アフリカ/アジア/途上国

経済共同体としてアフリカを捉える必要性 .60

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青年海外協力隊では現地派遣前に70日間、長野県の駒ヶ根か福島県の二本松で研修を受けます。そして現地派遣後は約一か月首都で研修を受けます。現地語や安全管理、現地の経済・農業・医療等を学びます。

先日経済関係のブリーフィングを受けて感じたことを書きたいと思います。

最も印象的だったことはマラウイを始めとするアフリカの経済は国家としてだけではなく、地域共同体として考える必要が高いということです。アフリカには54か国あります。それぞれが独自の顔を持っています。同国内においても複数の民族や言葉が存在します。そしてそれぞれは一国だけでは国際的な経済に太刀打ち出来ないという認識を持ち、協力関係を築いているのです。マラウイに関係する経済圏、共同体を下記説明したいと思います。

●ナカラ回廊
回廊とは廊下等の通路を表しますが、内陸国から他国を抜けて港に達する道の事も言います。
このナカラ回廊はモザンビークのナカラ港からマラウイを通って、ザンビアまで続く道の事を言います。ナプラ港はアフリカの東海岸線で最も深さのある港で14メートルも推進があります。全ての船舶を受け入れることが出来ます。また湾の入り口が狭く、港の中の波が高くないのです。
この2つの理由よりとても港としての価値が高いのです。この港から連なるモザンビーク、マラウイ、ザンビアの交通・交易を整備・活性化することによってこの地域の発展を目指すことが出来るのです。

輸送コストの低減、産業の多様化、雇用拡大、情報の共有等が望まれます。反面外国からの安価で良質な製品との競争にさらされることでマラウイの農業がダメージを可能性もあるようです。
JICAも円借款で港湾の拡張や道路の整備を支援しています。(http://www.jica.go.jp/press/2012/20130307_01.html)

●南北回廊
南アフリカから北部にのびダルエスサラーム迄続く南北回廊は、マラウイの国道1号線を通っており、これはマラウイ経済の生命線ともいえる感染道路になります。この国道1号線の端をかけなおすプロジェクト等をJICAが支援しました。

●経済共同体SADC、COMESA
SADC(http://en.wikipedia.org/wiki/Southern_African_Development_Community)とはSouthern Africa Development Community:南部アフリカ開発共同体の略で、南アフリカ、タンザニア、ナミビア、モザンビーク、ザンビア、ジンバブエ等15か国が参加しています。

COMESA(http://en.wikipedia.org/wiki/Common_Market_for_Eastern_and_Southern_Africa)とはCommon Market for Eastern and Southern Africa:東南部アフリカ市場共同体の略で、エジプト、ケニア、エチオピア、ウガンダ等19か国が参加しています。域内の貿易は自由化されているようです。
マラウイはこのどちらにも属しています。貿易の規模としてはSADCへの依存の方が輸出入共に大きいと言えます。

アフリカの経済を考える上でややもするとその国家単位で物事を見がちになってしまいますが、単純に一つの国家として捉えるのではなく、経済共同体や回廊等周辺とのかかわりの中で現状をはかり、将来の発展性を予測するということがとても必要なのだと感じました。

かつろう

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海外に行く人には絶対に知っておいて欲しい文化ギャップ .58

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先日英語の授業中に面白いやり取りがあったのでご紹介します。
海外に行く方には是非とも読んで頂きたい文化ギャップの話です。

オーストラリアの大学に留学をしていた女の子のクラスメイトの話。
知り合ったばかりの男の子にこういったそうだ。

『マット・デイモンみたいでかっこいいね!』

これを聞いた男の子はそれ以降、女の子を冷たくあしらうようになったそうだ。

何故だかわかりますか?

男の子はマット・デイモンをかっこよくないと思っていたから?
(※個人的にはマット・デイモンはとてもとても大好きです。グッドウィルハンティングとか本当に名作。)
俳優に似ていると言われるのはオーストラリアでは不名誉なことだから?
外見について言及することは失礼に当たるから?

どれも違います。

実は“気がある”と思われたからなんです。

アメリカのモンタナ出身の先生が解説してくれました。
アメリカやオーストラリアといった欧米圏では外見を褒めたりすることは、私はあなたとデートがしたいという意思表示にとられてしまうということでした。これは女性から男性でも男性から女性でも同じとのこと。同性間でも同じ意味を持つかもしれないとのことでした。先生はchasing(追っかける)という単語を使っていました。

日本ではどうでしょうか。外見を褒めたりすることはとても自然なコミュニケーションの一つの場合が多いと思います。もちろん表現によってはハラスメントになりますが。

例えば、今日の服はめっちゃ似合ってるねとか、いつも通りイケメンやねとか、目が魅力的だねとか、そういった外見を褒めることは友好の意思表示をしているにすぎない場合が多いと思います。同性間であってもそういった内容のコミュニケーションを取ることがあります。

海外で日本の女性が軽いと思われているという話を聞くのも、実はこの文化の違いが誤解を与えているのかもしれません。ただ相手と良好な関係を築きたいから外見を褒めているだけなのに、誰にも彼にも声をかけて異性を追っかけているというように思われてしまっているのかもしれません。

アジアやアフリカの途上国では外見を褒めるということがどのように解釈されるのかは定かではありませんが、欧米の植民地であったりした影響で同じような解釈をする地域がある可能性は否定できません。

気があると取られたり、ハラスメントと取られたり、何れにせよ海外で外見に言及する際にはとても慎重になる必要があるようです。

かつろう

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途上国の統計データの集め方 .56

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途上国に関しての統計的なデータを収集するにはどうすれば良いかのでしょうか。

僕自身もこれを専業にしているわけではないので大したことは書けませんが、現時点で把握している情報検索方法をまとめてみます。

  • 国家のソース
    • その途上国の各省庁が発表しているデータを参考にすします。
      例えばカンボジアで観光関係の情報が欲しければ下記に行ってみます。
      Ministry Of Tourism Of Cambodia
      (http://www.tourismcambodia.org/mot/index.php?view=statistic_report)
    • また下記フィリピンのように統計局がデータを持っている場合もあります。
      Republic of the Philippines National Statistics Office
      (http://www.census.gov.ph/)
  • その他
    • CIA The World Factbook
      (https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/
      アメリカ中央情報局が出している情報。各国の情報がまとまっているます。
    • ウィキペディア
      ウィキペディア本文にある情報はもちろんのこと、一番最後にまとめてある外部リンクから参考になるソースを探すことが出来ます。
    • Google
      いわずとしれた大先生。

さて最後にまとめです。

まず途上国自身が出している統計情報ですがこれをそのまま鵜呑みにするわけにはもちろん行きません。情報の正確性に関しては疑う余地が多々ありますので、情報の取捨選択に慎重になりましょう。

また国際機関が出している情報に関してもそのまま全てを信じるわけにはいきません。例えばUNICEFが出しているガーナの情報を見てみましょう。
(http://www.unicef.org/infobycountry/ghana_statistics.html)

小学校の入学率(Primary school net enrolment ratio (%) 2008-2011)は84%となっています。中学の入学率(Secondary school participation, Net enrolment ratio (%) 2008-2011)は男性で51%、女性で47%とあります。少なくとも半数は6年生を卒業しているということになります。

実際にガーナの農村部で2年間活動をされた協力隊員の方にお話を聞きましたが、この数字に関してはとても違和感を覚えたとのことでした。活動をされていた地域では子どもも含めほとんどの方が識字能力を有していなかったそうです。そして子どもはほとんど学校に行っていなかったそうです。

ここで二つの仮説が成り立ちます。
一つ目はこの数字自体の信憑性が低いということ、もう一つは都市部と農村部との格差が大きく、例えば中学入学率が都市部ではほぼ100%、農村部ではほぼ0%、平均すると50%のような構造があるということです。

もちろん後者の格差もあるのでしょうが、現地に行かれた所感ではやはり数字に対しての違和感を覚えるとのことでした。

その方はそういった保健関係の統計データを集める為に足で稼いで聞いて回ったとのことでした。

統計データはマクロに物事を考えたり把握したりするのにはもってこいですが、やはりどこかで現実と離れる可能性があります。

統計データを参考にしつつ、実際のプロジェクトやビジネスを行う際には自らの足で稼ぐ生の情報をベースにするというのがバランスのよい情報の集め方ではないでしょうか。

かつろう

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怠惰なのは誰の責任?~貧困の原因と影響~ .54

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今日の英語の授業では貧困を取り上げました。
貧困の原因と影響を考えるという内容です。

●貧困の原因
さて皆さんは貧困の原因として何を思い浮かべますか

教育の欠如、病気、戦争・紛争、農業・農地の生産性の低さ、汚職、働き口の不足、宗教的背景等でしょうか。

1999年にナイジェリアで行われた調査結果を答えとして教えてもらいました。この調査は現地の人が考える貧困の原因だというところがポイントです。

病気や、アルコール、ギャンブル、農地の不足、作物や資産の破壊・消失などが挙げられていました。1位はなんだったと思いますか。1位はLaziness、つまり怠惰、なまけです。現地の人がこれを1位に上げたとういことに驚きを感じました

何故ならまず第一に、現地の人は自分たちを怠惰だと感じていないと想定していたからです。第二に怠惰だと感じていても、それを貧困の原因とは捉えていないだろうと考えたからです。

●貧困の影響
貧困の影響はどうでしょうか。

衣食住の欠如、死、泥棒、嫉妬、借金、子供の世代の貧困、教育の欠如、社会への無関心、等があげられています。もちろんこの原因と結果は循環します。教育の欠如は貧困につながり、貧困は教育の欠如につながり、そしてまた貧困を生み出すというように負のサイクルを形成します。

この中で注目したいのは16位に上げられた、Always at homeです。いっつも家にいるということです。お金がなくてすることがないからいつも家にいるということなのでしょう。

●怠惰の原因
貧困の原因の1位はLazinessとあげられていました。
怠惰とはなんなのでしょうか。仕事や勉強等やることをせずにぷらぷらとしたり、遊んだり、家で寝たりすることです。

怠惰とはどうして生み出されるのでしょうか。
個人の責任なのでしょうか。その人のやる気がないのが原因なのでしょうか。
この調査を見ていると社会背景が怠惰を生み出したという側面も浮かび上がると思います。つまりお金がなく、教育が受けられず、仕事がなく、その結果することもなく家にいる。そんな生活を10年、20年と続けていれば誰もが怠惰にならざるをえません。

カンボジアで現地の人たちの雇用創出・収入向上プロジェクトに携わっていた時に、毎日同じ時間に同じ場所に出てくるということがとても大変なのだということを学びました。我々は小学校から規則に縛られる生活をしているので、そういったことを当たり前として出来ます。しかしそういった生活を幼いころからしていない人にとってはそのような生活を送ることは並大抵のことではないのです。

●まとめ
途上国で活動を行うと、ややもすると現地の人を責めたくなる気持ちになってしまうかもしれません。なんでやってくれないんだ、あなたたちの為なのだから頑張るべきだ。そういう風に考えてしまうかもしれません。

そうならないように怠惰とは個人の責任だけではなく社会の責任が締める部分も大きいということを忘れずにいたいと思います。
彼らを責めずに最適な解決策を一緒に模索したいです。

相対すべきは怠惰な個人ではなく、怠惰を生み出す貧困なのです。

かつろう

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おススメTED紹介 その1~アフリカへの投資~ .53

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英語の勉強の一環としてTEDをよく見ているのですが、面白いと思う動画を紹介していきたいと思います。

今回は2007年に行われたアフリカに関する投資機会のスピーチです。
アフリカは様々な問題を抱えていますが、同時に多くの機会を持っています。

http://www.ted.com/talks/lang/ja/euvin_naidoo_on_investing_in_africa.html

【タイトル】
アフリカへの投資(Why invest in Africa)

【スピーカー】
ユービン・ナイドウ(Euvin Naidoo)
マッキンゼー&カンパニー、ハーバードビジネススクールといった名だたる経歴。フォーブスが選ぶ40歳以下の影響力があるアフリカの男性のトップ10にも選出される。南アフリカ出身。インベストメントバンカー。

【要約】
アフリカには投資の機会が溢れている。アフリカに投資をすることにより、アフリカに光を投げかけよう。

【内容】
アフリカと聞くと飢餓や汚職、虐殺やエイズ、奴隷等を思い浮かべることが多いだろうが、今アフリカには投資の機会が溢れているということをスピーカーは様々な数字や事例で実証しながら説明しています。具体的な内容としては以下をあげています。

(インフレ率)

  • インフレ率(2004年~2006年にかけて)
  • ザンビア:18%→9%
  • エジプト:16%→8.4%
  • ナイジェリア:16→8%
  • 南アフリカ、モーリシャス、ナミビアも全て一桁台

(アフリカで起こっている動き)

  • イギリスのコールセンターのオフショア先としてトップに選ばれている。言語と時差が少ないことも要因の一つ。
  • ベイン・キャピタル、KKR等プライベートエクイティファンドが南アフリカに進出し大手小売店などを買収している。
  • ナイジェリアは、ゴールドマンサックスの出したネクスト11(BRICSの次に発展が予想される11の国)のレポートで2020年に世界トップ10の経済規模になっていると予想されている。
  • アフリカはアメリカのオイル需要の18%を賄っている。ちなみに中東は16%。
  • CNBCが24時間アフリカのニュース専門のチャンネルを作った。
  • エジプトには28億ドルを投資して作られた、織物や石油化学製品の経済圏が発生している。
  • タンザニアでは化学肥料や殺虫剤を使わない有機栽培農産物の組合が出来て、国際市場に対して価格等の面で交渉を行えるような準備をしている。
  • ウガンダでは植林等をして森を再生させている企業が、二酸化炭素の排出権取引と絡めたビジネスをしている。

ではどのような部分に事業投資・金融投資の機会があるのかということに関しては下記のように言及しています。

(具体的な事業投資の機会)

  • 1億3500万人以上の人口を抱えるナイジェリアでは国の10%しか銀行のサービスが行きわたっていない。全国で700のATMしかない。
  • 情報通信産業も銀行業同様にカバーされていない地域が多い。
  • アンゴラでは90%の道路が舗装されていない。ナイジェリアでは70%が、ザンビアでは80%が舗装されていない。ちなみにこれにより輸送費・時間が必要以上にかかり、製品の最終価格も上がっている。

(株式市場のリターン)

  • エジプト:145%以上(2005)
  • ケニア:60%以上(2006)
  • ナイジェリア:40%以上(2006)
  • 南アフリカ:20%(2006)

(スタンダード&プアーズとムーディーズの国債格付け)

  • 10年前は数か国だけだったが、2007年現在では16か国が格付けを得ている。
  • ナイジェリア:BB-
  • 南アフリカ:BBB+
  • ボツワナ:A+
  • ブルキナファソ:B-

【所感】
スピーカーはアフリカには投資の機会が溢れているということを熱弁しています。そして投資によってアフリカを発展させ、様々な問題を解決していくことが出来ると思っているのではないかと思います。

しかし途中でyou can make money, you can lose money in Africa. But opportunities, they exist.  という言葉を使っています。そう、必ずしも儲かるとは言えないのです。エジプトの政変なども見ていると今後どういったような影響が民間市場に出るのか不透明です。
そして、個人的になぜかこのフレーズが好きです。

そしてアフリカをひとまとめに話すことは意味をなさないと言っています。つまり50を超える国々があり、1000を超える言語があるアフリカでは国によって状況がかなり変わるということなのです。確かにその通りです。以前、タンザニア・ザンジバル、ケニア、ルワンダ、ウガンダとたった4か国だけを旅しましたが、それぞれ全く違った歴史や文化を持っていました。

この多様性というのがアフリカに対してのキーワードになるのではないかと感じます。例えばビジネスにおいて“アフリカでBOP”を行うというだけではほぼ何も言っていないことに等しいのです。つまり、言語も風習も宗教も国によって全く違うということです。具体的にどの国で、何をどのように行うのかということを特定して考える必要があります。これはNPOセクターでも同様だと思います。問題を解決する際に特定の国の特定の問題にフォーカスを充てることが問題解決を促進する一つの手立てになるはずです。
もちろん各国の関係性や、複数国まとめて事業・プロジェクトを行うことによるシナジーは期待できるはずです。

しかしそれでも企業も個人も、アフリカを総称して語ってしまいます。何故なのでしょうか。
逆にアジアは総称して語ることもあるけれど、個別に国名や地域名で語られることが多いと思います。何故なのでしょうか。

これは恐らく情報があるかないかの違いではないかと思います。つまりアジアに関しては旅行や企業活動、マスコミなどを通して様々な情報が流入しています。だから個別具体的に国名を挙げて話し考えることが出来るのです。カンボジアでは縫製産業が盛り上がってきている、バングラディシュでは労働集約的な製造業が発展しつつある、ベトナムの成長率は凄い、タイはもはや途上国ではない、等々様々なことが話題に上がります。

しかしアフリカについてはどうでしょうか。エジプトと南アフリカ、モロッコが経済的に発展しているというくらいの感覚はあるでしょうが、それ以外のサブサハラ地域のアフリカはどうでしょうか。タンザニアの人口は?マラウイの首相は?ケニアの主要産業は?恐らく皆目見当もつかないと思います。僕もアフリカに旅出て、勉強中の今になってやっと少しずつ各国の違いやイメージをつかめて来ました。

スピーチの中でもGeorge Kimbleという写真家さんの言葉が紹介されています。
”The only thing dark about Africa is our ignorance of it”

まずは興味を持って知ること。情報を集めること。個人においても、企業においてもこれが全ての原点になると感じました。

この“アフリカの情報”というもの自体が一つの大きなopportunityになると個人的には強く感じています。

かつろう

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アフリカの大学の写真紹介:ケニア・ナイロビ大学、ウガンダ・マケレレ大学 .49

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今回はアフリカの大学のキャンパスの様子を紹介したいと思います。
写真が中心の記事になりますが悪しからず。

●ケニア・ナイロビ大学
まずはケニアのナイロビ大学。名の通り首都のナイロビにあります。
ダウンタウンからナショナルミュージアムへ向かう途中にあります。
街の中心地にあるのでアクセスはとても良いと言えます。

まずは入口。

校内の様子。

近代的なオブジェ

緑もかなりたくさんあります。

中国や韓国のプレートは発見出来たのですが、日本の痕跡はなし。京都大学のアフリカ研究所もあるらしいのですが発見は出来ず。

各建物の前には金属探知機を持ったガードマンが二人ずつ立っており、荷物確認をされます。形骸化していてかなり適当にやってますが、それでも少し窮屈さを感じました。

図書館の中も学生でないと入れませんでした。見学だけとお願いをしても断られました。

どこか良くも悪くも都会のドライさを持っている印象を感じました。

●ウガンダ・マケレレ大学
次はウガンダのマケレレ大学。
首都のカンパラにあるウガンダ一の大学です。

マケレレ大学の校章

校舎の印象を一言で表すと、広い!
車で移動する人もたくさんいます。

中央図書館。休館日の為残念ながら入れず。

校舎内の様子。
ムスリムの為のモスクも併設されていました。
今後日本でもムスリムの旅行者や留学生が増えればこういった施設が見られるかもしれません。
各建物にも自由に入ることができ、声をかけてくれる人もいたりとナイロビ大学に比べて自由な校風があるのかなと感じました。それはナイロビに比べると田舎のカンパラにあるからなのかもしれません。
校内はとても広く、すごくリラックスが出来る空気が全体に漂っていました。

●●●
●●
もともとケニアのナイロビ大学、ウガンダのマケレレ大学、そしてタンザニアのダルエスサラーム大学の三校は同じ学校で東アフリカ大学と言ったそうです。ダルエスサラーム大学にも行きたかったのですが時間の関係上今回は訪れることが出来ませんでした。
実は僕自身アフリカの大学の大学院に行くことも一つの選択肢として考えています。
実際に授業を受けたわけではないので、大学の質はわかりませんが
単純な訪れた感想としてはやはり予想以上にしっかりしているという印象です。
改めて書きたいとも思いますが、アフリカは上から下に援助する対象ではなくて
肩を並べて共に歩んでいく存在だと強く感じています。
一か月アフリカに滞在して強烈に痛感しました。
かつろう

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バックパックでの一人旅を薦める三つの理由 .48

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僕は大学の頃からちょくちょくバックパックで途上国を旅をしている。宿や旅程などは決めずに海外に出るのだ。本を読み、人に会い、旅をせよというが、このような旅をすることはとても貴重な経験になると思う。バックパックをして得られるものを3つにまとめてみた。

●判断力、決断力
まず第一に培われる能力は判断力ではないかと思う。毎日、毎時間決断に迫られるのだ。例えば空港に着く。空港で両替をすべきかどうか、するならいくらすべきなのか。レートは悪すぎないか。

そして空港から街に出る時もバスを使うべきか、タクシーに乗るべきか、そして値段は幾らが妥当なのか。その判断はもちろん手持ちの現金によっても変わるし、空港に到着した時間によっても決まる。到着が夜おそい場合は少しコスト高になってもタクシーに乗って出来る限り早く宿を取るべきだろう。

そしてタクシーの運転手は必ず宿を聞いてくる。そこの宿は今は閉まっているとかなんとか言って、自分の宿につれて行こうとするだろう。それも嘘と判断しなければならない。
目星をつけておいた宿に到着したとしても、例えば電気や水や鍵や従業員が信頼できそうか等を総合的に判断して、その上で価格交渉をしなければならない。

そして街を歩くにしてもその街の治安を肌で感じ取らなければならない。カメラは出しても大丈夫そうか、暗い路地に入らない方がよさそうか等は直感的に判断する必要がある。そして道に迷ったとしたら人に聞かなければならない。その際も教えてくれている道が正しいのかどうかを判断しないといけない。その人が信頼できるかどうか、その人が正解の事を言っているのかどうか。悪気はなくても知らなくて適当に答えることもあれば、わかっていて無意味に嘘をつく人もいる。いまいち聞いていることが信頼できない場合は複数人に聞いてみたりする。

そして陸路の国境や空港、街中などでお金をせびられたり、賄賂を要求されることもある。果たして彼らに払うべきかどうか。もちろん払わないに越したことはないのだが、身の危険や、入国拒否のリスク、時間を多大にとられる等、払う方が合理的と判断できる場合もあるだろう。

他にも詐欺的なことがよくある。小さい所ではタクシードライバーにぼったくられたり、お店でぼったくられるということもある。シルクを買わされることもあれば、高いツアーを組ませられることもある。もちろん中には正当なサービスのものもある。しかし往々にしてどこの国でも詐欺的なことには頻繁に遭遇する。そのたび、それを避け、看破する必要がある。

バックパックの旅は全てを現地で決めるからこそに判断と決断の連続なのだ。大きく決断誤れば場合によっては生命の危機にさえ直面する可能性もあるから真剣に考えて、直感を研ぎ澄ませるのだ。MBAにいくと判断や決断を勉強できるというようなことを聞いたことがある。だとすればまさにバックパックはMBAと同種の学びがあるのではないか。

●文物のリアルな知識・経験
二つ目に得られる大きなことは一次体験から得られる知識や経験だ。現代であれば途上国の情報は簡単にテレビやネットで得ることが出来る。しかし、一次情報でそれを得るのと何かを介した二次情報で得るのとでは大きな差がある。二次情報になった時点で誰かの、何かのフィルターを通しているのであって、それはリアルではなくなる。

ぼったくられた時の憤りと情けなさ、ガンジスのほとりで見た焼かれている遺体、焼けるような南米の暑さ、タージマハルの美しさ、ペトラ遺跡をバックバックを背負いながら登りきった達成感。全てを一生忘れることはない。忘れたとしてもそれらは体に染み込んでいる。

五感で感じて、血肉にする。

例えば途上国に関連したビジネスを行う上でもそのリアルな経験があるかどうかで直感や判断にずれが生じる可能性もある。今後途上国抜きで考えられるビジネスはどんどん少なくなってきている。そう考えればこの途上国を旅するという経験はもはや必須なものともいえるのではないか。

●孤独
三つ目は孤独だ。インターネットの普及により、途上国でも気軽に普段の生活と接触が出来るようになったとはいえ、それでも途上国で数週間過ごすと孤独を感じる。ネットがあまり通じない国もまだまだ多い。その中で孤独に浸ることが出来る。寂しさを満喫することが出来る。

孤独は良い。自分とゆっくりと向き合えるからだ。普段の先進国の生活では日々何かに追われて、いつも片手に携帯電話やスマートフォンがあっていつも気が休まらない。孤独を感じる暇がない。

そして孤独を痛感すれば日々の人のつながりの有難さを実感できる。当たり前に家族がいること。当たり前に無駄な話を出来る友達がいること。人の輪の中で支えられて生き永らえているということを理解できる。

僕自身大学の頃にインドに行ったのがバックパックの始まりだ。2週間の旅を終えたときはとてもとてもしんどかった。騙されて、せびられて、寂しくて、虫で眠れなくて、最後の街ムンバイに着いた時の安堵は忘れられない。やっと帰れると思った時の解放感は凄かった。もう二度と途上国にはこない。二度と一人旅なんかやらない。そう強く心に決めた。

しかし不思議なものでまた少しすると体がうずいてくる。旅をしたくて旅をしたくてしかたがなくなるのだ。これは今でも変わらない。知らない街へ、見たことがない景色へ、衝動が抑えられなくなる。

旅とは情熱なのかもしれない。

かつろう

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アフリカの奇跡 ~ルワンダの経済成長要因の考察~ .44

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皆さんはアフリカの奇跡という言葉をご存知だろうか。ルワンダでの経済成長を指して使われる言葉だ。

ご存知の方も多いかと思うが、1994年、ルワンダではフツ族によるツチ族への虐殺が行われた。当時の国民が約730万人で、その内80万人とも100万人とも言われる人数がたった100日間の内に虐殺されたのだ。国民の10人に1人以上が殺戮された計算になる。毎日1万人が銃やナタで殺されたのだ。想像を絶する数だ。戦争や侵略でなく、同国家内で起こったというところがとても痛ましい。隣人が隣人を犯し、殺し、隣人を殺すことを拒否すれば自分自身が殺される。家族で殺し合いを行わせ、最後は結局皆殺しにする。

今回は政府の罪やジェノサイドの起こった原因、国連のあり方などには言及しない。ルワンダに訪れた経験から、その虐殺後にアフリカの奇跡と形容される同国の発展の一要因を考えてみたい。

動乱を逃れて国外に退去していたツチ族による投資等が大きな一要因と言われている。それとは別に今回旅をしてみて感じたことは政府による管理の厳しさだ。その管理の厳しさが同国を安定せしめ経済成長を持続させている大きな要因ではないかと感じた。

具体的に例を三つ挙げたい。

一つ目は入国時の荷物検査についてだ。今回は陸路でウガンダからルワンダに入国したのだが、その際に持ち物を検査され、ビニール袋を全て取り上げられたのだ。バックパッカーにとっては日本のしっかりとしたビニール袋はかなり貴重だ。それを目の前でビリビリと破られ捨てられたのだ。幸い奥に入れていた袋は難を免れ全滅は免れたが、電子機器を全てひっくり返され適当に鞄にぶちまけられたのには少し参った。環境に対する配慮でこの施策を行っているらしい。確かにそう聞けば合理的であるとも取れる。持ち込みした後で極力捨てないようにと呼びかけたりしても効果は薄いと思われる。であればいっそ持ち込ませないという方が効果的だ。

二つ目はバイクタクシーについてだ。首都キガリではたくさんのバイクタクシーがある。このバイクタクシー自体はカンボジアなり多くの地域で見ることが出来る。しかし他の地域と違うところは後ろに乗る客もフルフェイスのヘルメットを着用しないといけないことだ。しかもこの着用をしっかりと運転手が行ってくるのだ。カンボジアなどでは運転手自体もつけているか怪しい。時には警察の検問の前だけ被るというようなこともある。しかしルワンダでは運転手も客も皆きっちりとヘルメットを着用しているのだ。

三つ目は“ムガンダ”についてだ。ある朝バスターミナルに行ってみると全く機能していない。全てが止まっている。バスターミナルだけでなくて街中が全てストップしているのだ。あれだけいたバイクタクシーが全く見えない。辻々には制服を着た警察官が立っており何やら人々を見張っているようでもある。その警察官や周りの人に聞いてみると、その日は月に一度のコミュニティワークなのだという。それをさしてムガンダというらしい。例えば地域の清掃を行ったり、ボランティアを行ったりする日らしい。結局全ての仕事が午前中はストップしており、午後になるとゆっくりと再開していった。このような強制的な管理をきっちりと行っているということからは少し怖さも感じた。全ての人を強制的にコントロールするということに違和感を感じたのだと思う。

このような政府による徹底した管理体制というものがアフリカの奇跡を生み出しているのではないか。国民の10%以上を虐殺で失うというところから国を建てなおす為にはある程度の管理やコントロールも必要なのだろうと感じた。

やがて国の傷も癒えてきたならば、ルワンダに広がるなだらかな丘のように、緩やかな政府になれば旅行者も国民もより安心して生きてゆけるようになるのではないかなと思う。

かつろう

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ケニア・キベラスラムレポート .43

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皆さんはスラムと聞いてどのような印象を受けるでしょうか。
お金がない貧乏な人たちが集まっている所、仕事がない人たちがいるところ、僕はそんなイメージを持っていました。

もちろんスラムは都市に比べると生活水準が低い人が暮らしているのは間違いありません。しかし単に貧乏な人たちが住む街というだけの認識では足りない部分が多くあります。そんなスラムの現状をお伝え出来ればと思います。
今回はケニアの首都ナイロビにあるキベラスラムに行ってきました。

ケニアと言えばサファリが有名ですが、少し値が張り、また遊学という観点からもあまり気が進みませんでした。

スラムを見学したいなと思いながら街をプラプラ歩いていると声をかけてくる客引きがいました。そう、サファリ・ツアーへの客引きです。後で聞いたことですが、一人をサファリ・ツアーへ勧誘できると4000ケニア・シリング(100円=約85ケニア・シリング)を得ることが出来るらしいのです。5人の団体を紹介出来れば20000ケニア・シリングが入るというわけです。

サファリに行くつもりはなかったので、キベラスラムはどうかと聞いてみました。キベラと聞いた瞬間彼は大きな笑顔を作りました。実は彼、ジャレッドはキベラスラムの出身だったのです。ちなみに今はマジャンゴ・スラムというところに近くに引っ越しているらしいです。

ガイド料は1500ケニア・シリングで折り合いをつけ、そのままの足でマタトゥという乗り合いバスでキベラスラムに向かうことになりました。ちなみにこの1500ケニア・シリングは全て彼の懐に入ります。

まずスラムの入り口付近にあるHIVポジティブの人をエンパワーメントしている人の所に案内してもらいました。彼女は小売店を営んでおり、HIVポジティブの人が作ったアクセサリーの販売等をしていました。

キベラスラムの人口は80~100万人と言われています。アフリカで2番目に大きなスラムらしいです。ちなみに一番大きなスラムは南アフリカのヨハネスブルグにあるソウェトというスラムです。例えば僕の出身県、滋賀の人口は139万人で、鳥取の人口は58万人です。そう考えると如何に多くの人が住んでいるかがわかります。スラムドック・ミリオネアの舞台になったインドのムンバイにあるダラヴィというスラムも100万人の人が住んでいると言われています。ダラヴィもそうでしたがこのキベラスラムの中にも学校が4つあります。100万人が住み、学校があり、教会があります。スラムは巨大な都市としての様相も持っているのです。

この100万人の内、約20%の人がHIVポジティブだという統計があると教えてくれました。スラムでのこの問題の根は深そうだなと感じました。

次に案内してくれたのは町工場でした。お土産物を作る工場です。モーターで回転する切削機等を使用してアクセサリーを形作り、それに色を付けたり紐を通したりします。10人程度の小規模なものでしたが、しっかりとした電動の機械類で仕事をしていました。

スラムは安価な労働力を獲得できる工場という側面も持っています。例えばムンバイのダラヴィスラムにも多種多様な工場があり、周辺の地域の農民は農閑期にこのダラヴィスラムに出稼ぎに来たりしています。スラムには工場があり、工場があり、人が仕事をしに来たりするのです。

スラムの家々は土壁で作られたものもありますが、大部分は茶色い等のトタンを組あげて作られています。天井も、壁もとたんで覆っています。このキベラスラムの家賃は月に1500ケニア・シリングほどらしいです。皆ただで住んでいるわけではなく家賃を払ったりしているのです。ただし、電気や水道はありません。水は10リットルくらいの1タンク10ケニア・シリングで購入します。

少し歩き、音楽が大音量でガンガンかかっている家の角を折れ、ジャレッドは小路に入っていきました。少し休憩をするというのです。彼はそこでマリファナを買い、吸い出しました。都市部ではセキュリティの関係などが色々面倒で価格も高いが、スラムでは安くて、自由だと彼は言います。周りの人からの視線が少し痛かったです。観光客を連れてきていいのかということを話しているようですがジャレッドが顔役的な部分を持っていて何事も起こりませんでした。

そして次はキベラのビールを飲みに行こうと地元の人たちがたむろする飲み屋に連れて行ってくれました。そこでは砂糖とトウモロコシとウィンビ(これはスワヒリ語で結局何かわからなかった)というものでこの飲み屋で作ったジャンガというお酒を出してくれました。スピリッツのような透明で度数がとても高い酒でした。ジャレッドはアルコール類を全てビールと呼ぶようです。そこにいた10数人全員にお酒をふるまうことに。彼の顔もあるのでこれは断れなかったです。800ケニア・シリングの出費でした。

キベラスラムの中にはこのようにお酒の製造以外にも様々な仕事がありました。木を切ってくる人、その木から木炭を作る人、その木炭で火をお越しポテトフライ等を作って売る人。面白かったのが映画館です。小屋の中にテレビを置いて、そこで映画を放映しているのです。一本20ケニア・シリングでした。他には携帯電話の充電屋などもありました。

スラムは実際、ゴミが山積みされていたり、マリファナがあったり、という負の部分も確かに多いです。貧困がそこここに漂っています。しかし単に一つの側面でしかありません。学校があり、教会があり、仕事があり、人々の生活がそこにはあるのです。
“ハーワーユー”と笑顔で声をかけてくれる子どもたちがいます。

ビジネスを行うにせよ、国際協力を行うにせよ、彼らスラムの人々が重要な一つのプレーヤーになる可能性は大いにあるはずです。例えばナイロビの人口400万人の内の100万人がキベラスラムに住んでいるのです。他のスラムに住んでいる人の数も考えればこのスラムの人口はとても無視できる数字ではないのです。
そして格差が今後広がっていくことを考えれば、やがて日本にもスラムが出来てくるかもしれません。

以上簡単なキベラスラムリポートでした。
是非海外に出られる際はその国のスラムに訪れることをおススメします。単なる観光地では見れない人々の生活を垣間見ることが出来ます。ただし一人で入っていくのはとてもリスクが高いのでツアーに参加するか、ガイドを雇うか必ずしてください。

●参考:http://www.realitytoursandtravel.com/tours/slum-tours/ ムンバイのダラヴィではこのスラムツアーに参加しました。NGOが運営しており、とても素晴らしいツアーでした。インドで受けた中で最もよかったサービスでした。)

スラムの風景

HIVサポートを行っている所

町工場

飲み屋

キベラのお酒ジャンガ

携帯充電屋さん

世界一安い?映画館

かつろう

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ウガンダの世界遺産Kasubi Tombsの収支とガイドの収入 .42


首都カンパラにあるウガンダの唯一の文化世界遺産、Kasubi Tombsに行ってきた。ウガンダはいくつかの王国からなり、その最も大きな王国がブガンダ王国で、その歴代の王様のお墓があるのがここだ。

ガイドをしてくれたのはこの写真の右側に移っている彼。
写真を撮り忘れて彼が移っている写真はこれしかないのでご容赦。

実はこのカスビ・タンブ、2010年にテロリストの攻撃にあい王の墓が全焼し、今現在ユネスコの協力によって再建作業が行われている途中なのだ。メインの墓がなかったのは少しさみしかった。

●ガイドの収入

さて彼の収入を聞いてみた。固定給の月収は250$。

彼はウガンダで2番目にいい大学であるKyambogo Universityのツーリズム専攻を出て、ここに勤めている。ちなみにカンパラで一番いい大学はマケレレ大学なのだが、彼曰くマケレレ大学は理論に偏り過ぎているとのこと。
Kyambogo Universityは理論と実践のどちらもバランスよく行うので実際の就職には強いらしい。確かに彼の英語の説明はとてもわかり易く聡明さが感じられた。おじいさんは日本のウガンダ大使館で働いていたこともあるという。良家の育ちと聞いてなるほどと思った。

そしてこの世界遺産の中で売られている、樹の樹皮の上に書いたペイントは彼が書いたものもあるという。そして自分が書いたものが売れた場合は自分の手取りになるとのこと。大きさによって違うが1枚2~5万ウガンダシリングくらい。(1$=約2600ウガンダ・シリング)
その副収入を合わせると$300~400くらいの月収になるのだろう。

●観光収入

観光客は入場料として2万ウガンダ・シリング(約800円)を支払う。芳名帳をめくってみたが、一日で多くてもせいぜい10人くらい、少ないと3人という日もあるくらいだった。あまり観光客が訪れるわけでもないみたいだ。団体客も来る可能性があることを考えると日平均7~8人くらいだろうか。

7.5人×2万ウガンダ・シリング×30日=450万ウガンダ・シリング。
これを$1=2600ウガンダ・シリングで考えると月に約$1730の収入になる。

もちろん彼のようなガイドが複数人いるわけで例えば4人いただけでも$1000になる。そして受付を担当している人もいたりするので人件費だけでも下手をするとトントンか赤字になる。そしてさらに各種維持費も掛かるわけだ。

もちろん文化的な価値を鑑みての赤字経営はあり得る。多くの人にウガンダの文化を知ってもらうという意味を大きいと思う。しかしそこに税金や助成金を多く投入することには少しの違和感を覚える。黒字で経営出来ればなお良いのではないか。

入場料を今の倍の4万シリング、約$15にしたとしても収益は増えるように思われる。他にカンパラの街に目立った観光スポットもないのだからこのくらいは出せるはずだ。そうすれば収支のバランスも良くなるだろう。

●王家の墓と農作物

ちなみにこれが王の親類の墓。王は屋根つきの建物内に安置されるが、その家族はこのように野外に埋葬される。

そしてその奥に見えるのが周囲の人が育てている農作物である。そう、王の墓の敷地内で周辺住民が農作業を行っているのである。ウガンダの王室の事は全くしらないが、これは王室と市民の距離の近さを表しているのかなと思った。

襲撃にあったりもしてはいるがやはり長きにわたって王室が保たれているというのはそれなりの理由があるのだろうなと感じた。

かつろう

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