上がります。つまり5Sを行うことで自分の生活が良くなるのです。これは大きなインセンティブです。

では病院ではどうでしょうか。マラウイは政府系の病院は全て無料です。治療も薬も無料です。そこで勤務する医者や看護師は頑張ろうが頑張らまいが給料は変わらないのです。むしろ頑張って沢山の患者さんを治療した方が疲れますし、労働時間も長くなります。病院としても経営のバランスが悪くなります。つまり現状の医療システムでは5Sを行って効率をよくし、より多くの患者さんにより適切な医療処置を行うインセンティブが全く働いていないのです。

●マラウイの医療システムの問題点

お金をあまり持っていない国民に平等に医療を届ける為に病院が無料化されていますが、その結果、非効率的で正確性を欠く医療に繋がってしまうというジレンマに陥っているのです。

もちろんお金のみがインセンティブではありません。表彰をしたり、成果の見える化を行ったり、休暇の取得日数を増やしたり、海外の研修を与えたりといった、金銭以外でのインセンティブを加えることは出来ると思います。しかしそれにも限界はあります。

何れにせよ国全体の現場に5Sを根付かせる為には単に目の前の人、目の前の病院を改善するだけではなくて何らかのインセンティブを加えるような制度・システムの改革という根本な解決が必要なのではないかと思います。

かつろう

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マラウイの伝統的習慣とHIV/AIDSの問題 .61

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世界には様々な文化・習慣があります。そして時にその伝統的な習慣は社会的な問題につながります。

例えばインドではダウリーと呼ばれる結婚持参金制度があります。これは結婚をする際に女性側が多額の金銭等を送らなければならない仕組みです。これにより女性は結婚する為にお金を貯める必要があり、家が裕福でない場合は自らで稼がなければならなくなります。そしてその為に未成年の売春を行わなければならないことがあります。
また、インドでは売春を生業とする特定の集団があり、そこで生まれた子どもたちは生まれながらに売春を強要される運命にあります。他にもお寺に娘を奉公に出すことによって悪いカルマをなくすという風習もあります。方向に出された女の子は売春を強制されます。

インドではこのような伝統的な文化的・宗教的背景を持つ風習が未成年の強制的な売春という社会問題の一因を担っています。

カンボジア等では処女とセックスをするとエイズが治るというようなことも信じられていることがあり、それが未成年売春の需要に繋がったりします。

さてではマラウイではどのような伝統的な習慣があり、それがどのように社会問題につながっているのでしょうか。今回はHIV/AIDSに関連した内容になります。

【習慣・風習】

●初潮を迎えたら地域の権力者に処女をささげる習慣

初潮を迎えたあとにTraditional Authorityとよばれる地域の権力者などに処女をささげる風習があるようです。夜の営みをどうするのかを教えるというような趣旨のようです。政府なこの習慣を禁止しているようですが一部地域ではまだ残っているとのこと。金銭の授与などは行われません。マラウイ全土でみられる習慣らしいですが、主に中部、南部で多いようです。そしてこのときにコンドームは100%つけないとのことです。

●旦那が死亡したら誰かと性交渉をしないと汚れが落ちないという風習

旦那をなくした未亡人は汚れているとみなされるようです。そしてその汚れを取る為には他の男性に抱かれる必要があるとのこと。村にはその役割を担う特定の男性がいるようです。女性はお金を払ってその男性にセックスをしてもらいます。村の人間なので時には親戚にあたることもあるとのこと。つなり彼は不特定多数の女性とセックスをすることになります。コンドームはつけないようです。そして汚れを落とした後に再婚することが可能となります。

●チョコロ(Chokolo)

未亡人は死亡した旦那の兄弟と結婚するという習慣があるようです。これは北部に見られる習慣のようです。もし兄弟が結婚していたとしても、この場合は多重婚が認められます。

【背景】

◆HIV/AIDSに対する偏見、差別が根強く残っている。

例えばエイズが原因で死亡したとしてもそれをオープンにはしないようです。マラリアで死んだということにしたりするようです。エイズにかかるということに対してとても強い偏見が根強く残っているとのこと。つまり自分がHIV positiveであるということに関しても周りに言わない場合が多いということです。妻に隠している旦那も多いとのこと。

さて、これらの風習・習慣、背景を合わせて考えられることはなんでしょうか。それはHIV/AIDSの蔓延です。

地域の権力者がコンドームを付けずに処女の女性とセックスをします。彼らは不特定多数の人と性交をしています。
未亡人は汚れを落とす為、その役割を担った村の人とセックスをします。彼らは不特定多数の人とコンドームを付けずに性交しています。
チェコロにおいて、例えば旦那がHIVで亡くなったとしてもそれを言うでしょうか。HIVで旦那をなくした妻はHIVに感染している可能性が高いのではないでしょうか。

つまり、HIVに感染しているということを公言をしないという背景があり、その上に不特定多数の人とコンドームを付けずに性交を行うという風習・習慣があるのです。これがHIVの蔓延に大きく寄与していることは想像に難くないのではないでしょうか。

この風習・習慣と社会問題というのはとてもとても深く難しいテーマです。
例えば倫理的な問題があります。彼らの習慣を私たちから見れば倫理的にとても認められないものであったとしても彼らとしては倫理的な正義をもっているのです。一方的に我々の考え方を押し付けることはもちろんできません。
しかしそれが社会問題に大きく関係している場合、それを改めるべきなのでしょうか。私個人の意見としてはその習慣は改められるべきだと考えます。それは優先されるべきは人の命であり、生活だと考えるからです。文化・風習もとても大切なものですが、プライオリティはそれらに比べると下がると思います。

この風習・習慣と社会問題というものをテーマにした学問が出来たりしないものでしょうか。既にあるのかもしれません。この二つのバランスをとったり、習慣を変えるべきかという倫理的な問題にアプローチしたり、どうすれば習慣を変られるか、過去にはどのような習慣の変化があったか等が研究されればこの根強く難しいテーマに解決の糸口が提示されるのかもしれません。

かつろう

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『マラウイを知るための45章』書評その3 Vol.27

僕は青年海外協力隊として9月からマラウイに2年間派遣予定だ。
その事前準備としてマラウイを知る為に下記の本を読了。

【読んだ本】

『マラウイを知るための45章【第2版】』栗田和明著

【概要】

マラウイについての情報を幅広く載せているとても貴重な本。2010年の改定で一部が追加されたが基本的には2000~2002年の情報を元にしている。

【所感】

●アフリカの国としてはとても安定している。
The warm heart of Africaと呼ばれアフリカの中ではとても安定した国として有名である。かつて奴隷とされた民族とそれを助長した民族や殺戮をした民族と殺戮をされた民族等、他のアフリカ諸国同様多様な民族を抱えている。しかし安定し続けているのはなぜか。一つには初代大統領のバンダによる統治が長く続いたこと、もう一つには資源がなかったことがあげられるのではないか。

独裁は必ずしも国家を疲弊させるものではないと思うし、資源がもとに国が腐敗、荒廃することもある。シエラレオネでのダイヤモンドによる紛争などはそのいい例だ。

●エイズとマラリアのアプローチの違い
エイズの存在や感染原因、その防止についての認知度合は高いようだ。98%がエイズ感染についてきたことがあり、その内3分の2は一つ以上の予防方法を知っている。それに対してマラリアは農村部では蚊が媒体ということを知っている人は4割以下である。

この二つの病気の違いは、それを解決する為のアプローチの違いを意味する。僕は青年海外協力隊としてコンドームや蚊帳の販売に携わる予定だ。

エイズに関しては知っているとの前提の上で、何故使わないかということを分析しないといけない。そもそも買える場所が近くにないのか、価格が合わないのかなどである。障壁を取り除くアプローチと使うモチベーションを上げるアプローチの双方バランスを取りながら行う必要がある。

マラリアに関しては販売と合わせてその啓蒙活動をまず行う必要がある。何がマラリアをもたらしているのか、どうすればそれが防げるのかといったことを理解してもらう。その上で販売戦略を練る必要がある。

●観光客数
マラウイの観光客数は2000年に5万人、2008年に18万人と増加傾向にある。絶対数として多いわけではないが8年間で3倍に増えている事実は前向きにとらえられる。他のアフリカの諸国と比べての安全性や穏やかさをしっかりとアピールできれば今後もこの増加傾向は維持できるのではないか。恐らくヨーロッパや他のアフリカ諸国からの観光客が多いのだろうと思われる。

●女性の収益向上
女性が家でどぶろくを醸造したり、チブクの販売手数料をえたりするのは彼女たちの収益向上・自立化につながっているはずだ。やはり農村や家庭で仕事を行えるということは良い影響が多いと思う。他にもこのような事例をまとめて他国へのスケールアウト出来る事業等を考えたい。

●BOPビジネス
小分けにするBOPビジネスというのは聞いたことがある。味の素に代表される調味料やシャンプー、洗剤等である。これは小分けにして安価にすることで貧困層でも購入することが出来るようにする仕組みだ。マラウイではそれがお酒でも小分けビニールにして行われているとのこと。生活必需品だけではなくてそういった嗜好品の分野でも応用できる手法なのだなと感じた。

●貴重な情報
この本はマラウイの情報がしっかり体系立てて幅広く記載されてある情報ソースとしてとても貴重な存在だ。2000~2002年の情報がベースとなっているので少々古いともいえる。しかし逆にその頃と比べて変化している点、していない点を感じることも出来るはずだ。

かつろう

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以下内容箇条書き。参考までに。

【マラウイの概要】
・マラウイの大きさは北海道と九州を合わせたより少し小さいくらい
・マラウイ湖は九州の3分の2の大きさ
・マラウイ湖は国土の20%ほど。
・人口密度は100人/キロ平方メートル程。アフリカ諸国と比較するとかなり高い。
・マラウイ湖の領有をめぐってはタンザニアと論争がある。しかし現在は互いに表面化しないようにしている状態にある。
・キリスト教70%(プロテスタントが多い)、 イスラム教20%。
・民族集団は40ほど。しかし区切りが難しく、変化もする。
・公用語は英語とチェワ語。
・チェワ語とニャンジャ語はほぼ同じ。
・ニャンジャ語はモザンビーク、ザンビアで話されている。
・マラウィとはチェワ語で光、炎を意味する。
・他のアフリカの国よりは少ないが、欧米人、アジア人もいる。商店などはアジア人が経営していることが多い。
・役所の窓口の役人が賄賂を請求することはない。
・レジデント料金という在住者に対してのホテル等の割引制度がある。
・19世紀、アラブ人やヤオ人による奴隷貿易の被害にあった。またンゴニ人による殺戮もあった。
・ショップライトというスーパーマーケットが2001年に進出。2000年にはタンザニアに進出しており、モザンビークにもある。(P49)

【歴史・政治】
・19世紀のスコットランドの探検家、リヴィングストンが有名。功績には賛否ある。
・独立運動で初めてのなくなったチレンブウェ師はお札になっている。
・1964年に独立、初代大統領はバンダ。ロンドンで開業医だった。
・かつてバンダが数十万人を投獄した監獄が現在は博物館となっている。
・コタコタにリヴィングストンが立ち寄った樹の近くにバンダが初めて政治集会を開いた樹がある。
・1968-1993年には女性は膝丈より長いスカートの着用、男性は偏り長い髪が禁止というドレスコードが適用されていた。
・2000年のマラウイの国家予算は350億K(525億円)。(P66)
・2000年の受ODAの総額は170億K(255億円)、日本のODAは40億K(60億円)+技術協力20億K(30億円)。
・バンダ政権は西欧との関係が強かった(西欧としても冷戦下、西側の一員としてマラウィを重視していた。タンザニア・モザンビークは東よりだったりしたので)。またアパルトヘイトを推進する南アフリカとの外交も持っていた。その為、国内の圧政が見過ごされていた部分もある。
・しかし時代の流れには逆らえず1994年に複数政党制の選挙が行われ、バンダは敗れ、2代目としてバキリ・ムルジが大統領になった。ちなみにムルジはマラウイでの少数派であるイスラム教徒。なお97年にバンダは死去。
・2000年、Sクラスのベンツを39台、約3億円で買い、各省の大臣、官僚に配るということを行い、イギリスからバッシングを受けた。
・ムルジ政権94~2004年(2期)、3代目ムタリカ政権2004年~2012年(急逝)。マラウイは大統領は2選。
・2012年からムタリカに変わりジョイス・バンダが初の女性大統領となる。

【産業】
・外貨収入の半分以上はたばこの輸出。栽培農家数は7万世帯。
・たばこの収穫は人手がいる。下の方の葉から熟し、それを判断し刈り取る為、一律に機械で狩るのが難しいためだ。そこで問題になるのが、子供の長時間低賃金労働だ。しかし一方で子供を使わず大人だけでは賃金があがり、国際競争力を失うとの主張もある。
・茶の大規模農場は24の企業が行っており、個人経営は5000世帯。
・紅茶の生産のほとんどが輸出用。また高級品はすべて輸出用で国内で手に入るのは大して質がいいものではない。
・燃料としての森林伐採が進んでいる。
・マラウイ湖南のチルワ湖も漁獲高が高い。
・チャンボ、カンブジ、マテンバ、カンパンゴ(ナマズ類)という魚が食される
・マラウィ湖はダイビングスポットとしても人気。釣りもできる。
・リロングウェが首都になったのは1975年、議会が移ったのは94年。それまでの首都はゾンバ。
・ブランタイヤが最大の都市のひとつで、そのリンベ地区は工業地帯。
・スコットランド人実業家ムーア兄弟の弟のあだ名がマンダラで、マンダラ農場等その他かれの名を関した商号が多い。運送業などグループを築いている。
・ゴムは加工する企業がないので、ジンバブエや南アで加工される為に輸出されている。

【都市】
・2000年に台湾の援助で開業したムズズ中央病院のHIV検査が能力が高い。
・ムズズは市街地に空港があり、建物は3階までと規定されている。実際4階のものもあるようだが、4階部分は使われていなかったりする。
・主要都市は北部のムズズ、中部のリロングウェ(首都)、南部のブランタイヤ、ゾンバ(旧都)
・北部の都市カロンガの西方には有名な呪術師がいる。
・呪術師によるエイズ治療もおこなわれている。(P134)
・南アフリカにいったマラウィの呪術師は新聞広告を出したりした。
・コタコタ:リヴィングストンが奴隷廃止を求めて奴隷商人ジュンベと会談した記念の樹が残っている

【賃金】
・マラウイの最低賃金は都市部とそうでない部分で二つ設定されている。
・2002年の給与水準。セカンダリー卒20~30代ホワイトカラー2000~5000K、40代で各セクションの中心8000K、セカンダリーの先生は3000K、ハウスキーパー、コック、ガードマンなどは500~2000K。(月給)
・高級官僚月給5~7万K+手当10万K+退職金在職期間の給与と手当の25%。手当には水道、電気、電話、コック、庭師、警備員、家賃、ガソリン代、教育費等が含まれ、給与より多い場合がある。
・国会議員は月給3万K+手当。さらに会期中は6000K/日の宿泊費が出る。2002年に5万K、2002年7月からは10万Kになったとのこと。
・大学教授は数万Kで他の職業よりは高いが、南アフリカ、ボツワナなどに比べると低く、人材は海外に流出しているよう。
・自営での稼ぎ。食堂で700K、醸造酒製造販売850K、魚の仲買1000K、マンゴーの仲買600K、ミニバスの客引き300K。いずれも日の利益。
・同様の時期の物価。電気がきてない家で2~3部屋で月200~300K、簡易な食堂での食事一回30K以下。

【生活】
・マラウイの電機は230Vである。また突入電圧400Vまで行くこともあるらしい。
・マラウイで給電されている世帯は2007年で8%。都市部で52%、それ以外2%。南部アフリカ経済開発共同体SADCでの平均が20%でマラウイが最低。
・マラウイの大学はマラウイ大学とムズズ大学。
・公務員の給与が払えずレイオフが実施されることもある。また承認された予算額よりも少ない金額が実際には渡される。
・インターネットカフェもある。リロングウェ、ブランタイヤ、ムズズには10軒ほどある。
・警察官による車に対する路上検問は多い。
・盗難にあった車がモザンビークやザンビアで発見されることも多い。国際的な捜査態勢、インターポールとの連携が上手くいっているのでは。
・マラウイの自動車保険と一時輸入許可があれば他国の免許でも入国して3か月以内であれば車を運転できる。
・食用のネズミが串にさして売られている。
・デンマークのカルズバーグが工場製のビールを醸造している。
・ビニール袋に小分けにした蒸留酒も売っている。ボトルよりも価格が安いので購入しやすい。
・チブクというどぶろくがある。チブクバーも各地にある。
・個人でのお酒の醸造は合法。しかしカチャーソーと呼ばれる蒸留酒づくりは違法。しかしこれは存在している。
・タンザニアにはでは村の女性が醸造酒を作って現金収入を得ている。
・マラウイでも一部独自に醸造酒を作ることもある。チブクを売って手数料を稼ぐこともある。
・女性の服装としてミニスカートだけでなく、ズボンも挑発的とみられる向きがある。

【保健衛生】
・1985年に初めて、マラウイにおけるエイズ発症が確認される。
・HIV感染予防の掲示板には大統領が登場したりしている。
・98%がエイズ感染について聞いたことがあり、その3分の2が一つは予防方法を知っていた。
・対してマラリアの感染が蚊を媒体にしていることは農村部では4割以下の人しかしらない。(National statistical office 2000)

【ローカル・オーソリティ】
・マラウイは3州27郡に分かれている。
・各郡は伝統的なローカルオーソリティを持っている。シニアチーフを頂点に、その下にチーフ、GVH(Group Village Headman )、村長が階層を為している。
・彼らは日常的な争いの調停、作物の増産、道路・学校等のインフラの整備、に携わる。また土地の裁量権も持っている。
・北部ンコンデ人の首長ムワカスングーラさんについては、ジャーナリストのMwalilino氏のまとめたものが詳しい。

【他国との関わり】
・住民の周辺国との流動性は高い。例えばポルトガル語圏のモザンビークから英語を学びに来るものもいる。
・南アフリカから進出してきている企業も多い。
・タンザニアでハウスキーピングの仕事をするマラウイ人も多い。
・不法滞在で南アフリカからマラウイに送還される人は月50~100名ほど。逆は10名。
・マラウイは鉱山資源がなかったので周辺国に出稼ぎに出ることが多かった。
・マラウイの輸入の13~20%がタンザニアのダルエスサラーム港経由。内陸のマラウイはダルエスサラームやモザンビーク、南アフリカの港から物資を入れる。
・元々は台湾と外交を結んでいたが、2007年、台湾と断交し中華人民共和国と外交を結んだ。
・マラウイ、タンザニアの国境では密交易がおこなわれている。マラウイ側からは砂糖、米、ビールが輸送されており、タンザニアからは自転車、肥料、カンガ、土器などが運ばれている。
・ビールや砂糖を密交易するときは発見された時に言い逃れが出来ない。ラベルにマラウイ製と書いてあるためだ。一方米などは見つかったとしてもマラウイからのものとばれないこともある。しかしリスクは低いが利ザヤも低いようだ。
・ンギリ、フィパーレ、エサンバ、キホダ等のダンスが有名。
・観光客は年間18万人(2008年。2000年は5万人)。9か所の国立公園や動物保護区がある。