そうだ、選挙にいこう! .109

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●地方政治、首長と海外経験

青年海外協力隊は日本を出国する前に住民票のあるところの市長や県知事に表敬訪問をすることになっています。私も出国前に越直美大津市長と嘉田由紀子滋賀県知事にお会いさせて頂きました。お二人ともお忙しい中とても丁寧に対応して下さり、激励を頂きました。

お二人とも海外の経験をお持ちです。越市長はハーバードのロースクール出身で、嘉田知事はタンザニアや、そして今私が住んでいるマラウイにも滞在経験がおありとお伺いしました。

「海外での経験」と「政治」という2つのキーワードがなにか意味を持つのだろうかとその時疑問に思いました。政治と聞くとややもすると自国や地元を良く知っている人、つまり海外経験よりも国内での経験を重視されそうな職務ですが、逆説的に海外での経験が価値を持つのだろうかと。

●共和政ローマ時代の政治家の軍務経験

塩野七生の「ローマ人の物語」を読んでいて、この「海外経験」と「政治」の2つの点が結びつきを持っていると感じました。

以下「ローマ人の物語」より引用。

“共和制ローマの政官界志望者には、最低限十年間の軍団経験が課されていたことだ。これはあくまでも私見だが古代ローマでも特に共和政時代のローマのリーダーたちが「小粒」でなかった理由も、この辺にありそうな気がする。共和政時代のローマの指導者たちは、唯一の例外となる哲学者兼弁護士兼文筆業者のキケロを除き、ほぼ全員が政界、官界、軍団の経験者なのであった。”

共和制ローマ時代の戦争は主に国外で行われていました。ハンニバル戦争など一部例外はありますが、シチリアやアフリカ、スペインやギリシャといった国外での戦争が中心でした。つまり共和政ローマ時代の政治家は軍務につくことによって国外で生活していたということです。

つまり政治指導者に十年間の軍団経験が課されていたということは軍務を理解するということ以外に、国外で生活する機会が課されていたということです。

では国外で生活をすることで政治という仕事に対してどういった影響が出るのでしょうか。

まず第1点目は海外の文化や風土、文物、法律といった制度、そしてそこに住む人といった様々なものに直接触れることによって自国との違いを実感する機会になるということがいえると思います。そういった風土は制度の違いを体験することによって自国のそれらを外側から客観的に理解することが出来るようになります。そして他国のものを自国に応用することが出来るようになるはずです。単に文字情報としてではなく、体験として他国に触れることで本質を理解できるようになるのではないでしょうか。

第2点目は自国に対する愛国心が育つと思います。僕自身は今、協力隊としてマラウイに来て9ヵ月立ちます。たった9ヵ月でも日本をいとおしく思います。食べ物、風景、人、娯楽、全てのものを恋しく思います。時には数年単位で自国を離れなければならなかったローマの軍団にいれば直された国に対する想いは募ったのではないでしょうか。それこそ衣食住もままならない中での生活だとなおさらだと思います。自分の住む土を、人を、食べ物を心から好きでいるということを自覚するのは政治においてとても大切な要素だと思います。

もちろん地方政治だけに限ったことではありません。国政においても海外での経験がとても役に立つと考えられます。

●滋賀県知事選挙に行こう!

というわけで結局なにが言いたかったのかというと、2014年7月13日に投開票の滋賀県知事選挙に行こうということです。(こじつけですねマックスですね、すみません笑)

何を信じ、誰に投票するかは個人の自由です。棄権票を投じることも権利だと思います。ただし投票に行くという行為それ自体は推奨されるべき義務だと信じています。

現在集団自衛権の問題で日本は揺れていますが、国政にしろ、地方政治にしろ、まずは投票しましょう。どんな議論もまずは全てそこから始まると思います。

かつろう

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