南アフリカで選挙に行ってみた。~海外に転出する際に住民票を抜くべき理由~  .163

国連をイメージした地球

先週、南アフリカのケープタウン領事館にて参議院選の投票を行って来ました。実は海外でも投票が出来るのです。投票スペースには候補者と政党のファイルがあり、投票自体もすぐに終えることが出来たので、日本で投票するのとほどんど変わらない感覚で投票することが出来ました。

〇住民票を抜く(転出届を出す)べきか否か

留学などで海外に長期滞在する際に考慮しないといけないことは住民票をどうするかです。原則としては住所がそこになくなるわけなので抜かなければならないと思います。ただし社会保障など諸々を考えるとどうすべきかということを悩むことがあります。例えば年金は国内の住所を抜けば支払う義務がなくなります。(任意で払うことは出来ます。)支払わない期間は勿論計上されません。海外に行けば事故や事件に巻き込まれる可能性もあるので障害年金の受給資格を考慮しておきたいところです。また他にも住民税(住民票がベースで課税)や国民保険などとも関わってくる問題になります。グーグルで検索をすればそれぞれのメリットデメリットが出てきますので必要な方はご確認ください。

〇投票権の行使

この住民票を抜くか否かに関して、最も忘れてはならないのが投票に関してです。住民票を残していくのであれば、その期間に日本に戻るなどしなければ投票できません。一方で住民票を抜いて、海外の現地公館に在留届を出せば(今はネット上でも在留届を出せますhttps://www.ezairyu.mofa.go.jp/)、今回私がケープタウン領事館で行ったように在外で投票することが出来ませす。海外で投票する際には在外選挙認証が必要になるのですが、在留届を出して3ヶ月の居住確認の後、2ヶ月後には手元に届くようです。(http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/senkyo/flow.html)。

〇在留邦人の数

海外に住んでいる在留邦人の数は平成27年で131万人もいるようです(http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000162700.pdf)。海外にいる人の内5~6人に1人が在留届を出していないと仮定すると、海外在留者は約150万人程いると考えられます。その内18歳未満の選挙権を持たない人(駐在員の子どもなど)がもし3人に1人いるとしたとしても、正規に投票権を有する人は100万人程いると計算できます。日本の有権者数が約1億人なので割合的には1%を締める数になります。大阪都構想構想やイギリスがユーロを抜けるBrexitを見るとわかりますが、ほんの少しの僅差が大きなうねりを生み出したり、またかき消したりしていることがわかります。この1%も決して小さな数字ではなくて、とても価値を持つ数字であると考えることが出来ます。

〇結論

長々と書いて来ましたが、言いたいことは一つだけです。投票に行きましょう!

国内にいる人も、海外にいる人も。海外にいると逆に客観的に日本を見る良い機会になります。また海外にいるからと言って日本の政治とは無関係ではありません。国家間や宗教間の軋轢や為替政策といった大きなテーマはもちろんですが、日本の銀行からの海外送金といった日々の生活に関わることに関しても最近は規制が厳しくなりつつあります。今の世代の事、そして将来に世代の事を考えるのであれば投票に行くということが最も大切な国民の責務だと思います。

 

かつろう

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