青年海外協力隊への批判~その2~ .12

青年海外協力隊に行くという話をすると
否定的なことを言っていただけることもある。
大変有難い。

前にも同様のタイトルのブログを書いたが
新たに頂いた批判についても書いていこうと思う。
以下問題点を3つ。

●●①2年間の成果が低い●●

『協力隊として派遣されて2年間で出す成果が低い。
2年という期間コミットするのだからもっとしっかりした成果を出さないといけない。』

確かに協力隊として自他ともに満足のいく成果を出せたという話は
あまり聞かない。

何故か。

まず第一に成果を出すことを目標として派遣されていない。
JICAとしては途上国に人をおくることそれのみで、ソフトの支援という価値があり
そもそも派遣後に成果を出すことを期待していない。
そのチェックも行われていない。

そして派遣される人の語学は2か月かけて訓練するが
プロジェクトで、仕事で成果を如何に出すかといった内容については
しっかりと訓練をしない。(僕が知らないだけでしているのかもしれないが。)

例えばリサーチや統計の能力を上げる研修や
モニタリングとエバリュエーションの概念・方法等をみっちりと
叩き込んだ方がよいのではないか。

●●②企画調査員(ボランティア)●●

派遣された青年海外協力隊員を取りまとめる
企画調査員(ボランティア)という職種の人がいる。
(http://partner.jica.go.jp/resource/1365658150000/shigoto/we.html)

この役割の人が青年海外協力隊の相談にのったり
ファシリテートをするのだという。
他にも案件開拓なども職務のようだ。

協力隊員あがりでこの企画調査員(ボランティア)に
なる人もいると聞く。

採用要件にも途上国で居住経験を求められるように
ある種、同じような背景の人間ということになる。

同じような人間が調整をしては、場合によっては
化学反応を起こせず高い成果があげられないかもしれない。

ビジネス畑でガツガツやってきた人や
コンサル的な能力にたけた人をこのポジションに配置すれば
協力隊員は2年間でさらに成果が出せたり、成長出来たりするのではないか。

●●③英語が出来ない●●

2年終わって帰国後、英語が出来ないということがあるのではないか。
もちろん人に依るし、案件による。

しかし現地語を中心に使っていたり、
英語であっても現地なまりがものすごく
強かったりする場合が多いように思う。

また別のエントリーでも書こうと思っているが
途上国で生活をしていても
英語能力は大して伸びないと僕は思う。

かといって現地で英語能力を自己学習で
伸ばす努力をしている人は少数派なのだと思う。

●●●
●●

では①の問題に対して成果を出す為にはどうすれば良いか。

まずは派遣前に事前の情報収集を行い問題に対しての
知識や意見を深めておくことである。
自らが関わる問題に対して専門家とは言わないまでも
かなりの所までは知っておくべきだ。

勿論事前の2か月の研修で身に着けられる部分もあると思う。
でも間違いなくそれだけじゃ足りない。
研修だけで、誰かに教わるだけで足りるなんてことはこの世の中に存在しないと思う。
常に自分自身で勉強しなくちゃ絶対にほしいものは手に入らないと思う。

次に重要なのは派遣されてからだ。
与えられた職務、課題、問題をしっかりと捉え
どのようにすればその問題解決に近づくかを真剣に考える。
そして単に目の前の問題を解決するだけではなくて
スケールアウトしていくように、解決が拡大していくように考えなければならない。

その為には色んな人に、色んなことを相談できるように
しておかなければならない。
勿論任国においてもそうだが、
日本や他の国にいる人にも相談できるようにしておく必要がある。

③に関しては常に自己研鑽の心を忘れずにいようと思う。
僕は任国での業務で英語を使用する予定だが、
それだけではまず英語は上達しないと思う。
それに合わせて自分で英語が上達するような
仕組みを日々の生活の中に埋め込まなければならない。

例えば下記。
・リーディングの為にスタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビューを読む。
(http://www.ssireview.org/)

・リスニングの為にTEDを毎日聞く
(http://www.ted.com/)

・スピーキングの為にTEDをシャドーイングしたり、
あるフレーズや文節を丸暗記したりする。

つまるところ青年海外協力隊としての看板で任国に赴任するというのではなくて
自分自身の看板で赴任するという意識が大切なのかなと思います。

先に自己があって、自らの事業を行うというような当事者意識を持てば
自ずと成果や日々の成長も違ってくると思う。

かつろう

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